2023年5月アーカイブ

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X-White役:中川晃教、マイケル・K・リー、X-Black役 ハン・ジサン、イ・チュンジュ、のインタビューが到着した。

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2023年7月・8月に大阪・東京で上演されるミュージカル『ファントム』。

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フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説『オペラ座の怪人』を原作に、脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビにより誕生した本作は、怪人ファントムを一人の青年エリックとして描き、その人物像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲で世界中の観客を魅了した。日本では、2004年に初演されて以降、空前の大ヒットを記録。

2019年には城田がファントム役を演じ、演出も手掛けるという『ファントム』史上初の挑戦を成し遂げた。
今回の公演では、引き続き、城田が演出・主演を務め、さらにダブルキャストでシャンドン伯爵も演じる。そして、ダブルキャストとしてファントム(エリック)役を、2019年に続き、加藤和樹が演じる。

城田と加藤がそろって本作について語るインタビューが到着した。

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柚希礼音、ソニンが主演するミュージカル『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』の公開稽古、囲み取材が行われ、柚希、ソニンの他、メインキャストが登壇、公演より一部場面を披露した。

2019年に初演し好評を博した本作。19世紀のアメリカで起きた実話を元に、文章の力で世界の女性に知性と力強さを発信すべく奮闘するサラ(柚希礼音)、サラと深い友情を結びながら対立することになるハリエット(ソニン)、そして工場で働く様々な女性たちが、自身の権利を求め戦う姿を描いたオリジナル・ミュージカルだ。

公開稽古で披露されたのは本作でも象徴的なシーンである「機械のように」「ローウェル・オウファリング」「剣と盾」「ストライキ」の4曲。特に工場で働く女性たちが団結し、経営者らに立ち向かうまでをみせる劇中でも大ナンバーである「ストライキ」はキャスト勢ぞろいでのパフォーマンス。10分を越えるシーンの中で、主要キャストだけでなく、すべての登場人物たちが熱量の高い演技を見せた。

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公開稽古後は囲み取材を実施。柚希、ソニン、実咲凛音、清水くるみ、平野綾、演出家の板垣恭一が登壇。

2019年に初演し、再演となる今作だが、柚希は「1から作り直している感じ」と語る。「振り付けも全て変わっているので、新作を作っているつもり。板垣さんにもいっぱい新しいものをパスしてもらっています(柚希)」。柚希と同じく、初演より続投となるソニン、今作についてこれぞオリジナルと話す。「再演というとほぼベースは同じですが、今回はセリフ、振り付け、曲が変わったことで、さらに作りあげてお稽古をしようとしています。これぞオリジナルだからできることだなと。みんなでああしよう、こうしようと意見が飛び交っていて毎日刺激的です(ソニン)」。

またメインキャストでは唯一の新キャストとなる平野綾。『機械のように(M3)』について、「まずインパクトを残す大事な曲だな、と」と披露したナンバーについての印象を語る。ただその分、振り付けもフォーメーションも複雑であることから、「1日1M3やりませんかっていう提案をさせていただいて、1日1M3を目標にしています」と平野が話すと、同ナンバーには実際には出演しないソニンもM3を練習中だと言い「絶賛覚え中です、頑張ります」と笑った。

稽古中だか手ごたえを聞かれた演出の板垣は、「あります」と即答。「演出、解釈を変えているし、あまり(初演を)なぞる気がない。同じ方が喋っていても解釈が違っています。いろんな人が僕に話しかけてきて、こうしていいですかと。カンパニーメンバー全員が芝居を作っている、良い流れができていると思います」と話した。

囲み取材後は今回が初だという通し稽古を実施。稽古前に板垣から話を聞くと、囲み取材でも出演者たちが多く口にした通り、今回は振り付けが全て一新。東銀大介が手掛け、より力強く、機械に巻き込まれていくような振り付けとなった。

また板垣は作品について「カタルシスがある」とコメント。女性たちの権利や生き方について、その歴史とともに語る作品だが、それだけではないとし、「時代やテーマ的に難しい作品だと思われてしまうけれど、カタルシスもたくさんありますよ、と伝えられたら」と話した。

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コロナ禍を経て再演となった今作について、柚希は「女が男を攻めたい、女だから文句を言いたいというわけでなく、人間として自分に期待をして、自分が変われるとわくわくして生きていける作品になるのではないかなと思います」と話す。是非皆さんに見ていただけたら、と結んだ。

公演は65日(月)~13日(火)まで東京・東京国際フォーラムホールC24日(土)~25日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場、629日(木)~72日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケットは発売中。


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バケツ、デッキブラシ、ゴミ箱のふた、そしてビニール袋。さらにはタイヤチューブや新聞紙など、あらゆるものが楽器となるパフォーマンスショー「STOMP ストンプ」

Photo: Steve McNicholas

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今年8月に開催される13年ぶりとなる来日公演の出演者に、日本出身の櫻井多美衣(さくらい たみい)をはじめとする精鋭揃いのパフォーマーが決定した。

room NB(ソニーミュージックグループ)が藤沢文翁と立ち上げた3.5次元音楽朗読劇ブランド「READING HIGH」の5周年記念公演 第三弾『BASE METAL』(読み方:ベースメタル)が、5月3日(水・祝)から5月7日(日)までの5日間、東京芸術劇場 プレイハウスにて開催され、拍手喝采・満員御礼の中、幕を閉じた。

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キャストは、カリオストロ伯爵役 他の山寺宏一/諏訪部順一、サンジェルマン伯爵役の梶裕貴/細谷佳正/安元洋貴、ジャコモ・カサノヴァ役の蒼井翔太/豊永利行/梅原裕一郎、シャルル・ド・ノルマンディー子爵役 他の井上麻里奈/沢城みゆき 計10名が4名ずつ日替わりで登場。それぞれ独自の表現力と情熱が、書き下ろしの音楽と重なり、心を揺さぶる物語が繰り広げられた。


豪華キャストを迎えて上演された本作『BASE METAL』は、フランス革命前夜の混沌としたベルサイユ宮殿と、そこを根城にしていた詐欺師達の物語。2014年に「A BASE METAL」として上演された作品を元に、脚本のリニューアルと、村中俊之によって書き下ろされた音楽により、新たに蘇った作品で、1月の大阪公演を経て、待望の東京公演となった。


大千穐楽公演では、キャストからの挨拶に加え、スペシャルカーテンコールとしてバンドからの特別演奏が披露され、スタンディングオベーション・拍手喝采の中、5日間・全9公演が無事閉幕した。

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6月14日(水)には、READING HIGH 5周年記念公演 第一弾としてパシフィコ横浜 国立大ホールで上演された「YOUNG WIZARDS 〜Story from 蘆屋道満大内鑑」のBlu-ray/DVDが発売。ぜひご自宅でもREADING HIGHの世界観をお楽しみいただきたい。

■公演概要

<公演概要>
公演タイトル: 『BASE METAL』 (読み方:ベースメタル)
キャッチコピー:あのね・・・もうじき、この世界は終わるんだ・・・。

日時・出演キャスト:
■5月3日(水・祝) 開場17:15 / 開演 18:00
出演:山寺宏一 梶裕貴 蒼井翔太 井上麻里奈

■5月4日(木・祝) 開場12:15 / 開演13:00 開場16:45 / 開演17:30
出演:山寺宏一 梶裕貴 蒼井翔太 沢城みゆき

■5月5日(金・祝) 開場12:15 / 開演13:00 開場16:45 / 開演17:30
出演:山寺宏一 細谷佳正 豊永利行 沢城みゆき

■5月6日(土) 開場12:15 / 開演13:00 開場16:45 / 開演17:30
出演:諏訪部順一 安元洋貴 梅原裕一郎 井上麻里奈

■5月7日(日) 開場11:15 / 開演12:00 開場15:45 / 開演16:30
出演:諏訪部順一 安元洋貴 豊永利行 沢城みゆき

会場:東京芸術劇場 プレイハウス (〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目8-1)
原作・脚本・演出:藤沢文翁
音楽・音楽監督:村中俊之


