●よこやまのステージ千一夜
こんにちは。
一昨日は会社で暑くて半袖になっていた、よこやまです。
昨日と今日は冬日で、一昨日は夏日。
ええい、普通の春はどこに行った??
4月末まで、春夏ものの服を新たに出さないぞ、と心に決めました。
ええい、こうなったら。
いつでも冬、出てこいやーーーーー(高田延彦さんの声で)
そんなわけで今日も雨。
この4月はやたらと雨が多いのです。
今月で「さよなら」となる劇場に伺ったときも雨。
来年1月にオープンする劇場の現場に参ったときも雨でした......。
雨の日の思い出にふけりながら、
今日は、「こんにちは」の劇場、「さよなら」となる劇場のふたつをご紹介します。
「こんにちは」というべき、新規オープンの劇場をご紹介します。
宮本亜門さんが芸術監督に就任する神奈川芸術劇場です。
先日もニュースでお伝えしましたが、
来年2011年1月に、現在の神奈川県民ホールの蓮向かいの位置に出来る
新しいホールです。
モノをつくる、人をつくる、まちをつくる
をコンセプトに、宮本亜門芸術監督のもと、
ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスとジャンルごとにきっちり分けた演目ではなく、
カテゴライズされないジャンルを超えたステージを多数発表される予定とのこと。
個人的な話ですが、私は生まれが横浜。
神奈川から新しい文化が発信されることは嬉しい限りです。
注目の第1作は
三島由紀夫の「金閣寺」。
おお! 意外。
製作発表があったのは、4月7日(水)。この日も雨でした。
この日は、建設中の神奈川芸術劇場の一部をマスコミに公開していまして、
その様子をお伝えいたします。
写真に写っているのは最大1300席を有するホール。
奥が客席。舞台から客席までの距離が比較的短く、
コンパクトに感じられるホールになるそうです。
コレ、ホント、観客にとっては大事ですよね。
うわ!舞台遠いなあ、と思うか、近い!と思うか。
写真手前は宮本亜門さん、じいっと見入っていらっしゃいます。
写真ふたつめは、大スタジオ。
後ろは客席ですね。可動式で全220席。
予定ですと、客席全て埋めても、一番最後列から舞台までたったの10列。
これは一体感がありますね。
また、劇場の施設のなかには、NHKの横浜放送局も入ります。
そして。
松沢成文神奈川県知事のコメントによると、
劇場で公演を観たあとにも食事、ショッピングなどが楽しめるよう、
中華街の方に申し入れをして、営業時間を延ばしてもらうようにしているのだとか。
そうなんですよ!! 中華街の営業時間は意外と早く終わっちゃうんです。
夜10時にはかなりのお店が閉まっている...という。
横浜で夜に芝居観ると、食事の候補から中華街を外さなければいけないんですよね。
せめて、11時ぐらいまで営業を希望したいところ、ですね。
長いお芝居だと終わるのは9時半とかなので......。
期待の神奈川芸術劇場は、来年1月オープンです。
次に、「さよなら」劇場といえば、歌舞伎座。
ヒラノさんと思いっきりネタかぶり。
でもまあ、ご容赦くださいませ。
現在、御名残四月大歌舞伎を4月28日(水)まで上演中ですね。
私が伺ったのは4月12日(月)、第二部。
「寺子屋」「三人吉三」「藤娘」でした。
外は雨。
雨傘の花が咲く中、一部が終わって出られる方と、二部で入ろうとする方がごったがえし、
それに加えて一幕見席の列がずら~っと。
さよなら公演の三部制、予想以上の賑わいです。
友人と会えなくなるのが怖い為、
チケットを正面向かって右の預かり所に預かってもらうことに。
もう無くなってしまうんですものね。
この混雑も、もうラスト。
実の子の最期の様子を聞いてた松王丸(松本幸四郎さん)がラストで泣き笑う姿を見て、
場内もつられてすすり泣いてしまう「寺子屋」が終了すると、
三部制ですから休憩も短めで15分。
歌舞伎座ラストということで、1階のお土産売り場に人が殺到です。
友人と選んでいると、次の「三人吉三」5分前のブザーが。嗚呼!
3階席でしたので、中高生の部活以来というべき速さで階段を上がっていく私。
愉快な「三人吉三」が終わるとまたも1階へ。
ぐずぐずしてると「藤娘」の5分前ブザーが。嗚呼!
四月大歌舞伎終了まで、今日を入れて6日。
いよいよクライマックスです。
(閉場式が行われるのは4月30日(金))
あ。
歌舞伎座でお買い物する方は、くれぐれも頭で何を買うかイメージしてから行かれることを
オススメいたします!!!!