■『ダンス オブ ヴァンパイア』vol.2■
ヴァンパイアのクロロック伯爵と、ヴァンパイア研究をしているアブロンシウス教授との対決を軸に、一風変わった登場人物が入り乱れ大騒動!?
背筋も凍るゴシック・ホラーかと思いきや、劇場は爆笑の渦!
一度観たら誰でもハマる熱狂のミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が4年ぶりに帰ってきます!
げきぴあではキャストインタビュー&ビジュアル撮影レポートを連載中。
第2弾は、サラ役(Wキャスト)の舞羽美海さんの登場です。
舞羽さんは元宝塚雪組トップ娘役。
愛らしい容姿で早くから注目を集め、在団中は『ロミオとジュリエット』のジュリエット役などを好演。
宝塚退団後は映画やドラマでも活躍中です。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
最初にコンセプトなどがカメラマンさんから伝えられます。
ナチュラルな笑顔が可愛すぎる舞羽さん...。
はきはきと明るい声で丁寧に話し、彼女の存在で場の空気が華やぎます。さすが元宝塚トップ娘役さん。
はきはきと明るい声で丁寧に話し、彼女の存在で場の空気が華やぎます。さすが元宝塚トップ娘役さん。
サラは少女の純粋さと、セクシーさもあるキャラクター。
ということで、ちょっと誘惑するかのような視線。
それにしても、宝塚出身の方のフォトジェニックっぷりはすごいですね。
どんなポーズでもキマる!
神田さん同様、「コミカルなパターンも」とのリクエストもありました。
で、こんな表情です!
◆ 舞羽美海 INTERVIEW ◆
――この作品にどんなイメージを抱いていましたか?
「"壮大なミュージカル"です。音楽を聴いているだけでゾクゾクするものがあり、その音楽に乗せられていくところがあり...これぞミュージカルだ! と思いました。でもその中に楽しそうなイメージがあって、うわぁ、私も出たい! と。観た方皆さん口を揃えて、すっごく楽しい作品だって仰るんですよ。明るいミュージカルですし、私もとにかく楽しみたいなと思っています」
――サラ役に決まった時はどう思いましたか?
「オーディションだったのですが、オーディションまではとにかく必死でした。やらせていただけるとお聞きした時は出演できることがまず嬉しかったのですが、その反面、生半可な気持ちではできないなと思いました。楽しい作品ですが、楽しむまでにはやっぱり皆さんちゃんと稽古の積み重ねがあります。歌唱力がないとミュージカルはなりたたないと思いますので、とにかく歌を必死にやっていかなきゃなと...。素晴らしい楽曲ですので、それに乗っかって、自分から音楽を発せられるようになりたいです」
――宝塚でご活躍されていた舞羽さんですが、課題は歌だと?
「はい。歌うことは好きですし、この作品はとにかく音楽を聴くと身体がのってきて、自然にサラになれるので、嬉しいなという思いはあるんですよ。でも好きだけじゃいけないというのは身に染みてわかっています。私は不器用で、そんなにすぐに変われるものではないと自覚しているので、本番までの期間をどう自分で使うかが重要だという思いで毎日必死で戦っています。多分ミュージカルって、音楽と歌詞をそのままきれいに歌えたら成り立つようにすべてが計算された、素晴らしい芸術なんだと思うんです。だからまずはそこに到達して、そこから自分だけのサラの色をつけていきたいなと思っています」
――サラはどんな女の子ですか?
「かわいい、年頃の女の子で、ちょっと両親も心配する年代。でもその心配が反対に煩わしく思えて、反動として外に憧れる。どんな方でも絶対、そんな気持ちは抱いたことがあると思います。私もこの歳になって歌詞をみた時に、今の自分にも当てはまることがあったんです。"自分の殻を破りたい"という気持ちはリンクします。だから歌詞にも感情移入しやすいです」
――そして帝国劇場への出演は初ですね。
「そうなんです! 「いつか」とは思っていたのですが、それが実現出来て感謝しています。宝塚を退団して、まずミュージカルに出たいという思いがずっとあって、その上で自分が何回も何回も観にいっていた帝国劇場に立てる。しかも山口(祐一郎)さんや、石川(禅)さん、他にもミュージカル界を代表する錚々たるメンバーの中で...! そんな中に(宝塚の)上級生がいらしたりして、ちょっとそこは安心もありますね(笑)。でも皆さん、「稽古場も楽しいよ」と仰ってくれて、明るい感じなのかなあと想像しています。楽しみたいです。...本当はめちゃくちゃ緊張していて、ことあるごとに「胃が...!」ってなっているんですが(笑)」
――衣裳をつけての撮影もとてもサラらしく、可愛らしかったですよ!
「ありがとうございます、本当はいま(終わった控え室で)緊張で死んでいました...。でも、自分が楽しみにしていた場所に立って、これからサラを演じる第一歩ではあるので...うん、緊張していましたが、やっぱり楽しかったです!」
取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)
【『ダンスオブヴァンパイア』バックナンバー】
【公演情報】
・11月3日(火・祝)~30日(月) 帝国劇場(東京)
一般発売:8/29(土)
・2016年1月2日(土)~11日(月) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)
・2016年1月15日(金)~17日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール