『レ・ミゼラブル』大千秋楽カーテンコール レポート! 2015年上演決定も

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■新演出!『レ・ミゼラブル』2013■


4月23日のプレビュー公演から始まり、約7ヵ月続いた2013年版『レ・ミゼラブル』が本日、11月27日に帝国劇場で大千秋楽を迎えました。
新演出版でのリニューアル上演となった、今回の『レ・ミゼラブル』。
プリンシパルからアンサンブルに至るまで、ひとりひとりが熱く、すべてのキャラクターが光り輝いていた、素敵な作品でした。
劇場は連日大盛況、完売御礼の公演回も数多く、そんな反響にも、この舞台の素晴らしさが出ているかと思います。
そしてファンの方に朗報です!
この大千秋楽カーテンコールの場で、『レ・ミゼラブル』2015年春、帝国劇場での上演が発表になりました。
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特別カーテンコールは、おなじみ、テナルディエ役の駒田一さんと、マダム・テナルディエ役の森公美子さんの進行で行われました。
まずは、この千秋楽のステージに立ったプリンシパルの皆さんのご挨拶です。
最初に駒田さん自身の「まずは、この作品に約10年、頑張って頑張って裏でみんなを引張っていた、テナルディエ、駒田一!」という紹介から、「...ただいまご紹介にあずかりました...」と始まった駒田さんの挨拶です。
「俳優、役者、芝居というのは点数がつけられない、終点がない仕事です。今回も、まだまだやり残したことがある、まだまだひらめくことがあるな、そんな思いでした。もし許していただけるのならば、役者生命が終わるまで、この『レ・ミゼラブル』、テナルディエを全うしたいと思います」

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続いて、コゼット役、若井久美子さん
「約1年間、『レ・ミゼラブル』漬けの毎日でした。その毎日が発見の連続で、私にとってとても価値のある1年間でした。物語をご覧になった皆さんの中で、最後にコゼットは希望の光として残っていると思うのですが、私にとっても落ち込んだときや悩んだとき、コゼットという存在の芯の強さや温かさがいつも私を後押ししてくれていました。回を重ねるごとにコゼットを愛する気持ちがどんどん強くなって、今は本当にコゼットに尊敬の念を抱いています。
舞台を支えてくださったたくさんの方に支えられて、今ここに、舞台に立てています。感謝の気持ちを忘れずにこれからも精一杯精進していきたいと思います」
とご挨拶でした。

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駒田さんに「とっても熱い男です。ただこういうトークになると若干テンションが低くなるのが心配です...」と紹介された、アンジョルラス役 上原理生さんは、案の定(?)低いテンションで「思い起こせば...」としゃべり出し、駒田さんに「テンション低い!あげなさい!」。
(といってもこのくだり、駒田さんと上原さんの間で事前に打ち合わせていたようです・笑)

気を取り直して「思い起こせば昨年の今日のあたりは映画の『レ・ミゼラブル』のイベントの稽古をやっていました。本当に丸1年、この『レ・ミゼラブル』という作品に携わっていました。ここまで来るのに本当にさまざまなことがあって、ありすぎて、ひとことでは言えないんですが、ただひとつ、本当に感じているのは、役者としてこの作品とカンパニーに携わることができたこと、アンジョルラスとしてABCの友のメンバーと最後まで戦いぬくことができたことを本当に嬉しく思っています」と感謝の言葉を口にする上原さんでした。

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続いて、マリウス役の山崎育三郎さん
「終わってしまったことがまだ信じられなくて、明日もまだ公演があるんじゃないかという気持ちです。僕は本当に『レ・ミゼラブル』が大好きで、いつかマリウスをやりたいと思い、19歳のときにオーディションを受けて、それからずっとマリウスをやらせていただいています。そして今年、リニューアルした記念すべき年にまたマリウスとしてこのステージに立てていることが本当に幸せです。この7ヵ月間、ここにいるカンパニーのみなさん...本当にひとりひとりとハグしたいくらい、本当にみんな頑張ってきていて、ひとりひとりがこの舞台の主役だと思うし、それぞれが本当に命がけで毎日ステージに立って、今日に向かってみんなで歩いてきました。明日からまたみんなバラバラの生活になってしまいますが、多分一生忘れない時間をこの2013年に過ごすことができました。『レ・ミゼラブル』は永遠に続くと思いますので、皆様これからも『レ・ミゼラブル』を愛してください」と、愛情いっぱいのご挨拶。

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エポニーヌ役の笹本玲奈さん
「これだけ長い期間ひとつの作品を続けるというのは、スタッフ・キャストが一丸となって心をひとつにしてやっていくことが一番大切。こうやって笑顔で千秋楽を迎えられたのも、皆がいつでも心をひとつにして、お互いのことを思いやりながらやってきたからこそで、いろんなことを乗り越えて今日無事に千秋楽を迎えられたんだなと本当に胸がいっぱいです。今回は完売の日がずっと続いていたそうで、お客さまにもたくさんこの作品を盛り上げてくださったなと心から感謝しています。ありがとうございました」と話します。