制作:ライブエグザム
主催:room NB

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【ストーリー】

今からいう話は、みんなには内緒だよ・・・。
あのね・・・もうじき、この世界は終わるんだ・・・。

フランス革命前夜
ベルサイユ宮殿
滅びの足音が聞こえてくるブルボン王朝の宮殿には
自称 錬金術師を名乗るアヴァンチュリエ達(山師)がひしめいていた。
彼らは生まれる時代さえ間違えなければ、優秀な学者にもなれる才能を持っていた。
しかし、時代が彼らにそれを許さなかった。
優雅な舞踏会と、ドレスに食事、そして音楽を謳歌する貴族たち。
彼らの耳には、いまだ崩壊の足音は聞こえていない。
そんなフランス革命の裏側で、世界に認められなかった錬金術師達が動き出す。
カリオストロ伯爵が・・・
カサノヴァが・・・
サンジェルマン伯爵が暗躍したあの時代・・・
それは、この世界最後の黒魔術・・・・。

原作・脚本・演出
藤沢文翁
【登場人物 / 出演者・出演日 】
<カリオストロ伯爵 ほか>
山寺宏一(5/3,4,5 出演)
諏訪部順一 (5/6,7出演)

<サンジェルマン伯爵>
梶裕貴(5/3,4出演)
細谷佳正(5/5 出演)
安元洋貴(5/6,7出演)

<ジャコモ・カサノヴァ>
蒼井翔太(5/3,4出演)
豊永利行(5/5,7出演)
梅原裕一郎(5/6出演)

<シャルル・ド・ノルマンディー子爵、マリー・アントワネット、ジョゼフ王太子殿下>
井上麻里奈(5/3,6出演)
沢城みゆき(5/4,5,7出演)

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【商品情報】
音楽朗読劇READING HIGH 5周年記念公演
『YOUNG WIZARDS〜Story from 蘆屋道満大内鑑〜』
2023年6月14日(水)発売
Blu-ray:ANZX-10265 8,250円(税込)
DVD:ANZB-10265 7,150円(税込)
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=0830&cd=ANZX000010265
※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。

オフィシャルHP:https://readinghigh.com/basemetal/
オフィシャルtwitter:https://twitter.com/ReadingHigh

ⓒREADING HIGH

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room NB(ソニーミュージックグループ)が藤沢文翁と立ち上げた 3.5 次元音楽朗読劇ブランド READING HIGH。5周年記念第三
弾『BASE METAL』は今年1月に初めて大阪で上演され、大好評のうちに閉幕し、待望の東京公演初日開幕となった。


初日キャストには、カリオストロ伯爵役 他に、山寺宏一、サンジェルマン伯爵役に梶裕貴、ジャコモ・カサノヴァ役に蒼井翔太、シャルル・ド・ノルマンディー子爵役 他に井上麻里奈という豪華ラインナップで開演、熱量高く演じた。

開演すると同時に、重厚な生演奏で会場全体は包まれ、観客はキャストの声に吸い込まれるように藤沢朗読劇の世界に引き込まれていった。語りかけるような照明と様々な特効の演出は舞台の迫力を更に増し、観る人の想像を更にふくらませ、物語の終盤では観客を涙させた。

READING HIGH がお届けする今までにない 3.5 次元音楽朗読劇の世界。目で観て、耳で聴いて、心で感じて、脳に刺激を与えるエ
ンターテインメントを楽しんでいただきたい。

