阿部サダヲ主演!『八犬伝』稽古場レポート(後編)

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「仁・義・礼・智・忠・信・考・悌」――
8つの文字が浮き出る不思議な光る玉を持つ八犬士が活躍する壮大な物語「里見八犬伝」。
滝沢馬琴が書いたこの作品を演劇的に捉え直し、まったく新しいスペクタクル冒険活劇として見せる舞台『八犬伝』が3月8日(金)に東京・シアターコクーンで開幕します。

キャストは映画にドラマにと引っ張りだこの人気俳優・阿部サダヲを主演に迎え、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、近藤公園、尾上寛之、太賀、辰巳智秋、二階堂ふみ、田辺誠一ら若手&実力派俳優が勢揃い!

台本は劇団☆新感線の「IZO」「港町純情オセロ」 や舞台「ガラスの仮面」でその手腕を発揮した青木豪、演出は「時計じかけのオレンジ」「テキサス」などを手掛けた人気演出家・河原雅彦が担当します。


げきぴあではこの舞台の魅力を探るべく、開幕に向けて熱い稽古を繰り広げている稽古場を直撃!
今回はその後編をお届けします。
前編はこちら

なお、観劇を楽しみにされている方のために、極力ネタバレしないよう稽古場写真を中心にレポートいたします!

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2月某日、晴れ。
稽古場に足を踏み入れると、男・男・男と、男性の数が圧倒的に多い!
それもそのはず、キャストを例にとっても出演者25名のうち女性はわずか2名だけ。

この日はそんな男性ばかりの稽古場に、新しく女性スタッフが数名加わりました。心無しかみなさんの顔がニコやかに?!

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さて、俳優のウォームアップも終わり、いざ稽古開始...とその前に、舞台で使う"声"の録音をしていました。
どんな"声"かは本番のお楽しみなので書きませんが、阿部さんが「これでもか!」という肺活量をみせていました。

[阿部サダヲ]
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田辺さんは若者が多い稽古場の中で、落ち着いた大人の雰囲気。
阿部さんとは大人計画での共演経験もあるので、息のあった芝居が期待できそう。
そういえば"あべ一座"でも共演していますね。(←関係ない話ですみません・笑)

[田辺誠一]
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瀬戸さん、怪我を負ったシーンでは動きに制限がある分、細かいところにも気を配りながら演じています。

[瀬戸康史]
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中村さんは鮮やか金髪で目を引きます。
女田楽もみどころのひとつですが、取材した日は見れなかったのでここは本番でぜひ確かめたいところ。

[中村倫也]
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「もう半間あけようか」とセリフの"間"について細かく指示をする演出の河原さん。

[河原雅彦]
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近藤さんはシアターコクーンとご縁があります。最近だと、KERAバージョン「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」やコクーン歌舞伎「天日坊」にも出演されてます。今回はまた違った顔が見れそうです。

[近藤公園]
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[左:中村倫也、右:瀬戸康史]
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撮影:本房哲治

稽古場レポート&フォトギャラリーはここまでです。
写真は真剣な表情が多いですが、ちょっとしたことで大笑いしたりと、真面目なだけじゃない雰囲気が"河原組"らしいなと。
とてもいい空気の流れている稽古場でした。

公演はいよいよ今週、3月8日(金)に開幕します!


取材:金子珠美(ぴあWeb編集部)


<あらすじ>

武蔵国・大塚に、犬塚信乃はいた。父・番作が、強欲な伯母夫婦(蟇六、亀篠)の策略によって自害に追い込まれ、代々引き継がれてきた名刀・村雨を足利家へ献上するように信乃に託した。蟇六・亀篠夫妻の養女である、幼なじみの少女、浜路は信乃を慕い結婚を望むが、両親の悪巧みによって地元の権力者・簸上宮六のもとへ嫁がされようとしている。信乃を慕う浜路の家の下男・額蔵(のちの犬川荘助)は、なすすべもなくそんな彼らを見守っている。そんなある日、ひょんなことから信乃のもとに現れた「考」の字が浮かび上がる玉を目にした額蔵は、自分の「義」の玉を示す。また、二人には同じ痣があった。額蔵は、この奇妙な共通点に、もしや二人は同じ運命に導かれた仲間ではないか、と信乃に言う。

一方、好まぬ相手との縁談に絶望した浜路は、信乃に迫るが、信乃は父の遺言を果たすため、旅路につく。悲しみにくれる浜路は、浪人・網乾左母二郎にさらわれ、信乃の刀・村雨が網乾によってすりかえられたのを知る。浜路は村雨を取り戻そうとするが、反対に網乾に切られてしまう。とどめを刺されるすんでの所で、彼女は異母兄である、犬山道節に助けられる。道節は網乾を切って捨て、村雨を取り戻す。そこへ現れたのは、額蔵(壮助)。村雨を取り戻そうとする額蔵と道節は激しく斬り合う。そしてその最中、道節もまた玉を持っていることを知った額蔵は、貴方も我らの同志ではないか、と道節に話す。

すり替えられた刀のために足利家に囚えられる所を逃げ出した信乃は、屋敷の屋根の上で犬飼現八に出会い、立ち回りのさいに、お互い同じ痣が体にあり、玉を持っていることで「仲間」であることを知る。屋根から落ちた二人を、女田楽の格好をした犬坂毛野、犬山道節、犬田小文吾が救い、またそれぞれに痣と玉を持っていることが分かる。そして、信乃が庚申山で昔の剣の師匠である赤岩一角を訪ねて再会した、一角の息子・犬村大角も、化け猫に取り憑かれた父の成敗をする時に玉が出現、彼らの仲間であることが分かる。

こうして、次々に出現する8人の若者は、彼らの道中を見守っていたゝ大(ちゅだい)法師によって、彼らが安房の国の領主・里見義実の娘、伏姫の子供であることを知り、その不思議な出生にまつわる伝説を聞く。自分たちが里見のお家再建のために巨悪・玉梓と戦うために生まれてきた運命の仲間と知った八犬士たち。彼らはゝ大(ちゅだい)法師に導かれるままに、「大義」のもと、安房の国へと闘いに赴くのだった。そして、8人の若者は、思いも寄らぬ事態に直面してゆくことになる。果たして、彼らを待ち受けている「真実」とは――。


 

【公演情報】
2013年3月8日(金)~3月31日(日)
Bunkamura シアターコクーン

原作:滝沢馬琴
台本:青木豪
演出:河原雅彦
出演:阿部サダヲ、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、近藤公園、尾上寛之、太賀、辰巳智秋、二階堂ふみ、田辺誠一、ほか


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☆阿部サダヲロングインタビュー「今週のこの人」
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