舞台のウラ話from キャラメルボックス東北応援無料ツアー vol.05

宮城県・仙台市の公演をレポート!

10月10日、世間は三連休の最終日! 東北応援無料ツアーは4日目に入ります! 今日の会場は仙台市青葉区、尚絅(しょうけい)学院高等学校の礼拝堂です。広瀬川の清流が間近に流れ、美しい山々を眺めることのできる恵まれた場所に立っているこの学校には中学校も併設され、創立119年を誇る由緒正しき学校です。校長先生のご挨拶によると、キリスト教に基づいた人間教育を実践しているということで、礼拝堂もパイプオルガンを有し、歴史と伝統を感じさせるとても立派な作りになっています。

sendai003_350.jpgsendai013_350.jpg写真では原田樹里さんがポーズをとってくれていますが、今回はこの学校の演劇部の顧問の先生にご尽力いただき、演劇部の卒業生や現役の生徒の皆さんの全面協力!で、着々と準備が進められます。劇中で使用するハンドベルも旅公演で疲れがたまってきたのでしょうか、音色の響きが変わってきてしまったので、製作総指揮の加藤さんが手配して、ここ仙台で新品が投入されました!

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急いで手分けして作業が進められる中、突然、地鳴りのような響きと共に揺れが......午前11時46分、福島県沖を震源とする地震でした。仙台市内は震度3の揺れでしたが、幸いなことに舞台や会場には全く影響がなく、さすが先の震災でもほとんど被害がなかっただけの校舎だということを実感しました。

sendai027_350.jpg今日は今回のツアーで唯一の一日2回公演!昼の部の開場時刻が近付くと、会場の外には長い長―い行列が!やはり仙台という場所柄、東北各地はもちろん、遠方からでもアクセスしやすいこともあるのでしょうか。キャラメルボックスが元気を届けている雄姿を見届けたい!という方や、昔、東京で観て地元に戻り今日が10年ぶりのキャラメルボックス!という方など、それぞれの沢山の想いや気持ちが期待となって膨らんでいくのが感じられました。

sendai037_350.jpg開場すると、待ってました!と言わんばかりに前方の席から埋め尽くされていき、用意された1階席はあっという間にほぼ満席に! 客席の様子を伺っていた役者たちも自ずと気合いが入ります。前説の時点から客席のボルテージは最高潮! 今回は演出も担っている大内くんも言っていましたが、まるでキャラメルボックスのふだんの公演の初日、いや、それ以上の盛り上がりで、外は快晴でも少し肌寒いのを忘れるほど場内はものすごい熱気で、芝居が進むに連れて、実際に温度も上がっていくほどでした。終演すると、お客様のこらえきれない感動の感情があふれんばかりに拍手となって、舞台上の役者に注がれます。お客様も役者たちもその誇らしい笑顔はそんじょそこらの宝石にも全く敵わない、いや比べ物にならないほどに価値があると言いきれるものでした。
sendai042_350.jpgロビーは(毎日こう書いてますが、汗)前日以上にアンケートを書くお客様で、歩くのもままならないほどの大混雑。ご来場いただいた方の半分以上ものお客様がご協力いただいたようで、終演後すぐに役者たちは夢中になって読んでいました。楽屋が教室をお借りしていたので、まるでテストの採点をしているような一幕ですね(笑)。

夜公演にもたくさんのお客様にご来場いただき、仙台公演は大成功!次は塩竈市に向かいます!

取材・文:本田裕一郎

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