愛知県・豊橋市に新劇場 "穂の国とよはし芸術劇場『プラット』" がオープンしました。
豊橋市が市民の交流と文化芸術の創造活動の活性化を図るため、新しくオープンしたこの施設。
4月30日(火)に施設内覧会を兼ねた開館記念式典が開催され、芸術文化アドバイザーである豊橋市出身の俳優、平田満さんのご挨拶や、万作の会による狂言、小曽根真さんのピアノ弾き初めも行われ、劇場内はお祝いムード一色に包まれました。
ぴあスタッフもこの新しいランドマークにさっそくお邪魔してきました!
施設内には、舞台芸術やコンサートなどに使用する「主ホール」をはじめ、柔軟な舞台設定が可能な「アートスペース」も併設されています。
主ホール
メインとなる主ホールの客席数は約780席。
どの席からも舞台が見やすいように工夫されています。
アートスペース
ぴあスタッフは2階後方席から式典を見学しましたが、舞台の熱気や緊張感がしっかり伝わってきました。
ちなみに、主ホール壁面の意匠は、地元・豊橋の手筒花火がモチーフとなっているそうです。
劇場内の空間を華やかに演出していますので、ご来場の際には是非チェックしてみてください。
式典の中で小曽根真さんが使用されたピアノは、劇場内に備わっているフルコンサートグランドピアノ「スタインウェイ」と「グロトリアン」。
向かい合わせに並べられた2台のピアノを同時に演奏された曲は、記念公演として行われた野村万作氏・野村萬斎氏による狂言にインスピレーションを受けた"即興"だったそうですから、こちらも貴重な体験となりました。
今後の主催事業は、蜷川幸雄演出、吉田鋼太郎&松坂桃李出演の『ヘンリー四世』、平田満&ベンガル出演の『父よ!』、松竹大歌舞伎など、人気公演の上演が予定されています。
劇場の愛称である「プラット」には、"気軽に立ち寄れる場所"、"様々な芸術が生まれるプラットホーム" になって欲しいという思いが込められいます。
ちなみに地元には、100年以上の歴史がある「豊橋カレーうどん」といったグルメも存在しているので、食好きの観劇ファンの方も、この機会に"穂の国"に足を延ばしてみてはいかがでしょう。
「穂の国とよはし芸術劇場プラット」HP
プラットの竣工写真(撮影:永石秀彦)
開館記念式典写真(撮影:谷古宇正彦)