青年団の菅原直樹です。
今回で岡崎藝術座には二度目の出演になります。前回は去年で、アルトーの『チェンチ一族』のリーディング公演でした。二年前くらいに駒場アゴラ劇場で『リズム三兄妹』を観たときから岡崎藝術座のファンでしたので、今回の本公演にも出演できてとても嬉しいですし、出演してみてやっぱり楽しいです。
神里さんの舞台はいつも役者が魅力的で、いろんな役者さんが「出てみたいけど、やりたくはない」と思うようです。その気持ちはとってもわかります。
ぼくも出演が決まったときはもちろん喜びましたが、一方で何をやらされるんだろうとかなりビビりました。実際に、リハーサル中は緊張感が走るときがあります。即興で詩を詠まされるときがあります。全力で悪ふざけをすることが要求されるので、そのための体力・イメージ作りが欠かせないのです。
ぼくは怠けものなので、例えば筋トレとかは日常ではあまりやらないのですが、悪ふざけのためなら面白いからがんばろうと思っています。
ここでいきなりお得情報ですが、今回の舞台は高校生以下無料です!
あなたがもし高校生以下であれば、面倒臭いと思うかもしれませんが、ぜひ劇場へ足をお運び下さい。全力で悪ふざけをするという、得体の知れないものをあなたの中にまるまる取り込んでもらえたらと思います。演劇だけに限らず、そういった経験は若いうちにあった方がいいのではないでしょうか。
得体の知れないといえば岡崎藝術座の座長も得体の知れない人物です。
よく知らない方のために説明しますと、岡崎藝術座の主宰は神里さんで作・演出をやられていますが、主宰とは別に座長というポジションもあって、座長の岡崎さんは木曜日になると稽古場にふらりといらっしゃって野球の話をされて帰っていかれます。舞台作りには直接は関わっていないようです。ちなみに2人は高校からの付き合いのようです。ぼくはまだ座長とまともに喋ったことがないので、こういった公的な場ではあまり語るべきではないのかもしれません。今度話しかけたいと思います。
それでは劇場でお待ちしております!