■集中連載『ウェルテルの恋』第1回■
近年、日本でも「韓国ミュージカル」が来日、もしくは翻訳ミュージカルとして日本で上演される機会も増えていますが、〈韓国オリジナルミュージカル史上最高傑作〉と称される作品がついに来日します。
それが『ウェルテルの恋』。
原題は「若きウェルテルの悩み」、文学史でもおなじみ文豪ゲーテの小説がもとになっています。韓国ミュージカルの来日公演といえば、K-POPスターを主役に配する公演が主流ですが、これはそういったスターシステムに頼らない、本格的ミュージカル。
ミュージカル畑で活躍しているミュージカルスターがガッチリ出演する、ハイクオリティな作品です。
といっても、主役をWキャストで務めるふたり、キム・ダヒョン&チョン・ドンソクは韓流スターらしいキラキラのルックスなので、その点もご安心ください。
そしてこの作品、どれだけスペシャルかと言うと、2000年の初演以来上演を繰り返すこと、なんと13回。
近年の日本ミュージカル界最大のヒットと言っても過言ではない『エリザベート』(東宝版)でも、今年の公演が8度目の上演でしたから、その凄さ、いかほどか...という感じですよね。
現在もまさに、韓国のユニバーサルアートセンターにて13回目の上演が行われている最中です(12月16日千秋楽)。
名のあるミュージカル俳優がこぞって「これに出演したい!」と言う作品らしいですよ。
2012年12月11日アーカイブ
「演劇動画15分1本勝負」と銘打ち、編集を一切しない演劇動画を楽しもうと企画された"クオータースターコンテスト(=QSC)"。
今年8月から3か月に渡り動画を募集したところ、なんと110本もの作品が集まりました!
初めての企画に、当初事務局のスタッフは「本当に動画が集まるのだろうか?」と内心ドキドキだったそうですが、まさかこれほど多くの方にご参加いただけるとは!と嬉しい悲鳴があがっていました。
そして、11月23日(金・祝)、大根仁さん、鴻上尚史さんら審査員による厳正な審査が行われ、グランプリ、優秀作品賞が決定いたしました。
詳しくはQSC結果発表ページにてご確認ください。
http://entre-news.jp/qsc/result
今回、げきぴあもこのコンテストに参加し、"げきぴあ賞"を設けさせていただきました。
選考基準はいたってシンプル。
担当者がもっとも面白いと思った作品を選ばせていただきました。
さて、見事"げきぴあ賞"に輝いたのは......
切実「つばめ」です!!
この作品は2011年3月に上演されたオムニバス公演の中のひとつ、「つばめ」を忠実に映像化したものだそうです。
動画と選評はコチラでご紹介しております。
「つばめ」動画
http://entre-news.jp/2012/10/5871.html
選評
http://entre-news.jp/2012/12/7089.html
早速、"げきぴあ賞"を受賞された切実のみなさまにインタビューしました!
お話を伺ったのは、作家のふじき みつ彦さん、演出&出演の岡部たかしさん、出演の永井若葉(ハイバイ)さん、岩谷健司さん、本村 壮平さんのみなさんです。
左から岩谷健司さん、岡部たかしさん、ふじき みつ彦さん、永井若葉さん、本村 壮平さん
SMAP草なぎ剛、韓国の人気俳優チャ・スンウォン、広末涼子、香川照之といった豪華キャストが集結した「ぼくに炎の戦車を」。
2012年11~12月東京、大阪の公演を経て、2013年1月30日(水)、韓国・国立劇場 ヘオルム劇場にて韓国公演が開幕する。
今から100年前、日本と韓国との間に起こった歴史を背景に、自らが信じるものを守るためにそれぞれが葛藤し、魂を掛けて闘った男たちがいました。芸術という名の自由を求めた者、戦争を糧に地位と権力を求めた者、そして時代に翻弄されながらも強く生き抜いた男たち、そんな男たちに翻弄される女たちの悲哀の物語。