月組新トップ珠城りょう、カリスマ性を絶賛される!――宝塚歌劇月組公演 ミュージカル『アーサー王伝説』開幕

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宝塚歌劇月組公演 ミュージカル『アーサー王伝説』が10月14日、東京・文京シビックホールで開幕した。月組の新トップスターに就任したばかりの珠城りょうが主演する作品。初日に先立ち13日、通し舞台稽古が公開されるとともに、珠城らが会見を開いた。
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『アーサー王伝説』は、近年日本でも人気を博すフランス生まれのミュージカル。『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』と同じくドーヴ・アチア氏の脚本・作詞・作曲による最新作の、日本初演だ。「岩に突き刺さった剣を引き抜いた者が王となる」という伝説でも有名な、イギリス・ケルトに伝わる騎士道物語をもとに、キャメロットの王・アーサー、その妻グィネヴィア、アーサーの異父姉にして彼に恨みを持つモーガン、そして王に忠誠を誓う円卓の騎士らの物語がドラマチックに綴られていく。自身の出生の秘密や異母姉との確執、そして王妃と部下の不義に悩みながらも、王として歩んでいくアーサー王の姿が、これからトップスターとして月組をひっぱっていく珠城の姿にも重なるよう。珠城自身も「きっと潤色・演出の石田昌也先生も、これから月組の未来を担っていく私と重ねて書いてくださった部分もあるんじゃないかなと思います。それをご覧になるお客さまが、珠城りょうと重ねて観てくださるのなら、とてもありがたいこと」と話す。

この日はアチア氏も観劇。「日本語はまったくわからないのですが、時々目に涙が浮かぶほど大きな感銘を受けました」と感想を。さらに主演の珠城についても「彼女から、王としてのカリスマ性をすごく感じました。素晴らしい役になった」と笑顔で話した。

珠城は入団9年目という近年まれにみるスピードでトップ就任したことも話題になっているが「私自身も、そして月組も、のびしろをお客さまに感じていただけるような舞台人でありたい、そういう舞台を作りたいと常に思っています。ですのでやはり、エネルギッシュで力強く、そして明るくいれたら」と新生月組をアピール。また、珠城の相手役となるトップ娘役・愛希れいかは「アーサー王には寛容で寛大な心がある。そこが珠城さんと同じだなと感じています。とても大きな心ですべて受け止めてくださる」と話していた。

東京公演は10月19日(水)まで同劇場で上演。10月28日(金)から11月9日(水)には梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。

▽ 『アーサー王伝説』より。アーサー:珠城りょう、グィネヴィア:愛希れいか
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▽ 『アーサー王伝説』より。モーガン:美弥るりか
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▽ 『アーサー王伝説』より。ランスロット:朝美絢
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▽ 『アーサー王伝説』より。
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げきぴあでは、珠城りょうさん、愛希れいかさん、ドーヴ・アチア氏が登壇した、公開舞台稽古後の囲み取材の模様を詳しくお伝えいたします。
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ドーヴ・アチア氏は、フランスオリジナル版のプロデューサー。
彼が手がけた作品は、宝塚で上演された『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』のほか、日本では『十戒』『ロックオペラ モーツァルト』も上演されています。


珠城りょう
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「今回、大劇場でのお披露目の前に『アーサー王伝説』で主演男役として初めて舞台に立たせていただきます(大劇場でのお披露目は来年1~3月の『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』)。お話を伺ったときには、『1789』(2015年)を月組が上演したこともあり、すごくご縁を感じたのと、素晴らしい楽曲の数々に挑戦させていただく期待、それを実際に自分にこなせるのかという不安...両方の気持ちが同時に押し寄せてきて、しばらく心臓がドキドキしていました。でも今の月組の皆さんと一緒に、ひとつの作品を作り上げるということはどういうことなのか、ひとりひとりの力がどれだけ大きいのかということを日々感じながら、お稽古に励んできました。いま出来る自分の精一杯の舞台をお客さまにお届けできればいいなと思いますし、この新しい、ケルト音楽がベースになっているフレンチロックの音楽もお客さまに楽しんでいただけたらと思います。また、今回から愛希を相手役としてトップコンビとして組ませていただきますので、そこも楽しんで頂ければ」


