【ダンス オブ ヴァンパイア 2019 #4】
ロマン・ポランスキー監督映画『吸血鬼』をもとに、『エリザベート』の脚本家であるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手掛けたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』。
吸血鬼のクロロック伯爵と、ヴァンパイア研究の権威・アブロンシウス教授の対決を軸に、一風変わった登場人物が入り乱れ、笑いと恐怖(?)の渦の中、熱狂のフィナーレへとなだれこむ......。
日本でも2006年の初演以来、観る者をとりこにし、劇場を熱く賑わせてきました本作が今年、4年ぶりに上演されます。
開幕が間近に迫った2019年版『ダンス オブ ヴァンパイア』稽古場レポートの第2弾です!
【2019年版バックナンバー】
#1 サラ役 桜井玲香さんインタビュー
#2 アルフレート役 相葉裕樹さん&東啓介さんインタビュー
#3 稽古場レポート Part1
前回に続き、シャガールが経営する宿屋にアブロンシウス教授と助手アルフレートが泊まった夜のシーン。
動きの段取りをつけて、何度かこのシーンを小返ししていく出演者たち。
まずは
・神田サラ&相葉アルフレート
のコンビです。
前日に出会った宿の娘サラとアルフレートはお互いちょっと「いいな」という思いを抱いている、微妙な間柄。
サラはお風呂好きが高じすぎて、父親にお風呂を禁じられ、部屋に閉じ込められてしまっています。
そんなときに、隣の浴室でアルフレートがお風呂にお湯を入れている音が聞こえてきたから......。
サラの部屋を覗こうとしているアルフレート=相葉裕樹さん
その姿をまさに目撃してしまい苦笑するサラ=神田沙也加さん
ごまかす相葉アルフレート......。
いやもう、すべてが可愛い!
部屋に閉じ込められてしまったことを愚痴るサラ。
山田さんによるとこの時のふたりの心情は「同世代で、話が通じ合える!という嬉しさ」。
小悪魔のようにキュートな神田サラが相葉アルフレートを翻弄していきます。
相葉アルフレートも、"恋した男の子!" という可愛らしさが全身から出ている!
\スポンジ最高!/
サラ、アルフレートのことを可愛いな~と思っているのは本当なんですが...彼女の目的はそこではなかった!
神田さんはさすがに、お風呂に入る移動も滑らかです。絶妙な角度。稽古場仕様のダンボールがもはやお風呂に見えます。
続いて
・桜井サラ&東アルフレート
で。
こちらもまた、フレッシュでイイ。そしてこの身長差、イイ!
サラ=桜井玲香さん、新キャストですが、そうとは思えないこの、思わせぶりな視線。
アルフレートじゃなくてもクラクラしそうです。
東啓介さんのアルフレート、「全力で勘違いしちゃってる!」感が、なんとも言えず可愛い。あぁ、男の子。
\スポンジ最高!/
桜井サラの入浴シーンもチラ見せ!
入浴シーンは経験者の神田さんから桜井さんに、こうして服を脱いでおくとさっと着れる、というようなレクチャーが行われていましたよ(さらに阿知波さんが「大丈夫、うまく脱げていなくてもお母さんがなんとかしてあげるから!」と声をかけたり...)。
その後、神田サラ&東アルフレート、桜井サラ&相葉アルフレートの組み合わせでも。
サラ&アルフレートたち、このシーンをあたるのはこの日が初めてとは思えないチャーミングな表情で、取材しながらテンションがあがる担当者でした。
「伯爵が登場するところまで」という区切りで(つまりサラとアルフレートのやりとりのみを抜き出して)繰り返しやっていた、このシーンのお稽古。
このあと山口祐一郎さん扮するクロロック伯爵が登場......となるのですが、続きはまた、次回更新で!
休憩中、サラの父シャガール=コング桑田さん、母レベッカ=阿知波悟美さんにも休憩中にお写真いただきました!楽しそうなご親御さんです。
このご夫婦、稽古場でもものすごいよく声が通る!
サラの某決めゼリフでコングさんが「待ってましたー!」と合いの手を入れては阿知波さんが「もうっ!」とつっこんでみたりと、稽古場のよきムードメーカーでもいらっしゃいます。
おまけショットその2、稽古中、ちょっと空いてしまう時間というのはどうしても出てくるものですが、そんなときにお風呂の中で待機しているWサラがとっても可愛かったので激写。
取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)
【2019年版バックナンバー】
#1 サラ役 桜井玲香インタビュー
#2 アルフレート役 相葉裕樹&東啓介インタビュー
#3 稽古場レポート Part1
【公演情報】
11月5日(火)~27日(水) 帝国劇場(東京)
12月15日(日)~21日(土) 御園座(愛知)
1月1日(水・祝)~7日(火) 博多座(福岡)
1月13日(月・祝)~20日(月) 梅田芸術劇場メインホール(大阪)