本作品は 2014 年に「A BASE METAL」として上演された作品がベースですが、READING HIGH 5 周年記念公演として、脚本・音楽
も新たに蘇った作品で、フランス革命前夜の混沌としたベルサイユ宮殿と、そこを根城にしていた詐欺師達の物語です。
READING HIGH 史上最長の 5days となる本公演は、ビデオグラム化の予定が無いため、ぜひ現地でご覧いただきたい作品です。


<ゲネプロ終了後の初日コメントが届きました!>


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山寺宏一
「東京芸術劇場中ホール(現プレイハウス)は 2009年の主演ミュージカル出演以来に立ちます。先ほどゲネプロが終了しましたが、とても素晴らしい舞台で、ワクワクドキドキしました。聞こえてくる音楽や、共演者の声もすごく心地よくて、今回は特殊効果も色々ありますので、そこも見どころの一つになると思います。聴いて観て体感できる素晴らしいエンターテインメントですので、楽しみにしていてください。僕の役は錬金術師を名乗っているけど、実は詐欺師なのですが、果たして僕が声優として、俳優として、錬金術師になれるのか、はたまた、詐欺師やペテン師で終わってしまうのか・・・皆さんの目で確かめてください。錬金術師になれてたらいいな・・・」

梶裕貴
「ただいまゲネプロを終えたばかりですが...最高に痺れています!滾っています!今回の READING HIGH も安定の面白さ。いや、想像以上です。配信やパッケージ化なしの生のエンターテイメント。その場かぎりの興奮と感動を、是非ともに体感しましょう!声優にだからこそできる極上の朗読劇。絶対に後悔はさせません!」

蒼井翔太
「本日無事、初日を迎えることが出来ました。ゴールデンウィークにも関わらず、皆さんの貴重なお時間をお使いいただいて、劇場に来てくださり本当に感謝しております。僕の出演は残り明日の 2 公演ですが、その後も素敵なキャストの皆様がこの物語を繰り広げてくださいますので、可能でしたら何度でもご覧になって頂けると色んなキャストの方との違いを聴けたり、楽しめたりするのではないかと思います。皆さんにとって素敵なゴールデンウィークでありますように。」

井上麻里奈
「ゲネプロであらためて劇場に入り、この素晴らしい音響の中、会場に響く音楽と、声を全身で感じ全力でやり切りました。
稽古の時にはすべてのものと合わせてというのが難しかったので、こうして実際にやらせていただけると本当にその世界の住人になれた気がして、すごく楽しかったです。本番も更に皆様に楽しんでいただけるように、そして会場の皆様と共に一体化出来るように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。」

原作・脚本・演出:藤沢文翁

「この物語は2014年に初演を迎え、長く眠りについていた作品です。
それが、この物語の登場人物である錬金術師たちが暗号に使っていた不死鳥がごとく、大阪で蘇り、そしてその熱気をまとったまま東京に舞い降りました。舞台は総合芸術です。全てのアーティストの力を集結したこの不死鳥の炎を体感してください。皆様のご来場をお待ち申し上げております。」

【公演概要】

音楽朗読劇 READING HIGH 5 周年記念公演第三弾
「BASE METAL」

【日程・場所】
2023 年 5 月 3 日(水・祝)〜7 日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス

原作・脚本・演出:藤沢文翁
音楽・音楽監督:村中俊之

【登場人物 / 出演者・出演日】

<カリオストロ伯爵 ほか>                                                   山寺宏一(5/3,4,5 出演)
諏訪部順一 (5/6,7 出演)

<サンジェルマン伯爵>
梶裕貴(5/3,4 出演)
細谷佳正(5/5 出演)
安元洋貴(5/6,7 出演)

<ジャコモ・カサノヴァ>
蒼井翔太(5/3,4 出演)
豊永利行(5/5,7 出演)
梅原裕一郎(5/6 出演)

