ハイバイ vol.19  from 岩井秀人

どもども、始まりました「劇ぴあblog」、一番目を担当いたしまする、岩井です。
この「投げられやすい石」は2008年の1月頃に初演が上演された作品です。
当時、ものすんごく評判が良かったし、やってる側としても、面白くて仕方なかったし、しかも、初演では500人ほどの人にしか見て貰っていないので、イコールつまり日本にあと1億2000万人くらい、見て貰っていない人がいるということになるので「これをやらない手はない」という結論にいたり、この度、全国6カ所で上演させて貰うということになったのでした。

ということで、再演を考えた際に、まず俳優として呼びたかったのが、松井周さんです。ここで、普通なら、松井さんの写真を載せるところですが、今回の「投げられやすい石」は「美大の学生達の話」と言ってもいいので、ここは一つ、それぞれの人に絵を描いて貰って、それを本人の写真代わりに載せていこうと思います。まずは松井さんが描いた「Dr.スランプ」のアラレちゃんです。

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どうでしょうか。大木凡人にも見えます。
松井さんは「なんか、ちょっと描き慣れちゃった」という、どう受け取って良いのか分からないコメントを残しております。

続いて、俳優、平原君の描いた「セーラームーン」です。

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いかがでしょうか、この「セーラームーン」連続アニメで見たいでしょうか。コスプレをしてみたいと思いますでしょうか。股の辺りの作りがどうなってるのか、作りが気になってしかたありません。

続いて俳優、内田慈の、「セーラームーン」です。

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確かに「セーラームーン」を描けと言われたら女子の方が有利だという考え方はあると思いますが、それを踏まえたとしても、上手すぎます。もちろん、みんな何も見ないで描いているわけですが、思い出し描きで、この精度は恐ろしいです。内田慈は、どうも漫画家になろうとしていた時があるそうです。

さて、今回の「投げられやすい石」は、俳優4人での芝居なので、残すところは僕なのですが、そのことよりももう、この劇ぴあblog的には「ヘタウマ選手権」みたいになってきています。確かに、この稽古場でも、そういう空気になっているので、絵を描いているのは、もはや俳優だけでは無くなっています。
折角なので紹介していきましょう。
演出助手の郷ちゃんの描いた「バカボンのパパ」です。

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いいですね。とても良いです。

そして制作を担当、三好佐智子の描いた「ガンダム」です。
これに関しては、「わたし、ガンダム描ける」と、自分で言い出してから書いたモノだということを踏まえてご覧下さい。

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人は何に自信を持ち、何を頼りに生きていくのでしょう。それくらい深い気持ちにさせられる存在感。圧倒的に何かが足りないのに、そのことに触れさせない威圧感。なかなか出せるオーラではありません。

こうなると、僕が描いた演出助手の郷ちゃんの似顔絵も

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そんなにパンチがなくなってしまいます。意図を感じてしまって、松井周「アラレ」や三好佐智子「ガンダム」という列強には、全く太刀打ちできません。

というわけで、仲良く稽古をやっております。皆様お楽しみにです。

最後に、もう一度松井周先生に筆を取って貰います。お題目は、「サザエさん」です。

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人は研鑽の後、必ずしも正しい道を見つけるとは限らない。ということです。

ではでは。

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