●ヒラノの演劇徒然草●
現在絶賛公演中の
「歌舞伎座御名残四月大歌舞伎 〈歌舞伎座さよなら公演〉」。
私はなんとか、第一部と第三部を観ることができました。
こちらは昨日のカウントダウン・ボード。
ということで、今日・4月22日時点では、現歌舞伎座は残り9日、です。
『助六』通人に扮した勘三郎さんも「それにしてもさよなら公演長かったねえ」みたいな発言で客席を沸かせていらっしゃいましたが、長い!と思った"さよなら公演"(16か月!)も、あと、ほんのわずかなんですね。
それにしても『助六由縁江戸桜』(第三部)、冗談みたいに豪華。
くわんぺら門兵衛(助六にカラむチンピラ)の仁左衛門、
通人里暁(助六にカラまれる通りすがりの人)の勘三郎、
※非常に大雑把な説明です(笑)
......いやはや、ありえないです。
ファンが勝手に考えて楽しむ"妄想キャスト"に近くないですか?
もちろん團十郎の助六の粋な格好良さ、玉三郎の揚巻の美しさ、絵に描いたようです。
これぞ江戸文化、江戸の華!
やはり歌舞伎座は、歌舞伎の総本山であるとともに、江戸歌舞伎の総本山でもあるわけなので、"團十郎の助六"で締めくくりたい。
満足。
客席は熱気を通り越して、妙な一体感すら感じるほどでした。
そのほかの演目も書き出したらきりがないくらい素晴らしかったのですが、長くなりそうなのでここで抑えておきます。
そういえば筋書(プログラム)もいつも以上にぶ厚く、読み応えたっぷり。
私も舞台写真入りバージョン(千秋楽近くなると、その月の舞台写真が入るのです)を無事ゲット。初日の劇場外観写真が嬉しいですねえ。これから行かれる方はぜひご購入されることをオススメします!
ちなみに写真入りと写真なしの区別の付け方、ご存知ですか?
背表紙の「歌舞伎座」の文字が枠囲みされていると、写真付きです。