前川知大率いる劇団イキウメの新作公演『片鱗』が11月8日、東京・青山円形劇場で初日の幕を開けた。
舞台はある地方都市。住宅地の十字路。その一角に安斎家が引っ越してくる。隣人の大河原、堀田、佐久間らは、父と娘ふたりの安斎家を好意的に受け入れる。しばらくして十字路の四家族は、堀田家のホームパーティで顔を合わせる。その時、堀田家に何か侵入した痕跡が見つかる。最近十字路で不審な人影があるという噂もあり、住人は漠然とした不安を感じる。数日後、住人たちは十字路近辺の植物が不自然に枯れ始めていることに気がつく。安斎家が越してきてから起きるありふれた"怪奇現象"から、すべてが始まった...。
作品タイトルが示すとおり、「(何かの)片鱗」をめぐるホラー作品。日常的な「住民たちの生活」と、その彼岸にある「(何かの)片鱗」。ふたつの世界が交錯するとき、非日常的なものは現実味を帯び、現実は非日常のものと化していく。舞台ではその緊張関係を丹念に描いていく。はたして「片鱗」の正体とは?
作品タイトルが示すとおり、「(何かの)片鱗」をめぐるホラー作品。日常的な「住民たちの生活」と、その彼岸にある「(何かの)片鱗」。ふたつの世界が交錯するとき、非日常的なものは現実味を帯び、現実は非日常のものと化していく。舞台ではその緊張関係を丹念に描いていく。はたして「片鱗」の正体とは?