■新演出!『レ・ミゼラブル』2013■
ミュージカル『レ・ミゼラブル』、前回に続き、スチール撮影の様子をレポートします。
今回は女性アンサンブル編。
なお、ここで撮影されたものは、チラシやプログラムに使用されます。
カメラマンは前日同様、田内峻平さん。
女性アンサンブルは、男性に比べると人数が少ないのですが、女性の方がやはりいろいろと時間かかります。
たとえば撮影用の扮装、男性は全員地毛でしたが、女性は付け毛を使用する方もいます。
ということで、ひとりあたりの時間を男性よりゆったり目にとって、結局、トータルでは男性と同じくらい撮影時間を予定していました。
...やっぱり一日仕事なんですねー。
女性の撮影は池谷祐子さんから始まりました。女性アンサンブルの皆さんは<工場>の衣裳です。
作業着...のはずですが、なんかちょっと、カワイイ。
ブルーが綺麗です。
池谷さん、さくさくっと撮影終了。
...なのですが。
撮影用のエプロンが1着しかなく、現場でちゃちゃっと脱いで次の人にバトンタッチ、のはずが、実はこの日、撮影と公式HP用の動画コメントの同時撮りだったので、「...コメント撮りが終了するまで、次の撮影ができない...」。
まあ、しょうがないよね、ゆっくりいきましょう、とスタッフの皆さん、長丁場を覚悟した空気に。
なお、この日撮影した動画コメントも、4月8日に公式HPにアップされています!
さて、この日は男性編の時にはなかった、簡易化粧前が撮影部屋に作られていました。
そこで最終的にヘアメイクを整えたり、帽子をかぶったり。
こちらは石田佳名子さん。
お次は松本ほなみさん。どんどん撮影部屋に次の方がやってきて、プチ渋滞状態?
見ていた岡井さん、本田さんから「ほなみ、カワイイ~」と声があがってました。
その、本田育代さん。エプロン着用なし&帽子なしだと、ナチュラルな感じです。
スタッフさん曰く、「髪の毛が長くてキレイな人は、そのままでOK」なんだそうです。
そして、女性のブラウス、いろんな模様があってカワイイ!
こちらの小花模様も素敵です。
工場勤めの皆さん、なかなか素敵な服を着ているじゃないですか~、と言いたくなります(笑)
本田さん、すっと立ってさっと撮影を終えましたが、「良かったよね~。化粧もナチュラルだし、しっとりした雰囲気も出ていて!」と後からその素晴らしさにスタッフから絶賛の声が上がっていたのでした。
こちらは岡井結花さんです。
メイクが濃い!とダメ出しされてしまいました。
キャストさんたちは、別室で衣裳・化粧を調えてから撮影現場に来ます。
「女性は現代的なメイクはNG!」と通達されていますが、その加減がつかみにくいらしく...。
スッピンでというわけではないのですが「もっと薄い色のアイライン、ありませんか?」等、スタッフさんから言われていました。
...と、苦労をした岡井さんの撮影風景はこちら。
田内カメラマンからは「君、不安そうな目だねえ...」と言われ、ちょっと笑顔を浮かべたところ。
こちらもメイクに苦労をした三森千愛さん。
「マスカラ落として!」から始まり、「眉の高さが左右で違うよ」まで色々ダメ出しを受けてしまった三森さん、「普段あまり化粧しないから...わからないんです~」。そんなこんなで、撮影場所から準備室に、幾度となく「みんな化粧が濃い!もっと薄く!」と連絡を入れるも、やはり微妙な調整が難しいらしく...。
女性陣のメイクが思いがけず手間取り、撮影開始時点のエプロン1着問題などどうでもいいくらいの渋滞っぷりです(笑)。
スタッフさんも、女性は全員メイクに駆りだされている状態に!
般若愛実さん。
田内カメラマンと「君は...(東宝アカデミーの)何期生だっけ?」なんて気軽な会話をしながら撮影が進められていきます。
般若さん、卒業公演でファンテーヌ役をやったそうです。
穂積由香さん。
こちらは撮影に臨むにあたって「よしッ、私、キレイ!」と気合いを入れていた吉川恭子さん。
彼女も「髪が長くてキレイな人」パターンですね。
髪を片側にまとめてみたり、色々試していました。
清水彩花さん。
彼女もサラサラの髪の毛。耳に髪をかけるかどうかを、撮影しながら決めていっていました。
藤咲みどりさん。
ベルトも持参で、やはりベテランの方は、撮影も慣れているようです。
柳本奈都子さんもメイクに苦労していたひとりです。
時間がかかってしまったことに、恐縮しまくっていました。
そんな柳本さんには田内さん、「硬いよ!美人なんだから、オーラ出して!」とダメ出しなのか褒めているのか...。
浅野実奈子さん。
三戸亜耶さんです。王子菜摘子さん。
島田彩さんです。
とっても細い島田さん、「エプロンが...エプロンドレスみたいになっちゃう...」とスタッフさん。
おっと、廣野有紀さんはげきぴあカメラにも視線をくれました!
児玉奈々子さん。
いつもオデコを出している山岸麻美子さんは、「前髪があると別の人みたい」と方々から言われていました。
田内さんからも、固くならなくていいからね、自然にね、とアドバイス。
こちらはエポニーヌ役の綿引さやかさんですがアンサンブルとしても出演するのでアンサンブルバージョンの撮影も。
「違う感じになるようにしようね」と田内さん、すでに撮影されているエポニーヌバージョンの写真をPC画面に出して、その表情や顔の角度を確認して、撮影。
忙しい中撮影に挑んだみなさんの成果は...公式HPやプログラムで確認してくださいね。
公演は5月3日(金・祝)から7月10日(水)まで東京・帝国劇場(4月23日(火)よりプレビュー公演あり)にて。
その後福岡、大阪、愛知でも上演されます。