【メリー・ポピンズ特集(7)】『メリー・ポピンズ』稽古場レポート◆歌唱シーン編◆

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■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(7)■

3月18日(日)からプレビュー公演が始まるミュージカル『メリー・ポピンズ』

『メリー・ポピンズ』は、パメラ・トラバースの小説を基にウォルト・ディズニーが自らプロデュースし、世界中を虜にしたファンタジー映画として知られる作品ですが、そのミュージカル版は、2004年にキャメロン・マッキントッシュ(『オペラ座の怪人』『CATS』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などを生み出し続ける名プロデューサー!)率いるクリエイティブチームによって制作され、世界中で愛され続ける超大作ミュージカルです。

今回、そんな名作がついに日本初上陸!オーディションによって選ばれたキャストは、メリー・ポピンズ役(Wキャスト)は濱田めぐみさん平原綾香さん、バート役(Wキャスト)には大貫勇輔さん柿澤勇人さんなど、名前を見るだけでも楽しみになる方ばかり。

げきぴあでは、そんな気になる本作の稽古場に潜入!

【歌唱シーン編】【囲み取材編】にわけ、その模様をお伝えします!

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まず披露されたのは「鳥に餌を(Feed The Birds)」のシーン。

メリーが「お金の価値は、"いくら"という金額の大小ではなく、どう使うかによって決まる」ということを子供たちに教えた帰り道で、鳥の餌を売る女性(バードウーマン)と出会うシーンで、身なりがボロボロの女性を見て気味悪がる子供たちにメリーが「見た目の奥を観ることが大事」と教えるナンバーです。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バードウーマン島田歌穂さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バードウーマン鈴木ほのかさんのコンビで披露されました。

静かなメロディ、メリーとバードウーマンのハーモニーが美しく、深い歌詞と歌唱から伝わるものも大きいこの楽曲。演出補のジャン・ピエール・ヴァンダースペイ氏は「この曲の中でメリーは子供たちにとても大切なことを教えています。自分のことばかりに目を向けるのではなく、自分よりも大変な境遇にある人に対してもちゃんとやさしい心を持つ、思い遣る、ということです。作品の中でもとても大切な瞬間ですし、メリーという存在そのものの精神面に力強くふれる楽曲だと思います」と解説しました。


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▲平原さんバージョンのメリーは凛とした雰囲気。子供たちにブレることのないひとつの勢を見せるような空気を感じました。

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▲濱田さんバージョンのメリーは包み込む雰囲気。子供たちだけでなくバードウーマンをも温めるような空気を感じました。

ちなみにこの楽曲「鳥に餌を」は、ウォルト・ディズニーが最も愛した楽曲。「ブラームスの子守歌よりもずっといい」と、毎週金曜日に個人的に作詞・作曲のシャーマン兄弟をオフィスに呼んで、この楽曲を歌ってもらっていたのだそうですよ!

ふたつめに披露された楽曲は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス (SUPERCALIFRAGILISTICEXPIALIDOCIOUS)」

これは、メリーが子供たちに「なにを言うかじゃなくて、どう言うかが大切」ということを教えるナンバー。公園にあるミセス・コリーの"おしゃべりのお店"で、1オンスの会話(15文字のアルファベット)を買い、子供たちは34文字の世にも不思議な言葉を生み出します。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バート柿澤勇人さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バート大貫勇輔さんのコンビで披露。

通称「スパカリ」と呼ばれているこの曲、聞くと「ああ、この曲!」という方もきっと多いはず。メリーとバート、アンサンブルキャストたちが賑やかに盛り上げる、楽しいビッグナンバーです。ジャン氏は「メリーがその言葉を発明するところから始まります。ミセス・コリーのお店にいる人たちが、この言葉を口にすることによってインスピレーションを受けたり喜びを感じたりしながら、この言葉を学んでいくという楽曲です」と解説しました。

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▲ポップでダンスも激しいこの楽曲。やはり気合いが必要なのか「しゃ!」と声に出して立ち位置につく平原さん。それを見て、周りを囲むアンサンブルキャストのメンバーも「しゃ!」。始まる前から楽しそうな雰囲気です。曲中で、平原さんと柿澤さんはきれいなソプラノボイスも披露されましたよ!

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▲柿澤さんのバートはフレンドリーな雰囲気。アンサンブルキャストと息を合わせたダンスも、柿澤さんの発する熱がアンサンブルキャストはもちろん、その先にいる私たちにまで届いている感じがして、つい身体を動かしたくなりました!「サイコー!」を伝える訳詞が、柿澤さんバージョンと大貫さんバージョンで違ったのですが、その差もふたりの個性の差を表していて素敵! ぜひ注目してほしいポイントです。

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▲1回目を終えたばかりでアンサンブルキャストたちの息が上がりっぱなし! 大貫さんが笑いながら「もうちょっと休もうか」と声をかけます。楽曲が始まると、濱田さんのウキウキとしたいたずらっ子な感じがかわいい! タイトルのスペルを表現する振りでは、大貫さんの身体表現を見ているだけで楽しくなります!

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▲大貫さんのバートはチャーミングな雰囲気。たくさんのアンサンブルキャストと踊るダンスシーンでは、大貫さんが空気に波をつくって彼らの身体を動かしているかのような錯覚を覚え、日本を代表するダンサーならでは!といった感じでした。

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「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」のあとは皆さん笑顔。これは本当に"魔法の言葉"かも!? 楽しそうな雰囲気が伝わってきます!

(※ちなみに、どちらの楽曲にも実際は子供たちが出演しますがこのときはお休みでした)

公開稽古編はここまで! 次回は囲み取材編をお届けします。

公演は、3月18日(日)から24日(土)まで東京・東急シアターオーブにてプレビュー公演後、本公演を3月25日(日)から5月7日(月)まで東急シアターオーブにて、5月19日(土)から6月5日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

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