ジョニー・デップ主演、米アカデミー賞7部門にノミネートされた映画を舞台化したブロードウェイミュージカル「ファインディング・ネバーランド」がいよいよ本日、開幕する。
本作は名作”ピーターパン”ができるまでの実話を描いた感動ストーリー。
スランプに陥っていた劇作家のバリは、父を失った少年・ピーターら4兄弟と母親である未亡人のシルビアと出会い交流する中で、名作を生み出してゆく。
「ヘアー」「ピピン」など、いくつものトニー賞を受賞しているブロードウェイトップ演出家、ダイアン・パウルスが手がけ、本国アメリカでは観客が選ぶベストミュージカル賞(Broadway.com)を受賞するなど注目を集めるも、日本での上演は今回が初めて。
初日の開幕に先立ち、7日、会場である東京・渋谷のシアターオーブで、主演のバリ役、ビリー・タイら来日版キャストが代表曲である「Stronger」「Believe」の名シーンを披露。
「Stronger」を披露する ジョン・デイヴィッドソン と ビリー・タイ
「Believe」でのワンシーン。キャンディカラーのバルーンが鮮やか。
応援サポーターを務める坂上忍は、その圧巻のパフォーマンスを前に「1月に観たサンフランシスコでの公演を思い出して泣きそうになった。元気と勇気がもらえる作品。舞台はやっぱり生が一番。チケットを手売りしたいくらい、1人でも多くの方にご覧頂きたい。」とコメント。
自らも俳優・演出家であり、子役スクールのプロデュースを務め厳しい演技指導や辛口コメントで知られる彼も、本公演にいたっては「楽曲の迫力、キャストの歌唱力が素晴らしい!」と大絶賛。
「1つの物を作りあげるまでにいろいろな困難があって、だけれども負けずに逃げずにひたむきに頑張っているといつか光が差す時がくる、という物語。家族で楽しんで頂ける作品ではありますが、本作はこれから仕事をどうやって頑張っていこうと思っている若い人たち、大人の方にも観てほしい。」と熱く語った。
取材後、キャストたちの粋なはからいで、坂上忍はステージに上がり本公演の名シーンであるゴールドの紙吹雪が巻い続けるシーンを体験することに。
金吹雪を体験するシーン。この画はまさに本編さながら!
坂上はキラキラの紙吹雪に包まれながら「自分が感動したシーンをまさか体験できるとは!私、俳優なんですけど、俳優になった気分(笑)!」と少年のような笑顔を振りまいていた。
映画で味わった感動はそのままに、いや、それ以上に、ブロードウェイならではの圧倒的なパフォーマンスときらめく夢のような世界を是非堪能して。きっと明日へのパワーに繋がるはず。
(文・ミカマイコ/写真・平野祥恵)
■公演情報
日程:2017年9月8日(金)~24日(日)
会場:東急シアターオーブ
作詞・作曲:ゲイリー・バーロウ/エリオット・ケネディ
脚本:ジェームズ・グラハム
演出:ダイアン・パウルス
振付:ミア・マイケルズ
主催:フジテレビジョン/キョードー東京/ホリプロ
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799
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