■CLUB SEVEN 10th stage! 集中連載vol.2■
玉野和紀が贈る怒涛のジェットコースター大娯楽エンターテインメント『CLUB SEVEN』。
玉野和紀が贈る怒涛のジェットコースター大娯楽エンターテインメント『CLUB SEVEN』。
前回に続き、稽古場の様子をお届けします。
『CLUB SEVEN』にはカッコいいダンスナンバーやミニミュージカルとともに、スケッチと呼ばれる寸劇がいくつも盛り込まれています。
今まで9回の公演を重ねる中で、スケッチのシーンにも人気キャラクターが数多く誕生しました。
玉野さんが扮する何を言ってるかわからない【監督シリーズ】や、今回ご紹介するこのシーンのキャラクターなどが筆頭格!
【玉子・ニャンコシリーズ】、今回も登場です!
玉野さんが扮する"玉子"と、西村直人さん演じる"ニャンコ"のコンビが大活躍。
ふたりとも、意外とカワイイ!? のです。
このシーン、どんな状況かの詳細はナイショなのですが、キャストは全員登場。
ということで、稽古場レポートPart1では登場しなかったこちらの方々の姿も。
語尾がいちいち「...ニャン!」となるおなじみキャラ、ニャンコ=西村直人さん。
西村さんは『CLUB SEVEN』1回目から皆勤賞。
玉野さんともあうんの呼吸です。
元宝塚月組トップ娘役、蒼乃夕妃さん。
玉子・ニャンコと、蒼乃さん、白羽さんの女性チームがお友だちのようです。
ちなみにこのシーンの蒼乃さんの役名は"美月"さんで...
元雪組トップ娘役の白羽さんが"美雪"さんなんです。
玉野さんの仕込み、細かい!
舞台に全員揃ったところで、ちょっとしたアクシデントが発生します。
なのですが、誰ともなく「もっと面白くならないかな」という空気になりました。
西村さん曰く「"事件"が起きないので、緩急がなく進んでしまう」。
各々から、「ここでこういうネタを入れるのはどうだろう」「こんなこともアリなのでは」と様々なアイディアが積極的に出されていきます。
真剣な話し合いに突入し、その空気は玉野さんの言葉を借りると「なんだかワークショップみたいになってきちゃった」。
話し合いの結果、テーブルの配置を変えてやってみたりも。
本番ではどうなるのでしょう?
本番ではどうなるのでしょう?
さて、今回は稽古場でもリーダーのようにぐいぐい若手を引っ張っていた東山義久さんのインタビューもどうぞ。
★ 東山義久 INTERVIEW ★
――東山さんは『CLUB SEVEN』は常連ですね。(2004年の2ndより出演)
「そうですね、だいたい2・3年に1回くらいのペースで出ています。今回で4回目。毎回出演していたらまた気分も違うのかもしれませんが、数年空けてまた出る...という形ですので、いつも"前回より引き出しを多くしていかないと"と思っています。ホントにこの舞台はピンからキリまでやらされるので(笑)。歌えるだけじゃだめだし、芝居ができるだけでもだめだし、踊れるだけでもだめだし。すべてを要求されるので、本当に腕試しの場でもあり、部活みたいな感じでもあります」
――確かに、やることがいっぱいです! 他の舞台に比べてもこの作品への出演は大変なのでは?
「やることは多くて、ワンステージ終わったあとの脱力感、疲労感はハンパないのですが、ずっと踊っているものやずっとお芝居しているものよりは、カラーが違うものを要求される分、シーンごとの集中力が高いので......やっている時は全然(大変だとは)思わないんです。「あ、もう2時間たった」「もう3時間たった」って感じで。もちろん、大変ですけどね!」
――お稽古を拝見していますと、東山さんがずいぶん皆さんを引っ張っているなあと感じました。
「もちろん初回から出ている(西村)直人さんが色々な面で引っ張ってくれているのですが...そうですね。僕もせっかちなので(笑)、思いついたことをどんどん提案しています。玉野さんも僕が言うことやほかのメンバーの思いついたことを「あっ、それいいね」とどんどん採用してくださるので、一緒に作っている感じが楽しいですし充実しています」
――今回、『10th』のメンバーは、東山さんから見ていかがですか。
「とてもいいんじゃないでしょうか! 僕が出るときは毎回女性キャストがいるのですが、前回・前々回は男性だけだったんですよね。やっぱり女性が入った方がいいなと僕は思いました。というのは、男声と女声の歌が歌えたり、男女の綺麗なデュエットダンスを見せることが出来ますので。そういうスタイリッシュさもやっぱり『CLUB SEVEN』の見どころのひとつだと思います。それにあんな馬鹿やってたあの人がこんなに綺麗に踊ってる!とか、そういうギャップも大切でしょ? 今回ここに選ばれている人はみんな、色々な芸を持ってる人ばかり。そこに自分が入って、色々なものをさらけ出すのが大変でもあるのですが、楽しいです。それに女性ふたりと(大山)真志以外は『CLUB SEVEN』経験者ですので、このショーの空気感もみんなわかっているし、とてもいいカンパニーです」
――このシーンをお楽しみに、というおススメがあればちょっとだけ教えてください!
「おススメはどこと言われれば"全部"なのですが......。今回は1幕のスケッチのボリュームがすごいです。こんなにスケッチをやるのは初めて。その1幕と、2幕冒頭のミニミュージカルとでの僕のギャップをぜひ見てください(笑)。それに、キャストみんなもそれぞれ色々な顔を見せていますので、そこを楽しんでいただければ、(2幕後半の)『五十音順ヒットメドレー』まで駆け抜けて楽しんでいただけるショーになると思いますよ」
取材・文・撮影:平野祥恵
【公演情報】
4月2日(木)~20日(月) シアタークリエ(東京)
4月23日(木) 福岡市民会館 大ホール
4月27日(月) 愛知県芸術劇場 大ホール
4月25日(土)・26日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪)
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・ペア券は2枚単位での販売。インターネット、店頭にて販売。電話での受付はなし。