2016年10月 5日アーカイブ

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舞台「あの大鴉、さえも」 左から小林聡美、片桐はいり、藤田桃子

小野寺修二が演出を務める舞台「あの大鴉、さえも」が東京芸術劇場シアターイーストで上演中。出演は小林聡美、片桐はいり、藤田桃子。

現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を 若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直す、東京芸術劇場人気企画「RooTS」。
シリーズ第四弾にあたる舞台「あの大鴉(おおがらす)、さえも」が9月30日から東京芸術劇場シアターイーストで上演が始まった。

男が三人ガラスを運んでいるのだが、どこに運ぶのか定かでない、そして届け先には入り口が見当たらない・・・。

とても不条理でシュールな内容が好評を博し、岸田戯曲賞を受賞した竹内銃一郎の代表作だ。
今回は本作の上演台本をノゾエ征爾、演出を小野寺修二が手掛ける。出演は小林聡美、片桐はいり、藤田桃子という個性派女優3人だ。

初日前日の9月29日に本作の公開舞台稽古が行われた。動画はこちらをダイジェストにしたもの。【動画1分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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ミュージカル「キンキーブーツ」レッドカーペット 左から小池徹平・三浦春馬

ブロードウェイ・ミュージカル「キンキーブーツ」来日版 の初日に合わせて、レッドカーペットイベントが行われ、日本版「キンキーブーツ」で主演を務めた小池徹平、三浦春馬が登壇した。

ミュージカル「キンキーブーツ」は2013年のトニー賞 6部門に輝いた傑作ミュージカル。日本では小池徹平、三浦春馬の主演で2016年7月~9月に上演され、大好評を博した作品だ。

本場のアーティストたちによる<来日版>が10月5日から開幕するのに合わせて、日本版のキャストやスタッフがレッドカーペットイベントに登壇した。
動画はこちらを抜粋したもの。【動画1分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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世界中で大ヒットした映画 『BILLY ELLIOT』(邦題「リトル・ダンサー」)を原作とし、名匠スティーヴン・ダルドリーが映画に続いて演出、音楽界の伝説エルトン・ジョンが楽曲を手掛けてミュージカル化したミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー ~』
ミュージカルファン待望の日本人キャストによる公演がいよいよ動き出した。

『ビリー・エリオット』は、2005 年 5 月にロンドンで開幕するや忽ち観客たちを虜にし、ローレンス・オリヴィエ賞では主人公ビリーを演じた3人の少年が史上初めて主演男優賞を同時受賞するなど4部門を制覇、ブロードウェイへ進出してからも米国演劇界のアカデミー賞ともいうべきトニー賞で主演男優賞の同時受賞を含む10部門で栄冠を勝ち得るなど、これまで全世界で 80 以上の主要な演劇賞を受賞するという偉業を達成してきている。

10年以上世界中で愛され続けている本作の特筆すべきは、その主役育成システム。これまでに上演が行われた国々では、主役となるビリー少年をオーディションで選抜、さらにその後長い時間をかけて育成が行われてきた。その前代未聞の大規模オーディションの様子が、今回初めて公開された。

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昨年 11 月より募集が開始されたオーディションは、応募総数 1346 名。4 月に行われた第二次オーディションには書類を通過した 450 名がオーディションに臨み、ビリー役、マイケル役各 10 名の候補者が選ばれた。

そこからレッスン形式のオーディションが 3 カ月行われ、8 月に行われた第三次オーディション。
2週間にわたって行われたオーディションを勝ち抜いたのは、ビリー役、マイケル役共に 7 名ずつ。
役1 年半に及ぶ候補者たちの成長が作品とリンクし、来年の公演に向けて期待が膨らむ。

既に最終オーディションに向けて開始されているレッスンを経て、12 月に夢の切符を手にするのは誰か。
ぴあでは今後もオーディション含め情報をどんどん発信していきますのでお楽しみに~♪

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105日に開幕した音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』

留学先のドイツで結核にかかり、23歳で亡くなってしまった音楽家・瀧廉太郎を巡る事実も交えた"IF-イフ-"のお話。『故郷』『朧月夜』『荒城の月』など馴染み深い唱歌の中には、作者不詳の歌も多くあります。この作品は、その作者不詳曲の作曲に関わったとされる岡野貞一と、天才とうたわれ短命に散った瀧廉太郎の物語。2014 年、2015 年と上演されている人気作です。

 

今回、初演から岡野貞一を演じる原田優一さん、今作で瀧廉太郎を演じる和田琢磨さんと、実際に瀧がドイツで交流を持ったとされるヴァイオリニスト・幸田幸さんの世話人フクを演じる星野真里さんにお話をうかがいました。


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「焼肉ドラゴン」の作・演出で有名な鄭 義信さんから、舞台「鱈々」の作家である李康白さんとの出会いと、作品の魅力について語っていただきました!


初めて李 康白先生とお会いしたのが、正確にはいつのことか、実ははっきりした日付が思い出せません。でも、強く印象に残っているのは、韓国・南山の国立劇場から下った先にトンソク屋が軒を連ねる一帯がありまして。そのうちの一軒に連れて行っていただき、ご馳走になったことでしょうか。韓国の劇場、劇団で僕の戯曲が幾つか演出・上演されてからのことなので2011、12年頃だったと思います。

 李 康白先生は、韓国でも大変な大御所。でも、そのお話しぶりは気さくでウィットに富み、ところどころに挟まれるブラックな視点や言葉がピリッと響くのがまた味がありまして(笑)。名実ともに韓国の知識人を代表される方だと思います。

 その後の2013年、日本で影書房から戯曲集「ホモセパラトス」(秋山順子訳)が刊行された際には先生から本をお送りいただき、その中に収録されたいたものを読んだのが、僕が『プゴテガリ』に触れた最初でした。

 韓国では戯曲に限らず、感情の描写などがウェットでパッショナブルな作品が多く、作り手にも観客にも好まれる傾向がありますが、先生の作品は抑制された文体と抽象的な設定が印象的で、他に類を見ない作品世界が展開されていると思いました。そこには、深い知性の裏打ちがある。日本の劇作家で言えば、別役実さんのような筆致をお持ちだと言えるのではないでしょうか。

 今回のような形態で先生の戯曲の上演が実現されたのは、80年代後半から地道に続いてきた日韓の演劇交流、その成果の一つだと思います。僕が劇団時代、初めて韓国公演を行った頃には今、小劇場が並ぶ大学路にも、数件の劇場があるだけでしたから。

 『プゴテガリ』は閉塞した空間で展開する濃密なドラマです。今回は大きめの劇場で、栗山民也さん演出のもと、藤原竜也さんや今年、僕の『焼肉ドラゴン』に出演してくれた中村ゆりさんらエモーショナルな四人の俳優さんが取り組まれると聞きました。あの、独特の世界観を今回のカンパニーがどう解釈し、日本の観客に何を届けるのか。作品が内包する大きなエネルギーが、日本の劇場で大きく花開き、いかに変容して広がるかに期待を寄せています。

 ちなみに干しダラのスープは僕も大好きで、韓国に行くと必ず食べます。ただ、それは劇中のような唐辛子を大量に入れるものではなく、淡白で滋味に溢れたもの。今回のカンパニーが作る"スープ"が、どんな味わいのものになるかも楽しみにしています(談)。


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