表現・さわやかの『アラン!ドロン!』の全公演が終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございます。
実は私、カーテンコールが大の苦手。
なのに主宰ですから、喋らなくてはなりません。
皆様に感謝の気持ちを伝えなくてはなりません。
なので、結構なプレッシャーなのです。
なぜ苦手かというとですね、私、目がいいんです。
見えちゃうんです、客席のすべてのお顔が。
ニコニコと笑顔の方も、むすっとされている方も、寝ている方も、無表情の方も...すべてのお顔が見えちゃうんです。
私達が作っている作品は、若干マニアックです。
最大公約数の笑いを求めながらも、自分たちの「おもしろいもの」への妥協はしません。なので、お客様の半数に笑っていただければきっと成功なのだろうと、私は思います。「なんだこれ?」とぽっかーんの方も居らっしゃれば、「ふざけすぎだ!」とお怒りの方も居る。それが健全。普通。あたりまえ。
なので、客席を見るのに勇気がいるのです。「お気に召さなくてごめんなさい」と申し訳無い気分になるのです。