2020年11月アーカイブ

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ミュージカルを中心に共演を重ねてきた、山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿が3人芝居に挑むことでも話題の『オトコ・フタリ』。NHK大河ドラマ「篤姫」などの人気脚本家・田渕久美子の書き下ろしによるコメディーという点でも期待値が高い本作について、稽古も中盤に差し掛かった11月末、稽古場をたずねた。

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この日はプロローグから5場までの初めての通し稽古。舞台となるのは、抽象画家・禅定寺恭一郎(山口)の自宅アトリエだ。創作に励む恭一郎のもと、家政婦の好子(保坂)がお茶を持ってくる。そこに来訪者のチャイムの音が。息を荒げて入って来た青年・須藤冬馬(浦井)に「弟子にしてください!」と言われ、いぶかしがる恭一郎だったが......

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場が進むにつれて、微妙に変化していく3者の関係から目が離せない。「愛」をテーマにと引き受けた絵が、なかなか描けない恭一郎のために、好子は冬馬を助手にすることを提案するが、彼女には何か思惑がある様子。

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冬馬もまた事情を抱えている。何気ないやりとりを通して、一筋縄ではいかない3人の人生が見え隠れする。

ストレートプレイの経験も豊富な山口は、緩急自由自在なせりふ力でミステリアスな恭一郎を表現。保坂は声色ひとつでできる家政婦から複雑な女心までを伝え、浦井が演じる冬馬は攻撃的だが、どこか憎めない純粋さを感じさせる。クスッと笑わせられつつ、それぞれの真意を推理したくなる、新感覚のコメディー。その結末はぜひ劇場で見届けて欲しい。

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以下、稽古を終えたキャストのコメントをご紹介

浦井 「稽古場ではソーシャルディスタンスをしっかり取りつつ、ぎゅっと密度のあるお芝居が生まれています。今日は演出の山田和也さんの手綱によってガラリと芝居の色が変わって驚きました。と同時に瞬時にそれができる先輩方のすごさをあらためて実感しました」

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保坂 「お芝居がこんなに変わるのだなって。現代劇でリアルな話だからこそ、すごく繊細なお芝居なのだなと思いました。初日までもっと深めていけるように頑張ります」

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山口「初めて本読みをした段階で、もう立ち稽古ができるのでは、と思うくらいでした。3人ともがそれくらい準備して臨んで、今の時点でここまでできているものを、さらに練り込んで魅力的な作品になればいいなと願っています」

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2019年に愛媛の内子座にて上演された「あんまと泥棒」が本多劇場に場所を移しての再演となった本作、観劇レポートをお届けします。

 

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まずは舞台中央でのオープニングトークから始まります。さすがの2人のやり取りに客席が笑いに包まれる中でそれぞれが役衣装に着替え、いつの間にか「あんまと泥棒」の芝居が始まります。
江戸の市井での出来事を演じつつ、「今」ならではのアドリブやコントを交えながら軽妙な2人芝居が繰り広げられます。

  
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           撮影:宮川舞子

 

近藤さん演じる泥棒・権太郎が、南原さん演じる目の見えない秀の市の家へ押し入り、お互いが身の上話をしていく中で権太郎の心に変化が生じ、ついには盗みを諦めますが、最後には・・?
温かな笑いが溢れるあっという間の80分間。
このようなご時世だからこそ観て良かった、と元気をもらえる作品です。

 

【あらすじ】
夜更け、泥棒・権太郎(近藤)は、あんま・秀の市(南原)の家へ泥棒に押し入る。権太郎は、秀の市が高利貸しの烏金を貯めていると噂を聞きつけ、秀の市に金を出すように迫る。
しかし、秀の市はしらばくれて、利息はもらっているもののほとんど貸し倒ればかりだと言い逃れる。権太郎は金のありかを白状させようとするが、秀の市はとぼけるばかり。
やがて、二人は台所にある焼酎を飲み始め、お互いの身の上話を始める。そのうち、日が昇り始めるので、権太郎が家の中を物色し始めると、位牌が出てくる。すると、秀の市は死んだ女房に仏壇を買ってやりたいが、金が貯まらないと言って涙を流す。これを気の毒に思った権太郎は、盗みを諦め、秀の市に金まで与え出ていく。これに感謝する秀の市だが...。

