5月に来日する「国立モスクワ音楽劇場バレエ」の為、バレエ担当1年目のキョードー東京M氏が単身モスクワ取材を決行!
今回は現地レポートパート③をお届けします。日本でも上演される『エスメラルダ』を鑑賞しに劇場を訪れたM氏は、劇場のバックステージへ!ダンサーたちの練習風景から、衣裳部屋など隅々まで取材で走り回る!
【バックステージ編】をお楽しみ下さい。
前回までのレポートはコチラ↓
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①「クラス視察」
劇場到着後11:00から始まるエスメラルダのクラスを視察致しました。クラスのレッスン場の入口です。クラスの前に黙々とストレッチをするダンサーが扉の外から見ることができます。(この劇場にはレッスン場と呼ばれる所が、以下の写真に写っているレッスン場を含めて5〜6箇所あるそうです。)
各々のストレッチの後、先生が入られてレッスンスタートです。プリエ(※)等、基礎的なものからレッスンはスタートします。先生の指導の下、入念に基礎的な動きを確認した後、ピアノの伴奏が流れるなか、本番を意識した団体での動きのレッスンにスイッチしていきました。
とにかく先生の指導が熱い!ダンサー達もその指導を受け真剣にレッスンを受けます。熱狂的な指導はたっぷり1時間。さすがのダンサーも疲れた〜という一面をレッスン後は見せていました。
※『プリエ』とは、両脚を外旋(がいせん)させ、膝を曲げ伸ばす動きのことです。
引き続き、クラス風景の写真です。
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②「エスメラルダ 本番衣装」
クラス終了後、一番初めに向かったのはエスメラルダの本番衣装がセットされている、楽屋でした。近くで見る衣装のディテールの細かさと美しさに驚嘆。これらを見た後に、本番を観てあの時の衣装だ!と少し感動したのを覚えています。
こちらの衣装、日本公演でもお目見えします!
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③「衣装製作室」
本番衣装を見終わった後、今度は衣装を造る製作室に通されました。あの衣装は一つ一つハンドメイドで製作されています。
舞台のセットと並び演出においてとても重要な衣装はここから生み出されています。
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④「トウシューズ製作室」
ダンサー達にとってとても大切なトウシューズの製作室。
身体の一部のようにフィットさせる為、ダンサー一人一人の足形が保管され並べられています。こちらも衣装同様、一足一足ダンサーの為にハンドメイドで製作されています。その足形の数の多さに圧巻です!
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現地レポート③はここまで。
次回はステージセット製作室の様子や、舞台裏写真を大公開!お楽しみに!
「国立モスクワ音楽劇場バレエ」
公演日:2015年5月20日(水)~24日(日)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席-14000円 A席-11000円 B席-9000円 C席-6000円 D席-4000円
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