●ヒラノの演劇徒然草●
ニュースでもお伝えしましたが、11月6日にミュージカル『モーツァルト!』が開幕しました。
その前日に行われた会見のこぼれ話です。
日本でも大人気のウィーン・ミュージカル、今回は4演目です。
この日はモーツァルトパパ・レオポルト役の市村正親さんのペースで会見が進行しました。
「みんな朝早いからね。ハイ! 柔らかくね! 柔らかい雰囲気が出ると、楽しそうだなって伝わるからね!」と若いキャストたちにハッパをかける市村さん。ムードメイカーです。
そして「3年前(前回公演)は普通の父親だったんですが、今は"本物"の父親です。記者の皆さんが質問する前にこちらから答えてしまおう! 時間の短縮にもなりますからね(笑)」と実生活で父親になったことを踏まえたコメントを先手打って話すものの、「お子さんは(モーツァルトのように)天才肌になりそうですか?」などの質問が記者から集中すると「俺のことはもういいよ...」と苦笑しながら市村さん、
インタビュアーの真横の位置から、こちらに逃げちゃいました。
さてそんな仲よさげなカンパニー。
コロレド大司教役の山口祐一郎さんも「今ご覧になったように本当に素敵なチーム。素敵な舞台が始まります。ぜひ劇場へ足をお運びください」とご挨拶。
前回公演に続いて、モーツァルトの妻・コンスタンツェを演じる島袋寛子さんは
「(2回目なので)余裕が出来た......というか、前回より落ち着いて見れて、色々と感じることも出来ているので、今楽しんでます。SPEEDのみんなも観にきます! 前回も来てくれたのですが、今回はたくさん来るって言ってくれてる子もいるので、楽しみ」とのこと。
そして主役のヴォルフガング・モーツァルトはこのふたり。
4度目のヴォルフガングとなる井上芳雄さんは「育三郎君をはじめ、初参加の方もキャストの中にはたくさんいますし、今回のオンリーワンの『モーツァルト!』がお見せできると思う。あとはお客様が劇場に入ってくださって初めて完成、そこからスタートすると思ってますので、すごく楽しみにしています」と心境を。
今回、初参加の山崎育三郎さんは「すごい緊張の中でずっとやってきたんですが、稽古では井上さんはじめ皆さんが温かく見守ってくださった。最高の作品になったんではないかと確信しています」と話してくれました。
すでに私も山崎ヴォルフガングを拝見しましたが、やんちゃな可愛らしさがあり、素敵でしたよ!
東京・帝国劇場公演は12月24日(金)まで。
1月8日(土)から25日(火)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホール、その後1月29日(土)・30日(日)に石川・金沢歌劇座でも上演されます。
チケットは発売中です。
【おまけ】
2007年公演の際の会見ニュース。うむ、懐かしい。