文学座公演『一銭陶貨~七億分の一の奇跡~』で瀬戸の陶芸一家の長男・加藤和雄を演じる亀田佳明と次男・加藤昭二を演じる奥田一平です。
立ち稽古が始まり3週間が経ち、本番まで2週間を切りました。
仮の装置を立て込み、稽古続いております。
一場、一場丁寧に当たり、確認していきます。
時には演出家・俳優・スタッフ共に意見を交わしながら検証しております。
今回の物語は瀬戸が舞台となっており、三河弁の持つ独特な暖かさと人情味があります。
その言い回しに役者の表現が引っ張り上げられる感覚も多々あります。
----------
実際に演じる上で陶芸の知識や技術を学ぶため、陶芸家の町田裕也さんという方の陶房に足を運び、陶器を作っていく工程をご指導いただきました。
台詞の中に、「土練り3年、ろくろが10年、釉掛け5年、釜焼き7年」とあるように一朝一夕にはいかない世界であると痛感しています。
戦時下の厳しい状況の中を、力強く、懸命に生きようとする人々の滑稽さや儚さを感じて頂けるのではないかと思います。
▲陶芸のお勉強に行った時の写真
▲陶芸のお勉強
-----------
最後に各人物写真に名前と役名を付けてご紹介します。
▲鵜澤秀行(井上公人役)
▲奥山美代子(加藤トヨ役)
▲奥田一平(加藤昭二役)
▲ 亀田佳明(加藤和雄役)
▲高橋ひろし(田中次郎役)
▲中村彰男(加藤嘉男)
▲平体まひろ(水沢秋代)
▲吉野実紗(田中みつ役)
▲松本祐子(演出家)
文学座のブログにて毎日「一銭陶貨」の稽古場情報や陶芸に関する情報も掲載しておりますので、そちらもお読みいただければ幸いです。
https://ameblo.jp/bungakuza-issen/
では劇場にてお待ちしております。
◆公演概要◆
【タイトル】文学座公演 『一銭陶貨 ~七億分の一の奇跡~ 』
作:佃 典彦 演出:松本祐子
【日程】2019年10月18日(金)~10月27日(日)
【会場】紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA