江戸時代を代表する戯曲作家・近松門左衛門の代表作を独自の解釈と大胆なアレンジで届ける『新版 国性爺合戦』。
父が渇望する明朝復興を成し遂げるべく闘う主人公和藤内を演じるのは佐藤アツヒロ。共演は舞台に映像にと幅広く活躍する陰山泰、宝塚歌劇団出身の緒月遠麻、大湖せしる、30-DELUXには3回目の出演となる馬場良馬といったゲスト陣、そして30-DELUXメンバー清水順二(主宰)、森大、田中精ほか。作:西森英行、演出:伊勢直弘。
佐藤アツヒロ:
「半端ないエンターテインメント作品に仕上がっています。ご観劇後、きっとすごい気持ちになって劇場を後にされるかなと思っています。みどころはスペクタクルから人間ドラマまでたくさん、さまざまな視点からお楽しみいただけると思います。
今、着ているのは最初の衣裳になります。これを第一段階として、和藤内が成長してく様を一緒に見届けてください。10代から演じること?大丈夫、気持ちは10代ですから」
主宰の清水が「熱くて、真っ直ぐで純粋な和藤内はアツヒロさんしか考えられなかった。和藤内としてカンパニーを引っ張ってくれるんです。主宰の僕がいらないんじゃないかというくらい(笑)」と笑いを誘えば、
共演の緒月遠麻からは「稽古場でも嘘のないお芝居をされる方、こちらが引き込まれて泣いてしまうことも。その熱量に助けられています」とのコメント。
殺陣での対決シーンもある馬場良馬からは「アツ兄はお芝居で殺陣をされる方。アツ兄の目を見て一緒に殺陣をすると、段取りを頭で追おうとする自分がいなくなり、苦手な殺陣も楽しいと思えます」、さらに二度目の共演となるベテラン陰山泰からは「稽古場では気を使いながら、周りにそう感じさせない。彼が持っている魅力がこの役にも投影され、改めていい役者だなと思った」と大絶賛!
それを受け
「ありがとうございます。僕は一人じゃ何もできないんです。みなさんがいて初めてこんなにも素敵な作品を作ることができる、その喜びをしみじみ感じています。ありがとうございます」
演劇をはじめて16年目とのコメントに対して記者からヒット曲になぞらえた、「心はガラスの40代?」との質問には
「舞台の上では年齢は関係ない、何十代でもないんです。そして、いつでも割れてもイイ、そんな覚悟をもって舞台に立っています。北千住、シアター1010にて14日から18日まで東京公演をやっています。カンパニー一丸となってお届けする「新版 国姓爺合戦」、ぜひご観劇ください!」
公演は2016年9月14日(水)~18日(日)までシアター1010にて、その後、9月24日(土)、25日(日)に愛知・東海市芸術劇場、9月30日(金)に福岡・福岡市民会館、10月14日(金)~16日(日)に大阪・シアター・ドラマシティにて上演いたします。