7月1日(日)に開幕するミュージカル『ミス・サイゴン』。
日本では1992年に帝国劇場1年半ロングランという、空前絶後の規模で行われた初演から今年で20周年。
そのメガヒットミュージカルが、2012年は"新演出"バージョンで登場、ということで話題になっています。
その新生『ミス・サイゴン』、6月13日に公開稽古が行われました。
披露されたのは『サン・アンド・ムーン』、『世界が終わる夜のように』、『モーニング・オブ・ドラゴン』の3曲。
稽古場には、こんなかんじですでに舞台セットが組まれています。
新演出版、「映像を使う」ということで、セット自体は簡易的になるのかしら、と思ってたのですが、そんなことはまったくなく、かなりの迫力です。そして、リアル。
第一印象としては"高さがある！＆立体的！"です。
実際、セットの2階部分なども劇中で効果的に使っていくそうです。
なんだか東南アジアっぽい、お香の香りもします。
『サン・アンド・ムーン』はキム役・笹本玲奈さん、クリス役・山崎育三郎さんで披露。
山崎さん、髪が短くなっています！
（制作発表のときに「短髪にして男らしいかんじで、マッチョマンでいきたいと思います！」と話していました）
『世界が終わる夜のように』は、キム役・知念里奈さん、クリス役・原田優一さんで。
そして『モーニング・オブ・ドラゴン』のシーンでは、アンサンブルさんたちのアクロバティックなダンスが大迫力で展開されました。
トゥイ役の泉見洋平さん、そしてエンジニア役の市村正親さんも。
そしてこの公開稽古に先立ち、市村さん、そして『ミス・サイゴン』日本プロダクション演出補のダレン・ヤップさんの取材会も行われました。
ダレンさんは、新演出版のみどころを
「以前のプロダクションは美しい美術があり、スケール的にもオペラ調で壮大なものでした。パフォーマンスのスタイルも大きなセットや美術に合ったものになっていた。今日では、映像、そして映像の中でのお芝居というスタイルにお客さんが慣れていらっしゃる。お芝居も映像のようなお芝居で、より自然なパフォーマンスをしていく、という差が大きいと思います。オペラのような大きなものではないのですが、自然な芝居のスタイルになります」とアピール。
また市村さんの印象は「市村さんとご一緒させていただくのは初めてなのですが、キャメロン(マッキントッシュ、オリジナルのプロデューサー）から市村さんのことたくさん訊いてきていました。今回ご一緒させていただいて、どうしてキャメロンがここまで市村さんのエンジニアを絶賛しているのかということが自分もよくわかりました。輝ける何かを持っていらっしゃる方で、本当に頭のいい賢い役者さんだなと思います」と絶賛していました。
そんなダレンさんは、以前トゥイを演じていたそうです。
初演からエンジニア役を演じている市村正親さんは
「初演から約700回近くエンジニアを演じているから、音楽が流れれば即エンジニア（という役に）に入っちゃう。ところが今回は新しい演出ということで、（今までのエンジニアが）自分の血になっているので、それを変えるのは本当はツラいんです。でもそこを頭をクリアにして、新しく芝居作りをやっています。今までとは違ったニュアンスのエンジニアがお見せできるんじゃないかな」
と話していらっしゃいました。
また、ダレンさんの「映像のようなお芝居、より自然なパフォーマンス」というお話をうけて、「劇場も、内緒話は内緒話のままで届くサイズのところが多い。（演技も大きくなくても客席に届くので）僕も、前ほど汗をかかないです(笑)」というような話も。
なお新演出版はこれまでにイギリス、韓国、オランダで上演されていますが、ダレンさん曰く
「キャメロン自身、アーティストなので、やるたびに新しいものを取り入れています。オランダではエレンの歌う曲が新しくなりました。日本では、『アメリカン・ドリーム』の映像が新しくなります。またここはエンジニア、アンサンブルの皆さん含め、振付も新しくなります」とのこと。
ただ、「衣裳はガラっと変わったりということはない。見覚えのあるものも出てきますよ。市村さんの赤いジャケットももちろん健在です」ということでした！
公演は7月1日(日)東京・めぐろパーシモンホール 大ホールを皮切りに、8月22日(水)から9月9日(日)の東京・青山劇場ほか、広島、愛知、山梨、神奈川、宮城、福岡、静岡、大阪、熊本、長野、岩手の各地で行われます。
山崎さん、髪が短くなっています！（制作発表のときに「短髪にして男らしいかんじで、マッチョマンでいきたいと思います！」と話していました）
『世界が終わる夜のように』は、キム役・知念里奈さん、クリス役・原田優一さんで。
そして『モーニング・オブ・ドラゴン』のシーンでは、アンサンブルさんたちのアクロバティックなダンスが大迫力で展開されました。
トゥイ役の泉見洋平さん、そしてエンジニア役の市村正親さんも。
そしてこの公開稽古に先立ち、市村さん、そして『ミス・サイゴン』日本プロダクション演出補のダレン・ヤップさんの取材会も行われました。
ダレンさんは、新演出版のみどころを
「以前のプロダクションは美しい美術があり、スケール的にもオペラ調で壮大なものでした。パフォーマンスのスタイルも大きなセットや美術に合ったものになっていた。今日では、映像、そして映像の中でのお芝居というスタイルにお客さんが慣れていらっしゃる。お芝居も映像のようなお芝居で、より自然なパフォーマンスをしていく、という差が大きいと思います。オペラのような大きなものではないのですが、自然な芝居のスタイルになります」とアピール。
また市村さんの印象は「市村さんとご一緒させていただくのは初めてなのですが、キャメロン(マッキントッシュ、オリジナルのプロデューサー）から市村さんのことたくさん訊いてきていました。今回ご一緒させていただいて、どうしてキャメロンがここまで市村さんのエンジニアを絶賛しているのかということが自分もよくわかりました。輝ける何かを持っていらっしゃる方で、本当に頭のいい賢い役者さんだなと思います」と絶賛していました。
そんなダレンさんは、以前トゥイを演じていたそうです。
初演からエンジニア役を演じている市村正親さんは
「初演から約700回近くエンジニアを演じているから、音楽が流れれば即エンジニア（という役に）に入っちゃう。ところが今回は新しい演出ということで、（今までのエンジニアが）自分の血になっているので、それを変えるのは本当はツラいんです。でもそこを頭をクリアにして、新しく芝居作りをやっています。今までとは違ったニュアンスのエンジニアがお見せできるんじゃないかな」
と話していらっしゃいました。
また、ダレンさんの「映像のようなお芝居、より自然なパフォーマンス」というお話をうけて、「劇場も、内緒話は内緒話のままで届くサイズのところが多い。（演技も大きくなくても客席に届くので）僕も、前ほど汗をかかないです(笑)」というような話も。
なお新演出版はこれまでにイギリス、韓国、オランダで上演されていますが、ダレンさん曰く
「キャメロン自身、アーティストなので、やるたびに新しいものを取り入れています。オランダではエレンの歌う曲が新しくなりました。日本では、『アメリカン・ドリーム』の映像が新しくなります。またここはエンジニア、アンサンブルの皆さん含め、振付も新しくなります」とのこと。
ただ、「衣裳はガラっと変わったりということはない。見覚えのあるものも出てきますよ。市村さんの赤いジャケットももちろん健在です」ということでした！
公演は7月1日(日)東京・めぐろパーシモンホール 大ホールを皮切りに、8月22日(水)から9月9日(日)の東京・青山劇場ほか、広島、愛知、山梨、神奈川、宮城、福岡、静岡、大阪、熊本、長野、岩手の各地で行われます。
