THE CONVOY SHOWが6年ぶりの劇場公演に向けて動き出した。

チケット情報はこちら

i960_size.jpg
タイトルは『1960』。"走り出したら止まらない!"をキャッチフレーズに躍進を続けるメンバー6人の、久方ぶりの新作にかける思いとは...!?
作・構成・演出・出演の今村ねずみのインタビューと、各メンバーのコメントを一挙紹介!



「これまで通りにノンストップで。お楽しみはこれからだ!」

今村ねずみ

cut01-v093_nez_size.jpg


----個々の活動をしていた6人が再集結し、ひさしぶりにTHE CONVOY SHOWが始動しますね。

 

 グループとしては年に一回、ディナーショウの活動をしていて、顔を合わせてはいたんです。でも劇場で公演するのは6年ぶりですね。それまでずっとコンボイショウをやってきて、自然のなりゆきでワンブレイクしようか、みたいな感じだったんですね。グループとしてガス抜き...っていうのかな、どこか新鮮さを探していたところもありました。

 

----vol.30となる今回も、ねずみさんの作・演出で。

 

 はい。ストーリーを簡単に言うと、ある中年男が、目覚めたら闇夜の国にいた。"1960"というドアがあって、そこを開いて入っていくうちに、いろんなヤツに出会う。その旅の最後には闇を抜けていく......という話です。人と人とのつながりの物語ですね。ストレートで力強い、シンプルな話の中で、自分たちのエンターテインメントを広げていけたらいいなと。

 ずっとこだわっているのは、歌って踊ってタップをやって...といったコンボイショウのエンターテインメントのスタイルを、ストーリーの中にどうやって入れ込むか。そして全員が主役で、全員が脇役であること。それは一番最初にスタートした時点から変わりません。幕が開いて、閉じるまではノンストップで走り抜けよう!と。今回も、あらためて自分たちのスタイルを全うしようと思っています。



チケット情報はこちら

----タイトルの『1960』に込められた意味は? 年代ですか?

 

 それも含まれます。ほかにも漠然とですけど、いろんな意味を込めています。たまたま一緒にやってきたメンバーが、全員1960年代生まれなんですよ。そんなメンバーに対して、ここまで付き合ってきてくれている、という思い入れもありまして。もう彼らも50代になるし、自分はもう60歳に近い。そういう人間たちが真っ当に自分たちのショウを打ち出していくところに、すごく面白さがあるなと感じていますね。

 

----年輪を重ねた皆さんが、以前と変わらぬノンストップのショウを繰り広げてくださったら、相当な驚きと刺激を受けますね!

 

 そう思います?(笑)まあ、自分たちがどこまでやり込めることができるか、を逆に問われる公演になると思うんですよ。「歳とって枯れたな〜」とか「疲れてるな〜」なんて言われたら、もうこうしたショうからは退いたほうがいい。でも、仮にも30年近くメンバーとともにやってきたわけですから、そこには何かがあるはず、自分たちが舞台を選んだ答えがあるわけだから。この歳になって、もう一回ちゃんと答えを出していくのも面白いかな、と。なんか格闘技みたいな感じもしますけどね(笑)。

 

----6年間のブレイクのあいだに、メンバーお一人お一人が培ってきたものがどのように影響するかも楽しみです。

 

 そう、彼らもいろんな作品を経験して、問われることはいっぱいあると思う。僕らはけっしてベッタリした関係じゃなくて、会わない時は本当に全然会わないんですよ。だから歳をとって、なあなあな関係に...というのはいっさいない。そのへんの距離感があったから、こうしてやってこれたのかなと感じています。期間があいた分だけ、冷静にコンボイショウというものを見ることができたと思うし、自分は彼らにとって作家、演出家なので、あらためて自分のやりたい作品、作り方などを彼らからも問われるんじゃないかと思っていますね。

 

----若い役者やパフォーマーにとっても刺激的な存在だと思います。「あんなふうに歳を重ねていきたい」と思う人が出てくるのではないでしょうか。

 

 それは僕らにとって一番の褒め言葉だと思いますよ。あんまり若い人たちにどうのこうの、説教じみたアドバイス的なことはしたくないんです。公演をやることで、彼らと同じ土壌に立つわけですから。そこで面白いか、面白くないか。お客さんに満足してもらえるかどうか、それだけなんですよね。

 時々、「コンボイって終わったの?」とか言われて、「いやいやいや、やってますよっ!」なんてことも(笑)。これくらいの年齢になると、肉体的な辛さ、若さで跳ね返せない悩みというのは当然あります。そこそこ生きる知恵もついて、仕事のやり方も獲得してきたけれど、またスタートラインにもう一回立ってみるのもオツなもんだぜ、お楽しみはこれからだ!ってな感じですかね。

 

----カッコいい!

 

 いやいや、そんなたいした話じゃないです(笑)。ハッキリ言いますけど、結構ギリギリなところでやってます(笑)。でも、このスタイルは貫いていきたいし、もし若い人たちの中に僕らのスタイルに賛同してくださる方がいて、一緒にセッションできたりしたら幸せかな、と思いますね。今、ダンスを習いにいっても、僕よりもず〜っと若い方が先生ですからね。オッサンたちが、ちょっと襟を正してやろうか!という感じです。

 歳はとるけど、ここまできたら楽しい歳の取り方をすればいいだけ。楽しいことには大変なこともつきまとうし、ましてや人に楽しんでもらおうとするならなおさらですけど、そこを乗り越えて、皆に、元気になってもらいたいんですよね。

 

--本当に。若い人だけでなく、何より同世代の人たちが発奮する舞台を期待しています。

 

 そうですよ。これからですよ、僕らの時代は!(笑)


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

トクナガクニハル

cut02-035_toku_size.jpg

 

 この6年間のブレイクのあいだに、コンボイのベースとなるいろんな部分が築き上げられたように思うんです。これからのコンボイショウにとって、いい力になるんじゃないかな。メンバー全員がそういうふうに思っているんじゃないかと思いますね。約6年のあいだに積み重なった思いで今、ひしひしと胸を躍らせています(笑)。すごく楽しみですね。

 僕らのスタンスは始めた頃と何も変わらないし、モノ作りに対する意識は皆、つねに厳しいです。それは稽古場での在り方も含めて、ですね。昔、稽古場の扉や窓を全部締め切って、クーラーも消して、サウナ状態で稽古をしたこともありました。今思うと危ないですけど(笑)、それくらい追いつめて、一生懸命やったお返しが、勝算ありにつながったと思うんですね。今はもうそれはやめたほうがいいですけど(笑)、それくらいの精神で臨みたいですね。ギリギリのところで闘ってこそ、お客様が舞台で感動を受けとめていただけると信じて。大変な稽古場になると思うけど、頑張りますよ! メンバーとの関係性を通して、より誠実に、より繊細にモノ作りと向き合っていきたい。妥協しないでやっていけたらと思っています。

 

 

 

黒須洋壬

cut03-030_ kurosu.jpg

 今、このタイミングでまたコンボイの公演をやれることを思うと、6年間のブレイクは良い期間だったのかなという気がします。いつもだと、新たな作品をやる前はすごく緊張しているんですが、今回はあいだが開いたせいかワクワクしていますね。『1960』というタイトルから何が始まるのかな...と,勝手にいろいろ想像しています。前回より間が開いた分、どんな"ねずみワールド"が来るのかな、と。

 スタイルとしては以前と変わらず、ノンストップで走り続けることに絶対になると思っています。自分もトレーニングをしているし、個々のメンバーそれぞれ、そこは理解して取り組んでいると思う。リハーサルが始まる時点からヨーイドン!って感じで、体力的にもしっかり出来上がった状態で臨みますよ。

 今の年齢ならではの僕たち、今この歳だからこそ、のコンボイショウをお届けしたいと思います。以前から見続けてくださった方々、そしてこれから初めて観る若い世代の方々にも共感していただける作品になったらいいなと思いますね。

 

 

舘形比呂一

 

cut04-003_size.jpg

 毎年ディナーショウはやっていましたが、劇場公演は6年ぶり。6年分のエキスが凝縮された(笑)緊張感とワクワク感を今、感じていますね。気持ちも新たに頑張りたい!という思いがすごくあります。