 

【公演情報】
2020/11/27(金)~11/29(日) 本多劇場 (東京都)

豪華俳優陣を迎え《これまでになかった究極の舞台》と好評を博している、岩井秀人プロデュース「いきなり本読み!」が 2020 年 12 月 25 日(金)東京国際フォーラム・ホール C にて上演決定。今回は松たか子、神木隆之介、後藤剛範、大倉孝二と錚々たるメンバーが集結します。

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出来上がった作品を観ることがテレビドラマ、映画、演劇などの世界では当たり前。しかし「稽古場のほうが絶対におもしろい!」と、俳優・作家・演出家の岩井秀人(第 30 回向田邦子賞/第 57 回岸田國士戯曲賞受賞)が企画。一夜限りのキャスティングで稽古初日の様子を、お客様の目の前でお届けします。

 
「いきなり本読み!」というタイトルの通り、集まった俳優たちが、それまで読んだこともない台本の読み合わせを客前でする本公演。 俳優にはお題となる演目を事前に知らせず、当日ステージ上で台本を渡し、その場で配役をします。約束された役作りも演出も、照明も音響もなく、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができます。

 
貴重な本読み姿が観られるステージが話題を呼び、今年 2 月に始まった企画ながらも、8 月には下北沢・本多劇場にて 2Days 開催、9 月には豊岡演劇祭 2020 にて初の地方開催も実現しました。今回決定した 12 月 25 日(金)公演には、超実力派俳優が勢揃い。本日11月6日(日)12時よりチケットぴあ有料会員向けのいち早プレリザーブ、明日 11 月 7 日(土)11 時より、プレリザーブがチケットぴあにて開始となります。  

 

 

<岩井秀人よりメッセージ>
みなさま!ご覧の通り、すでに事件です!
今年の2月に「演劇人に怒られそう」と思いながら始めたこの「いきなり本読み!」が、
12月25日に、東京国際フォーラムで開催されます!
1,500人キャパだって!びびるわ!
「いつかはドームで」と冗談で言ってましたが、そろそろ見えてきましたね。見えてきません!
今回はキャパもあれなのと、いつかやってみたいと思っていた、「俳優の表情映し出しビジョン」も導入しつつ、

いつも通り、「これから何やるかわからない俳優さん」が舞台上に登場し、七転八倒の末、どこかしらにた
どり着く予定です!

 
松たか子さん、よく出演OKしてくれました。
日本のお宝である松さんには、ちょっと前に舞台に出てもらいました。
シンプルに「俳優力」が異次元なのはみなさまご存知の通りですが、さらには松さんの「日常の状態から台本に入っていく」姿を、是非是非、皆さんにみてもらいたいと思っております。

 
神木隆之介さん、2度目の登場であり、この企画の僕ともう一人のプロデューサーでもあります。
演じたそばから、それを言語化できるのも、この企画にめちゃんこ向いてるおじいさん子供だと思います。「俳優」という仕事をこよなく愛する神ボーイ神木の、「俳優ってこんな楽しいんですよ!」という熱い思いをまた、一緒にお客さんにお伝えしたい次第です。

 

後藤剛範さんも2度目の出場となりますが、彼は今年度の「ベスト・本読みスト」と言ってもいいかも知れません。初見(一発目の本読み)の不思議すぎるアプローチから、2時間ほどかけて、なんとか台本の端っこを後藤カラーに染める姿を、是非その肉体と共にお楽しみください。座りっぱなしだけど。

 
大倉孝二さん、ようやくご登場といった感じですね?みなさま。
「どんな人を呼びたいですか?」というtwitterアンケートでも多くの票を集めましたが、何より、僕が演劇を始めた頃からのアイドル的存在で、小、中、大劇場で、この人ほど「威力」のある俳優さんはいないと思っております。

 
我ながら今回も素晴らしいキャストが揃いました。それも年の瀬、12月25日、みなさまへのクリスマスプレ
ゼントでございます。
こんな類稀なる才能を持った俳優さんたちと一緒に、いつも通り「全く何やるかわからん」ところから、遠くへ遠くへ、一緒に遠くへ向かいたいと思います。
ご来場、心よりお待ちしております!!


岩井

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