帝国劇場初出演で主演。アフロの蘭寿とむ勢いに乗る

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客も世代を問わずこぶしを振り上げジャンプ! という大熱狂のカーテンコール。好評を博したミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が、2014年の日本初演に続き早くも再演される。主人公デロリス役は待望の続投となる森公美子と、新キャストの元宝塚歌劇団花組トップスター・蘭寿とむ。持ち味の異なるふたりを中心としたカンパニーが、帝国劇場公演を皮切りに全国を興奮の渦に巻き込む。

蘭寿は「初のアフロヘアです! 扮装した瞬間からテンションが上がりました」と、新しい分野への挑戦に目を輝かせる。破天荒な黒人クラブ歌手デロリスは、マフィアから逃れるために飛び込んだ修道院で、規律正しいシスターたちと次第に心通わせてゆく。「歌手として輝きたいと自分のことだけを考えていた彼女が、初めて自分を必要としてくれる人と出会い信頼関係を築いていきます。シスターたちとの絆、彼女のピュアさを出してゆきたい」。 

geki_ranjyu_2.jpg本作はウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画を、ウーピー自身のプロデュースで2009年にミュージカル化し大成功した作品。蘭寿は招聘公演を観劇、「見た目はキュートなデロリスなのに、ダンスを踊りながら長いナンバーを歌って本当にパワフルでした。私も女性のキュートな面も表現できたら」と話す。

『アラジン』『美女と野獣』などのアラン・メンケンが音楽を担当し、ソウル、ゴスペル、ディスコミュージックなど幅広いジャンルの楽曲が詰まっている。「素敵な曲ばかりですけど音域も広いし挑戦です。ゴスペルではリズムをしっかり出し、よりパンチのある声を出せるようお稽古していきたいです」。先頃出演した地球ゴージャス『The Love Bugs』でも、大劇場を埋める歌声で進化を見せた蘭寿。「退団後ボイストレーニングを続け、発声の仕方を変えています。自分の声がどんどん変わってくるのが楽しくて」。歌う喜びを全身全霊で伝えるデロリスはまさにぴったりだ。「自分自身も心をバーンと開いて歌えるんじゃないかな。そこに至るまでは大変だと思いますが、森公美子さんも"一緒に作っていこうね"と言って下さっていて心強いです」。

geki_ranjyu_3.jpgデビュー20周年を迎えた今年、本作が転機になるのを予感している。一つひとつ全力でやってきて今があるのを感じます。初めての帝国劇場で主演をさせて頂けるなんて本当に嬉しい。最後は歌って踊れる最高にハッピーな作品なので、アフロの鬘を持ってきていただいてもいいですし(笑)、皆さんと一緒に盛り上がりたいです!」。男役時代からの"熱い血"と、最近とみに増すキュートさが合わさり新境地の舞台となりそうだ。

5月22日(日) ~ 6月20日(月)の東京・帝国劇場を皮切りに、7月2日(土)・3日(日)の大阪・梅田芸術劇場 メインホール、その後、愛知・北海道・宮城などを廻る。東京・大阪・愛知公演は発売中。北海道・宮城公演は4月23日(土)から一般発売。

取材・文:小野寺亜紀
撮影:奥村達也


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