2013年4月12日アーカイブ

チケット情報はこちら

4月13日(土)よりKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて開幕する『耳なし芳一』。

この作品は、日本文学の限りない可能性にチャレンジする、KAAT神奈川芸術劇場のNIPPON文学シリーズ第3弾として上演するものです。
芸術監督の宮本亜門さんが今の日本を思って選んだのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が書いた物語。

演出を宮本さん、劇作・脚本をタカハ劇団の高羽彩さんが担当し、キャストには、山本裕典さん、安倍なつみさん、益岡徹さんほか宮本さんが信頼を置く顔ぶれが揃いました。

開幕はいよいよ今週末です。

どんな作品になるのか気になっている方も多いのでは?
そこでげきぴあでは、この舞台にかける意気込みを語った山本裕典さんのインタビューをご紹介いたします。

☆インタビューは公演を主催する劇場の会報誌「神奈川芸術プレス」(4、5月号)に掲載されたものです。

~~~~~以下、会報誌より~~~~~~miminashi yamamoto.jpg
舞台への挑戦は、自分をみつめ直す大切な時間
宮本亜門演出『耳なし芳一』に出演

テレビドラマや映画での華々しい活躍に負けず劣らず、舞台の上をも颯爽と駆け回り、観る者を惹きつける人気俳優・山本裕典。強い印象を残したのは演劇界の巨匠・蜷川幸雄とタッグを組んだシェイクスピア作品への挑戦だった。「成長の手応えを実感できた」と語る彼の次なるステップは、KAATのNIPPON文学シリーズ『耳なし芳一』の舞台。演出を手がけるKAAT芸術監督・宮本亜門との初の出会いを前に、これまでの、そしてこれからの舞台にかける熱い思いを聞いた。

チケット情報はこちら

4月13日(土)よりKAAT 神奈川芸術劇場にて上演される『耳なし芳一』。
 
開幕を控えた某日、プレゼント企画で当選したチケットぴあ会員のみなさまが、緊張感溢れる稽古場を訪問しました。


日本文学の限りない可能性にチャレンジするKAAT神奈川芸術劇場のNIPPON文学シリーズ。
第3弾である『耳なし芳一』は、誰もがこどもの頃に触れた「怖い話」。
演出する宮本亜門さんは一体どんな舞台に仕上げるのでしょう。

稽古場見学会当日は、芳一役の山本裕典さん安徳天皇役の安倍なつみさんによるパペットを使用したシーンの稽古。安徳天皇が魂の叫びを芳一にぶつけるシリアスなシーン。
安徳天皇を表すパペットの動きを細かくチェックし、何度も稽古を重ねていきます。

4N8A0582.jpg

チケット情報はこちら

4月12日(金)に開幕する「4月日生劇場ドラマティックステージ ピーターズレヴュー/越路吹雪トリビュート」の公開舞台稽古と囲み会見が11日(木)、東京・日生劇場にて行われました。

水谷八重子と池畑慎之介☆が敬愛する越路吹雪にトリビュートを捧げるこの公演。

第一部は「還暦なんてブッ飛ばせ」と題し、ピーターが歌い踊る『ピーターズレヴュー』。
第二部は語りと歌で越路吹雪に捧げる『越路吹雪トリビュート』。

水谷八重子が越路吹雪の想い出を語り、池畑慎之介☆が「愛の讃歌」「サン・トワ・マミー」「ラスト・ダンスは私に」などの越路メドレーを7曲熱唱します。


《囲み会見より》
右:水谷八重子、左:池畑慎之介☆
S08_0242_350.jpg

『レ・ミゼラブル』を語る! 後編

| トラックバック(0)

チケット情報はこちら

■新演出!『レ・ミゼラブル』2013■


前回に続き、ぴあ社内レミゼファン&レミゼ関係者が集まっての座談会です。
レミゼ好きが好き勝手を言っているだけ!?
お楽しみいただければ、幸いです。

part1はコチラ


★ご注意★
※ストーリーに触れています。ネタばれを気にする方はご注意ください。
※文中、俳優さんの敬称有無が入り乱れていますが、トークレポということでご了承ください。
※ぴあスタッフの勘違い・思い込みがありましたら、ごめんなさい...。
 

◆ガブローシュ・エポニーヌ問題

平野
「マリウスの手紙があるでしょ、コゼット宛ての。あれを映画ではガブローシュが届けてますが、舞台版はエポニーヌが届けるの」

戸塚「エポニーヌが男の子の格好をして届ける。それがガブローシュになってしまって」

「あれ、なんでだろうね!だって、好きな男のラブレターを自分が届けなければいけないって、すごく切なくていいシーンなのに、ねえ...」

平野「そこで、バルジャンとエポニーヌが出会うわけです。コゼット宛ての手紙をバルジャンが受け取る。映画版ではそれがガブローシュにスライドされたから、バルジャンとエポニーヌが出会っていないんです」

「だからラストシーン、迎えに来ないんだよね」

平野「そう。一番最後、バルジャンが死ぬとき、舞台ではファンテーヌとエポニーヌがお迎えにくる。そこがファンテーヌだけだったじゃないですか。あ、あと司教様がちらりと登場しましたが」

廣瀬小倉「エポニーヌ、バルジャンと接点ないからかー」

戸塚「バルジャンの前にエポニーヌが幽霊で出てきても「あなた誰?」ってなっちゃうからね」

平野「でもそこで迎えにくるところの女声二重唱がすごくキレイなんですよね」

戸塚「そうそう、♪行きましょう~♪ってね。女性のふたりの綺麗なハーモニーになって、両側からバルジャンの手をそれぞれが持って連れていく。あれが目の幅で涙がだーって出るところなんだけど」

平野「そこがソロになっちゃった。まあアン・ハサウェイとサマンサ・バークスを並列に並べるわけにはいかないんでしょうけど」