 この6年という歳月を過ごしたこと、歳を重ねたことが、プラスに出てくるのがコンボイのような気がするんですよね。ねずみちゃんの作品は、役を演じながらもそれぞれの人間が奥に見えてくる、そういう作り方をしているので。このエンターテインメントの世界で生き続けてきた人たちの、積み重なってきたものがにじみ出てくれば、それが劇になるような気がします。6年の間もけっして休んでいたのではなく、自分たちは続けてきた。そういう説得力が作品に表れてくればいいな、今現在の自分たちをストレートに感じてくれるような舞台ができれば、と。観た人が何かを感じ、その人にとっての明日への希望になってくれればいいですよね。劇場から持ち帰ったものが次につながっていく、その原動力を受け取っていただけたらと思います。

 

 

 

石坂勇

cut05-004-size.jpg

 どんな仕事でも緊張はするんですけど、コンボイはほかの現場とは違う緊張感があるんですよ。ひさしぶりに身内が集まる、みたいな感覚。身内だけど気を緩められない。本当の自分を持っていかないと見透かされてしまう、ある程度は大目に見て...なんてことはまったくないですね。この会わなかった期間に、「どれだけやって、どれだけ変わったの? お前、そんなもんなの?」みたいな(笑)。自分を高めていかないと、その場にはいられない。だから良い意味でライバルで、すごく刺激し合える仲間なんです。そしてコンボイの場合、皆で一緒に走り出して、皆で一緒にゴールしないと意味がないんですよね。

 20代の人に「コンボイの方なんですね」って声をかけられて、周りのスタッフが「コンボイってスゴかったんだよ!」なんて言ってくれることがあるんですけど、オイオイ過去の話になってる(笑)。まだまだこれからだよ!というところを見せたいですよね。ねずみさんは今の俺たちだからやれるものを書く、その姿勢は出会った頃から微塵も狂っていません。僕らがつねに負けるのは、彼のそういった"コンボイ愛"。だから全員、彼の作る作品に「わかりました」と言えるんです。今の6人の生きざまを見て、お客様が何を感じるのか楽しみですね。「どう? 俺たち、カッコいいでしょ!」ってやっと言える歳になったと思う。今はもう、そう言っていいんじゃないですか(笑)?

 

 

 

瀬下尚人

 

cut06-008-size.jpg

 そろそろ俺たちの出番でしょ?って感じですね。僕らって特殊な集団じゃないですか。50を越えたオッサンが、オッサンをアピールするのではなく正々堂々と勝負する。若い男性の集団はどんどん出てきますけど、「20年、30年続けていったらこうなるよ」という姿を先駆者的に見せてあげたい。演劇とかダンスとか、そういった枠はとっぱらって楽しいものは楽しい! そんな石を一発投げ込みたいなと思います。

 全力疾走のステージは、もちろん覚悟しています。それがコンボイだと思っていますから。そりゃあ、以前は50センチのジャンプができたのが、できなくなっているかもしれないですよね。でも精一杯の努力はするし、逆に歳を重ねたからこそできることはあるはず。いつもギリギリ限界のところまで必死になって向かう姿勢は変わりません。本公演は6年ぶりですけど、その間、それぞれがちゃんと芸事を続けてきましたから。皆がいろんなところから吸収してきたものが、一つになったら絶対に大きなものになる。そんな揺るぎない自信はありますね。

 昔から我々を応援してくださっている方々も、同じように歳をとります。今度は、その方たちの娘さん、息子さんの世代にも語りかけていけるんじゃないかなと思いますね。ご覧になった後に、「明日からまた頑張りたいと思った」とか「何十年経っても、あの作品が忘れられない」というメッセージを寄せていただけるのがTHE CONVOY SHOW。人それぞれ受け取り方は自由ですが、絶対に損はさせません。まだ観たことのない方は、ぜひ一度、観てみてください。これが伝説のコンボイです!

チケット情報はこちら

 


前の記事「『ウーマン・イン・ブラック』出演の岡田将生さんより開幕に向けてコメント到着~!」へ

次の記事「『トロイラスとクレシダ』翻訳・小田島雄志による作品解説講座レポート」へ

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