昨年上演され好評だった朗読劇「青空」が、1/31(金)より俳優座劇場にて上演される。
今回、榊原郁恵さん・櫻井圭登さん・中西良太さん・村田雄浩さんの出演者4名からコメントをいただきました。
榊原郁恵さん
日本は現在の姿になるまでに、こんなに辛く悲しい時代も経て来たのですね。
様々なかたちで知る事は有りましたが、人と動物とのかかわりから"あの時代"を切り取るとは。
目線を少し低くした事で、権力や海外に向け必死に見栄をはり右往左往している日本が痛いほど感じとられ、
悲しく、そしてとても切ないものでした。
あの時代、夢はあったのだろうか。
希望持って生きていけたのだろうか。
「青空」に出てくる芝犬・麦ちゃん...そしてキジトラ・小太郎の、くもりのない真っ直ぐな《目》に「温もり」が感じられ...
そこに堪え切れない涙が出ました。
朗読劇をやりたかった私にとって こんな素敵な作品に参加出来ることに感激しています。
あの時代にとっては普通の日々の、温かく優しい時間を、共演者とそして会場にお越し頂いた皆さんと共有出来たら幸いです。
櫻井圭登さん
今回、2度目の青空に出演させて頂く事になりました。
大先輩の方々とこうしてお芝居が出来る事、本当に光栄に思います。
役者としても、とても貴重な時間を過ごせると思うと楽しみでたまりません。
大事に大事に演じさせて頂きたいと思いますので、ぜひ劇場にお越しください。 宜しくお願い致します!!
中西良太さん
朗読劇で印象に残っているのは、中嶋しゅうさんの「父と暮らせば」高橋長英さんの「藤沢周平を読む」そして三越劇場で見た「青空」。
普通の劇に出るのとは違う、生というのか、その俳優がもつ独特の空気感と緊張感が伝わってきて、これは大変だなと思っていたので、初めて朗読劇に出演することになって本当に、こりゃ大変だなぁと思っています。
でも台本を読んで、本当によく書けているホンなので、少し楽しみもあります。人間以外の役も初めてだし、これも少し楽しみです。初挑戦、ちょっと若返った気がします。
村田雄浩さん
素敵な話です、犬や猫と人との友情...
私は3回目ですが、何度やっても読みながら涙を抑えられない瞬間があり、何度やっても新しい発見があります。
そして教科書には載っていない歴史に、驚かされ、勉強にもなりました...
戦時中の日本国民がこんな苦しい生活をしていたことを再確認して、胸が締め付けられました...
この「青空」と言う作品は 我々が忘れてはいけない、そしてちゃんと伝えていかなくてはいけない事が正しく描かれた物語です。
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公演は2020年1月31日 (金) ~ 2月2日 (日) まで、東京・俳優座劇場にて上演。チケットは発売中!