フェスティバル/トーキョー(F/T) 「日本国憲法」「自殺対策基本法」 vol.03 島田健司

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小嶋一郎の『自殺対策基本法』に出演する島田健司と申します。座・高円寺という劇場の「劇場創造アカデミー」という学校(?)に所属しております

なんでも好きなことを書いていいと言われたので、何にしようかとあれこれと悩み「よしこれにしよう」と決めたとたんに小嶋さんから「これについて書いて」と、お題が出た。だから予定していた『僕がチクワを好きな理由』というチクワについての僕の論考を一たん破棄して『なぜ僕が演劇をしているのか』ということについて書きます。ちなみに、チクワについては前述の『僕がチクワを好きな理由』と合わせて『チーズ入りチクワに見る日本と西洋』『チクワの簡単クッキング~その空虚を我々は何をもって埋めるべきなのか?~』という3回シリーズになる予定でした。

自分の気持ちについて誰かに質問されたとき僕は「うーん・・・」としか答えられないことが多い。そのたびに「自分がない」とか「何も考えてない」と怒られるのだけど、事実その通りなのだと思う。反省してます。反省はしているけど、なんかもうどうしようもないです。だから『お前は何で演劇をしているのか?』という今回の質問にたいする僕の解答は

「うーん・・・」

です。


まあ、例のごとく怒られるのではないでしょうか、おそらく。もし「ああでもねえ、こうでもねえ」と悩んで困って考えるのを待ってくれるなら、もしかしたら僕は

「だって、みんなやってるし・・・」

ぐらいは答えられるかもしれません。これが僕の精一杯です。こんなこと書くと「じゃあ、みんなが裸で街を歩き始めたら、お前もフルチンでコンビニに行くのか?」とか訊かれそうですけど・・・

「うーん・・・」

でも演劇をやっている理由として「みんなやってるから」というのは世間では通じないですよね。少なくとも僕のそんなに多くない友人の過半数には通じないと思います。たぶん「みんながやってるから演劇をしています」という僕の言葉は地元で働いている友達とかには珍奇に聞こえるはずです。

例えば

「みんなが相撲をやってるから僕も親元を離れて相撲部屋に弟子入りした」

「みんなが眉毛を剃り落としていたから僕も剃り落とした」

「みんなが悟りを開き始めたので恵理子も開眼した」

と同じくらい。

『みんな』って誰だ?自分の周りの多くの人間が演劇に関わっている状況というのは上の3つの例に負けず劣らず一般的に特殊な環境で、「まわりのみんながゴルフを始める」というような気楽な感じで発生する環境ではないのでしょう。

そういう特殊な環境(演劇、相撲、ヤンキー、恵理子はちょっと分からないけど)は、多くの場合は自分で選択して足を踏み入れる世界であり、その「非/在」をへだてる境界の溝は思いのほか広く深いようです。飛び越えるには意思と決意が必要になる。相当な決意で跳躍する人もいれば、軽いノリでジャンプする人もいるわけだけど、おそらくは、その「相当な意思」とか「ちょっとした決意」が『なぜ演劇(もしくは相撲、もしくはヤンキー)をしているのか』という問いに対する答えの一つになるんだと思います。

そこまで分かっているなら、僕が座・高円寺の「劇場創造アカデミー」に入学しようと思ったのかを思い出せば『なぜ演劇をしているのか』という問いに答えられるはずなんだけど

「うーん・・・」

自分のことを語るのは難しい(笑)

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