戸塚「アン・ハサウェイ対策かねぇ。最後、女性ふたりが来てほしいけどね、その甲斐あって、ぜんぶアカデミーに着地してるから。あれは彼女に獲りにいかせたなってかんじだよね。確かにアン・ハサウェイのファンテーヌは演技も歌も本当に素晴らしかったし、彼女の生涯の中でも『レ・ミゼラブル』はエポックになる作品だろうと思う。こういう言い方が正しいかわからないけれど、アイドル的な括りで見られていた人が女優魂をみせ、開花したすごい瞬間を僕たちは目撃したのかもしれない。...という面はありつつも、最近、実は〈ガブローシュ・エポニーヌ問題〉はもっと奥が深いのかも、と思い始めているんだけど」

平野「ほほぉー!...と、言いますと?」

『レ・ミゼラブル』を語る! 前編

| トラックバック(0)

チケット情報はこちら

■新演出!『レ・ミゼラブル』2013■


去る2月25日、アン・ハサウェイが『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞を獲りました。
『レ・ミゼラブル』映画、本当に大ヒットしていますね。
私の周りでも、舞台を観たことがないけれどレミゼ映画を見てファンになったという人がどんどん増えていってます。

この『レミゼ』熱を、舞台開幕まで保ちたい!
と思い、ぴあ社内レミゼファン&レミゼ関係者を集めて座談会を開催いたしました。
映画版と舞台版の違いから感動ポイント、自分のベストキャストまで。
...皆、好き勝手話しているだけではありますが(笑)
たまにはこんな更新も、いかがでしょうか?


★ご注意★
※ストーリーに触れています。ネタばれを気にする方はご注意ください。
※文中、俳優さんの敬称有無が入り乱れていますが、トークレポということでご了承ください。
※ぴあスタッフの勘違い・思い込みがありましたら、ごめんなさい...。

【出席者】

戸塚...社内の演劇ご意見番のような存在。『ぴあ』編集部副編集長、チケット営業の演劇班グループリーダーなどを経て、現在は落語「柳家三三で北村薫。」シリーズや、「地獄のオルフェウス」など、ぴあ主催興行のプロデュースをしている。

...『レ・ミゼラブル』を初演から見ているツワモノ。ブロードウェイなどにもよく観劇に行く。現在は会員サービスを担当している。

中島...『レ・ミゼラブル』の2011年公演時、チケット営業の演劇チームで東宝案件を担当。

廣瀬...今回の『レ・ミゼラブル』の最初の販売まで、チケット営業の演劇チームで東宝案件を担当。最近ミュージカルに目覚め、東宝担当だった間にもっとミュージカルを見ておけば良かったと悔やんでいる。

小倉...現在、チケット営業の演劇チームで東宝を担当、『レ・ミゼラブル』でも奮闘中。

平野...販売促進媒体の編集担当。ミュージカル好き。当連載も担当しています。



◆まずは、映画の感想から。


平野「映画は皆さんご覧になったんですよね」

廣瀬「はい。でも私、舞台で『レ・ミゼラブル』を観たことないんです」

小倉「私もです」

戸塚「それは大変幸せなことです。これから観ることができるんだから」

廣瀬「でも映画を観て、ほんとに舞台が楽しみになりました。音楽がいいですよね。国際フォーラムの、映画版の来日のイベントに伺って、あのときに初めて曲を聴いたと言っても過言ではないくらいだったんですが、すごく印象に残って。映画で観ると、同じ曲が何回も繰り返し出てくるんですよね。帰りは口ずさみながら帰りました。すごく印象に残ります。歌唱力もすごいし」

中島「私も本当に楽曲が素晴らしいと思う。ストーリーも普遍性があるし。私はちょうど3.11大震災の直後に開幕した年に初見したけど、ふといろいろなことに重ねて観ることができる懐の深さがありました。独特の感慨・感動があったという意味でも忘れられないかな」

小倉「私も、何が良いってひと言で言いにくいんですが、もし少女漫画だったらエポニーヌはもっと嫌なやつに描かれますよね。そんなエポニーヌはじめ、誰もがいろんな背景があって、そういう人生を選んだってちゃんと描かれているのがすごいなって思いました」

平野「そうそう、テナルディエですら悪者じゃない...というか、あの時代にはしょうがないというか。私、テナルディエというキャラクターがすごいと思うんですよ。虐げる権力者側と虐げられる民衆、という話だと、民衆側を美しく悲劇的に描きがちだけど、虐げられる市井の中にも悪いやつがいてしたたかに生きている、というのはリアルですよね」

「あぁ、そうだよね。テナルディエってスパイスとしてきいてるんですよね。彼がその時代の人間の生活を表してる」

戸塚「最後まで死なないのって、コゼットとマリウスと、テナルディエ夫妻だけだもんね」

「僕は小学生の頃に初演を観て、それから10数年『レ・ミゼラブル』を見ていなかったんですが、『民衆の歌』と、リトルコゼットの曲(『幼いコゼット(Castle on a Cloud)』)はずっと頭に残ってた。大きくなってようやくCDを聴いたり、実際観るようになって、ようやく繋がったんだけど、それだけ残ってたのってすごいなって」

平野「やっぱりミュージカルは曲がいいのが一番ですよね。大前提ですよね」

中島「スーザン・ボイルが歌ったのも曲が良かったからですよね」

戸塚「『I dream a dream(夢やぶれて)』ね。映画版に限った話じゃないんだけど、『I dream a dream』問題というのがあって...」

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