愛希れいか
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「『1789』に引き続きフランスのミュージカルをやらせていただけると訊いてすごく幸せで光栄に思いましたし、また月組で公演できることに、私もすごくご縁を感じました。音楽もとても難しいロックミュージカルですし、お稽古場では苦労する点はたくさんあったのですが、いま舞台稽古を終えてみると、やはりこの作品を出来ることがとても幸せに感じました。宝塚らしくフィナーレもついています。新たな月組のスタートに、私もしっかり力になれるよう精一杯がんばりたいと思います」

――ドーヴ・アチアさん、公演をご覧になった感想をお願いします。

アチア「心から感動しました。日本語はまったくわからないのですが、時々目に涙が浮かぶほど大きな感銘を受けました。いち観客として本当に素晴らしい作品だったと思います。日本版『アーサー王伝説』の新しい演出、制作のすばらしい技術と才能に本当に感銘をうけました。プロフェッショナルで才能ある方ばかり揃っている。宝塚の皆さんはブロードウェイの方たちに匹敵するくらいの才能を持っているんじゃないかな。そして役者の皆さんも本当に素晴らしかった、ありがとうございました。
フランスでも宝塚の評判は以前から聞いており、このように『アーサー王伝説』を宝塚で演じてくださることを大変光栄に思っています。私の作品は『太陽王』『1789』に続き、今回『アーサー王伝説』が宝塚での上演3作目になりますので、私は宝塚の皆さんに甘やかされていると思います(笑)」
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――珠城さん、どのように役に取りみましたか。

珠城「きっと(潤色・演出の)石田昌也先生も、これから月組の未来を担っていく私自身と重ねて書いてくださった部分もすごくあるんじゃないかなと思いました。そういうところには先生方の愛情をすごく感じています。でもお稽古は「アーサー王というのはどういう人物なのか」というところから作り、アーサー王としての人生をまずはしっかり生きようと思って取り組みました。それが結果的に、ご覧になられたお客様にとって、珠城りょうとしての私と重なって見えるのなら、それはとてもありがたいことだと思います」


――アーサー王とはどんな人だと考えていますか。

珠城「最初は、自分自身の出生の秘密をずっと知りたがっていて、どこか不安定だったり孤独を感じていたり、自分の居場所がどこなのかわかっていない。それがグィネヴィアと出会って、たくさんの部下と関わっていくことによって、一歩ずつ前に着実に歩みを進めていく。アリアンロッド(少女の神)が「試練を与えるのだ」と言っていますが、試練を乗り越えてひと皮向けて大きくなるということが最終的には描かれます。そして愛と寛容の精神で人々を包むということが常にベースにあると思うので、そこは一番大事にしています」

▽ 話している珠城さんを見つめる愛希さんと、
話している愛希さんを見つめる珠城さん。
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――愛希さんからみて珠城さんの魅力は?

愛希「いま珠城さんが仰ったように、寛容な心、寛大な心、そういうものがアーサー王にはあると私も思うのですが、そこが珠城さんと同じだなと感じています。とても大きな心ですべて受け止めてくださいます。また何事にもまっすぐに向きあうところも似ているなと思います」

珠城「ありがとうございます!」
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――いよいよ新生月組がスタートしますが、珠城さん率いる新生月組のアピールポイントを。

珠城「私だから...ということではないかもしれませんが、私自身も、月組も、常にのびしろをお客さまに感じていただけるような舞台人でありたい、そういう舞台を作っていきたいと思っています。その意味ではやはりエネルギッシュで力強く、そして明るく務めていけたらと思います。いま月組はすごく個性豊かで、本当にひとりひとりの役者の力がすごく大きく、粒だっていると思うので、これからもその個性が消えずに、また全員が集まったときに(いま月組は『アーサー王』チームと『FALSTAFF』チームに分かれている)、それがより大きな波となってお客さまにドドっと、お届けできたらいいなと思います」


なお、アチアさんの珠城さん評は
「彼女から王としてのカリスマ性をすごく感じたので、アーサー王は素晴らしい役になったんじゃないかなと思います」
そして愛希さん評は「以前演じてくださった『1789』のマリー・アントワネットと同じくらい、グィネヴィアはお上手で感動しました。そして観客の皆さんに感動を与えていらしたんじゃないかなと思います」
とのことでした!
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取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)


【公演情報】
・10月14日(金)~19日(水) 文京シビックホール(東京)
・10月28日(金)~11月9日(水) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)

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