漫画やドラマ、映画でも取り上げられ、いま話題の「落語」。
落語とひと口に言っても沢山のお噺がありますが、
今回は"食べ物"をテーマに、江戸の食いしん坊が活躍する落語をご披露する、
そのみどころをご紹介します。
まずは、皆様ご存じの一休さんのトンチ話にもあります「まんじゅうこわい」。
世の中に怖い物なんかない!と豪語する男の怖い物が、なんと、まんじゅう。
唐まんじゅうのような高価なまんじゅうが一番怖い?
いやいや、そんなはず..."牛の乳が搾れる落語家"の柳家やなぎさんが大師匠・五代目柳家小さんの十八番を演じます。
そして、いま日本各地で引っ張りだこの三遊亭天どんさんによる「牛の子」は、
牛乳がまだ珍しく今より高価だったとき、牛乳がどうしても飲みたかった男のお話です。
男は果たしてどんな作戦にでたのでしょう?
講談協会理事を務め、寄席への出演も多い宝井琴調さんの「徂徠豆腐」は心がポッと温まります。
貧困のため食事もままならない若き荻生徂徠。
助けてくれたのは親切な豆腐屋さんでした。
やがて徂徠が儒者として名を馳せた時、赤穂浪士討ち入り事件が起こる。
一方、豆腐屋の家は火事で焼ける災難に合ってしまいます。
そして、若い女性の間では"ゴン様"の愛称で人気の柳家権太楼さんによる「猫の災難」は、お酒好きのお話。
そんな人の前にお酒が置かれたら?
飲みたい男の心理ドラマが権太楼さんの手に掛かかって大爆笑間違いなし!
五代目柳家小さんも得意にしていた至玉の席をお楽しみください。
さらに新春らしく、三増紋之助さんによるおめでたい「曲独楽」も見逃せません。
大小の独楽を使って扇子に乗せたり、綱渡りをさせるといった様々な曲芸を披露する寄席演芸です。
映画「座頭市」(03)でも曲独楽師役で出演している紋之助さんによる、
"金回りが良くなる""一本立ちできる"と縁起の良い独楽の技をお楽しみください。
新春、腕利きの噺家による美味しい落語を味わって、笑いで満腹になってみませんか。
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スペース・ゼロ新春寄席Vol.24
食べる落語~笑っておいしい、食べ物の出てくる落語~
出演:柳家権太楼(落語)/宝井琴調(講談)/三遊亭天どん(落語)/柳家やなぎ(落語)/三増紋之助(色物)
日時:2016年1月29日(金) 18時30分開演 [開場18時]
会場:全労済ホール/スペース・ゼロ http://www.spacezero.co.jp/
新宿南口徒歩5分
新宿南口徒歩5分
〒151-0053 渋谷区代々木2-12-10 TEL:03-3375-8741
<チケット料金> 一般前売 2,000円/当日 2,000円(全席指定・消費税込)
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