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ファンテーヌ役の知念里奈さん
「この新生『レ・ミゼラブル』、皆さんがどんなふうに受け入れてくださるのかと不安の中に始まりました。試行錯誤しながら、お客さまの反応をいただきながら、新生『レ・ミゼラブル』の一歩を踏み出せたのではないかなと、この千秋楽の舞台で嬉しく思っております。今回は本当に色々なことがあったのですが、やりながら強く思ったのは、やはりジャン・バルジャンのように私たちは悔いて改めなおせば、みんなやり直すことができるんだということ。これからもこの作品のメッセージを胸に一生懸命生きていきたいと思います」
..."重み"のあるご挨拶が続きます。

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今回のキャストの中では、『レ・ミゼラブル』とは一番長いお付き合いでしょうか、マダム・テナルディエ役の森公美子さんは、
「私は1997年から参加させていただいていますが、何よりも感謝するのは、こうして『レ・ミゼラブル』を愛してもらえるお客さまがいるということ。本当に感謝申し上げます。その影には、10月25日にご逝去されました岩谷時子先生という、この『レ・ミゼラブル』の歌詞をすべて作り上げた方がいらっしゃいます。岩谷先生の歌詞があまりに素晴らしく、だから皆さまに25年たっても愛される『レ・ミゼラブル』が出来上がったんだと思います。そして新生『レ・ミゼラブル』でも岩谷先生の歌詞がまったく消えることなく生きています。天国にいらっしゃる岩谷先生に感謝を申し上げるとともに、こうして25年間も続いている『レ・ミゼラブル』がみなさまに、これからずっと長い先も愛される作品であるといいなと心から願っています」と涙ながらに話していました。

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ジャベール役の川口竜也さんは、今回、初のプリンシパルでした。
「この1年、僕は本当にたくさんの事を学ばせていただきました。ひとつの役をこの長い時間やりきるということの責任の重さ、プレッシャーは、自分が初めて感じることで、想像をはるかに超えたものでした。体力、技術面、それにメンタルもそうでした。つらいことも色々ありましたし、萎えそうになったこともありましたが、そんな時、一さんや公美さんや光夫や、たくさんのスタッフ、みんなに助けていただいたから今、僕はここに立てています。皆さんに感謝をしたいと思います。
そしてここにこうして来て下さるお客さまがた、本当にありがたく思います。この1年、自分が少しは成長できたのかなと思います。その成長をこれからの自分の役者としての人生に活かしてしっかり生きていきたいと思います」と力強い決意を話します。lesmiz2013_1409.JPG
こちらはアンサンブルキャストの皆さんです。lesmiz2013_1410.JPG
代表してグランテール役の丹宗立峰さん
「アンサンブル、今回47人いたんですが、果たして何通りの組み合わせがあるんだろうと数えてみたら、2516万5824通りあるんです。そんな宝くじに当たるより難しい確率を毎回やってることは、本当に奇跡。さらにプリンシパルの方々の組み合わせを足すと数え切れないくらいになります。本当に毎公演、奇跡の中でみんなで今日はこうしてみよう、ああしてみようといろんなことを話し合いながら、毎回初日のような新鮮な気持ちでこの7ヵ月過ごさせていただきました。ありがとうございます。最後にみんなで一緒にお礼の言葉を言いたいと思います」とお礼を述べ...

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丹宗「すべての皆さま、7ヵ月間本当に」
全員「ありがとうございました!」

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最後に、ジャン・バルジャン役の吉原光夫さん
「本当にもう何も言う事がないくらい、無という状態。本当に終わってしまうんですね。良かったと思いながらも寂しいと思ってしまうのですが、まずは感謝を。この劇空間に存在しているすべての人、遠くから応援してくれるすべての人に改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。
ジャン・バルジャンは、本当にコゼットやマリウス、ファンテーヌがいることが彼の生きる糧になって、先に進んでいけて、幸福のもとで死んでいった。その彼の人生を演じさせていただくと、今は気付かなくても自分のまわりに愛を注いでくれる人というのはたくさんいるんだなと思います。もしかしたらミリエル司教のような人に俺は出会っているかもしれないのに、ジャン・バルジャンと違ってそれを転機と捉えられなかったこともあるのかもしれません。僕は、そして演劇に関わる人たちは作品によって成長していかなくてはならないので、必ずまわりに出会った人から愛をもらったら愛を返したい。そして最後の歌詞ではないですが、誰かを愛していればきっと神様のお側にいけるんじゃないかな、温かいところにいけるんじゃないかなと思うと、本当に胸が高鳴ります。
実は震災が僕にとっては、この作品をやる意味、意思に繋がりました。何もできない自分がそこに存在していてすごくきつかった。そして何が自分にできるのか、この作品を誠実に毎日こなすということが僕の義務であり責任なんじゃないか、そう思い至って今日までやってこれた。いつも最後に「民衆の歌」を歌うとき、天国からそういう人たちが一緒に歌ってくれているような気がしてしまって、僕の力(で歌っている)というより天国から幸せそうな顔で見ている人たちがこの劇場に降りてきているような気がして本当に助けられています。
最後に震災にあわれた方にお悔やみとお見舞いと速やかな復興をお祈りをいたします」と真摯に話していました。lesmiz2013_1415.JPG
2011年、震災が起きた年に帝国劇場では『レ・ミゼラブル』を公演していて、吉原さんはその時もバルジャンとして出演していました。
主役としてカンパニーをひっぱった吉原さんには、キャストからも大きな拍手が贈られていました。