<シャルル・ド・ノルマンディー子爵 他>
井上麻里奈(5/3,6 出演)
沢城みゆき(5/4,5,7 出演)

■オフィシャル HP:https://readinghigh.com/basemetal/
■オフィシャル twitter:https://twitter.com/ReadingHigh
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■制作:ライブエグザム
■主催:room NB (※ソニー・ミュージックエンタテインメント 100%出資子会社)
■チケットに関するお問い合わせ:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2342652
■公演に関するお問い合わせ:KM ミュージック 045-201-9999(平日 11:00-13:00/15:00-17:00)

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ダニエル・キイスの同名小説をもとに 2006 年に初演され、これまで4度上演を重ねるほどの人気を博してき たミュージカル『アルジャーノンに花束を』。浦井健治が 9 年ぶりに主演を務めることでも注目を集める本作 が、4 月 27 日(木)に日本青年館ホールで開幕した。

32 歳でありながら幼児並みの知能しかないチャーリイ・ゴードン。「かしこくなりたい」と願う彼は、大学の 先生が頭を良くしてくれるという夢のような話に飛びつく。やがて手術によってチャーリイの知能は飛躍的に 向上していくが、それによって彼は、かつては気づかなかった人の心や世の中の構造を知ることになる――。

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舞台中央には、大きなボックス状の舞台美術。チャーリイと同じ手術を受けた白ネズミ・アルジャーノンの登場場所でもあり、限られた世界で生きざるを得ないチャーリイやアルジャーノンの葛藤を象徴的に表す。今回、演出家が荻田浩一から、振付家でもある上島雪夫にバトンタッチしたことで、舞台はよりダンサブルに。キャストの熱演も相まって、人々の愛と葛藤が織りなす感動作がダイナミックに立ち上がっていた。

浦井にとっては 20 代で初めて主演を務め、第 31 回菊田一夫演劇賞(2006 年初演時)、第 22 回読売演劇大 賞最優秀男優賞(2014 年再演時)に輝くなど、演技派としての地位を不動のものとした記念碑的作品。「初 演からみんなで紡いできた気持ちを稽古場からたくさん感じて、感無量」と語りながらも、今回は新たな演出 家・キャストとの創作ということで「初めましての役として向き合う感覚。今回バージョンのものを皆で作る 素晴らしさを感じていた」という。

チャーリイの手術を担うストラウス博士役の東山義久、チャーリイを優しく導く教師アリス・キニアン役の北翔海莉は、共に本作初参加。「これまで演じてこられた人たちと全くタイプが違うが、崩さず、自分なりのアプローチができたら」「チャーリイの色々なところを正確にみるぶれない、裏切らない、無償の愛をテーマに。」と、それぞれ役への意気込みを語った。

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浦井も彼らに「二人とも目で包んでくれる」と全幅の信頼を寄せ、東山がムードメーカーとして稽古場を盛り 上げてくれたこと、北翔が時に目に涙を浮かべた芝居で心を動かしてくれたことなどを明かした。また、過去 の上演でアルジャーノン役として共演した故・森新吾の名前も挙げ、森と東山が同じ DIAMOND☆DOGS のメ ンバーということから「(東山が)チャーリイやアルジャーノンを父性のように包む役で参加してくださるこ とが、自分にとってはすごく大きい」と思いを表した。

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「お客様の心にいろいろな色の花束としてメッセージが届くような作品」と本作の魅力を、また「観終わった 後に、元気になるような、希望溢れる作品になれるように」と意気込みを語った浦井。初演から 17 年、混迷の 時代である今こそ必要とされる、不朽の名作だ。

文:羽成奈穂子
撮影:岩田えり
(C)ミュージカル『アルジャーノンに花束を』実行委員会

公演は5月7日(日)まで東京・日本青年館ホール、5月13日(土)、14日(日)大阪・:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて。ぴあでは東京公演の当日引換券、大阪公演の座席指定券を発売中。

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