10月某日に行われた、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)稽古の様子を紹介致します!
稽古場では第51回本公演「スキャンダラス列島」の稽古が急ピッチで進行中。
この日の稽古は、これまでに出来上がったダンス部分とアクション部分を演出でもある三宅さんに見せ、
チェックを受けるというところからスタート。
振付されたばかりのシーンという事だが、ここがうまくいかなければ、NGになる可能性もあり、
今まで賑やかだった稽古場は一変して張り詰めた空気になり若手劇団員は緊張の面持ちに。
「OK!」という三宅さんの一声で稽古場全体がホッとしました。
その後、芝居部分の立ち稽古が始まり、SETの大きな見せ場の一つである三宅さん・小倉さんの二人の場面では、
見慣れている劇団員すらも思わず声をあげて笑ってしまうようなかけあいが次々と創り上げられていく。
若手たちもそれに負けじと、先輩方の胸を借りぶつかっていく。
親子ほどの年齢の差があるメンバー達が、一つの作品に向かい切磋琢磨する姿は、
沸き立つような笑いや、張り詰める緊張感が目まぐるしく交差していた。
今回本公演は、脚本に金沢知樹氏を初めて起用し、座付き作家大沢直行氏とは違う作風で、劇団に新しい風を吹き込んでいる。
ストーリーを話してしまうと、ネタバレになってしまうという事で、
中々具体的に内容を話せないという所も「どんなスキャンダラスな内容なのか、見てみたい!!」と思わずにはいられない。
総勢50人以上のスタッフ、キャストが集結していることもあり、
大きな稽古場も狭く感じるほど。劇団員の皆さんの熱気溢れる稽古姿に圧倒されっぱなしの稽古場でした!
撮影:引地信彦
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
「スキャンダラス列島」~what a wonderful world~
サンシャイン劇場にて2013/11/14(木) ~ 2013/12/1(日)まで上演。
一般発売中。