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皆さんのご挨拶を受け、駒田さんがこの『レ・ミゼラブル』は永遠に続いていくと思います」と総括。



そしていったん幕が下りたあと、駒田さん、森さん、そして前日までに千秋楽を迎えていた子たちを含め、子役が全員登場!lesmiz2013_1421.JPG
代表して、ガブローシュ役の加藤清史郎君がご挨拶。
「本日はお忙しい中お越しくださいましてまことにありがとうございます。思い返せば本当に去年の今頃、10月に、僕たちは子役のオーディションを受けました。その頃からいま1年ほどたって、5センチから10センチ伸びた子もいます。身長が大きくなるごとに体重も多くなるわけですが、その僕たちの成長を抱っことか肩車とか...支えてくださった皆さんに感謝したいと思います。キャストの皆さんだけではなく、衣裳さんは毎回毎回地方に行くたびにいろんな子の裾や丈を直してくださいましたし、小道具さんは小さくなった靴を新しくかえていただきました。皆さんに感謝です。
僕たちはこれからも大きくなるので、もうこのガブローシュ、リトル・コゼット、リトル・エポニーヌをやることはできないかと思います。でもみんな、『レ・ミゼラブル』に戻ってきたいよね!」
で、大きくうなずく子どもたち。
「...みんな『レ・ミゼラブル』に戻ってくるためにどんどん大きくなります! 今、この帝国劇場にみんなで立っているということが、何よりも幸せです。ありがとうございました!」
という素晴らしい挨拶でした。

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駒田さんと森さんも
「素晴らしいですね」(駒田)
「大人の挨拶でしたね」(森)
「誰よりも大人でした...」(駒田)
とコメント。
そして、ここで駒田さんの呼び込みで、再度幕が開くと、
11月帝国劇場凱旋公演オールキャストが登場!!

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78名、ひとりも欠けることなく全員出席です。しかもみんな扮装姿
客席からもこの日一・二番の大歓声&大拍手です。
そして、全キャストの大迫力で、『ワン・デイ・モア』が披露されました。
ジャン・バルジャン役、吉原光夫さんと福井晶一さん。lesmiz2013_1432.JPG
ジャベール役、川口竜也さんと鎌田誠樹さん。

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ファンテーヌ役、左から里アンナさん、和音美桜さん、知念里奈さん。

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マリウス役、田村良太さん、原田優一さん、山崎育三郎さん。

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アンジョルラス役、杉山有大さん、上原理生さん、野島直人さん。

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マリウスとアンジョルラスは仲良く一本のマイクを使い分け...。

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コゼット役、青山郁代さん、磯貝レイナさん、若井久美子さん。

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エポニーヌ役、笹本玲奈さん、平野綾さん、昆夏美さん、綿引さやかさん。

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テナルディエ役、駒田一さん、KENTAROさん、萬谷法英さん。

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マダム・テナルディエ役、森公美子さん、浦嶋りんこさん、谷口ゆうなさん。

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皆さん本当に素敵な表情で、歌っていました。


そしてジャン・バルジャン&ジャベールを演じた福井晶一さん

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「東京、博多、大阪、名古屋、そしてまた東京で、2013年新演出版『レ・ミゼラブル』、全国各地で連日大盛況、そして毎日満員御礼というたいへんありがたい状況の中、本日無事に大千秋楽の日を迎えることができました。本当に好評をいただいて、観たいのにチケットが取れないというお話をたくさんいただきました。
そこで...!」
さらに吉原さんと声を合わせて
「『レ・ミゼラブル』、2015年春、帝国劇場での上演が決定いたしましたー!」
と、新演出版の再演発表です!
やったー!のポーズのWバルジャン。

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大看板も登場です。

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森さん曰く、「まだ誰が出るのかはまだ決まっていないんですが。これからまたオーディションが始まるというわけですね」とのことですが、また、2015年に『レ・ミゼラブル』に会えることは、決定です。
駒田さんからも「ぜひ、2015年春、この帝国劇場でお待ちしております!」の言葉。
そして最後はやっぱりこの曲、
全員で『民衆の歌』を歌い、大千秋楽特別カーテンコールは終了しました。

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2015年春、まだまだ先のようですが、きっとあっという間に来てしまうのでしょうね。
楽しみに待つことにしましょう!
このあと、福井さん、吉原さん、川口さん、駒田さん、森さん、加藤君の囲み取材も行われました。
そちらも後ほどレポートいたします。
取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)

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