◆モダンスイマーズ「楽園」スタッフコメント◆
東京公演が終了し、いよいよ地方公演での開幕があるモダンスイマーズ。
スタッフの皆さんからコメントを頂きました。
◆スタッフさんコメント
11月15日(木)
「楽園」は初演当時、短時間の上演時間ながら凝縮されたかのような深みを持つ物語にまるで秀逸な短編小説のようなイメージをもったことを思い出します。
「役者の確かな演技力とこの仕掛けを思いついた演出に脱帽です。
誰の心にもある未熟な子供時代ならではの、仲間はずれへの恐怖感と、日頃仲間として接している相手に時折見せる自分の酷薄さ、それに加えて、管理され庇護されている身ならではの不安定な心理がテーマの話と受け取りました。人間は、成長の過程のなかで思い出したくない思い出には心がいつの間にか封印をしてしまいますが、封印するにはちょっと重すぎる心の傷を負った少年たちの、成長した今を字幕でさりげなく流す手法は心に染みました。元来芝居の途中で、字幕で状況のト書きを舞台に載せるのはいい演出方法だとは思っていません。「だったらその分芝居で見せろよ」と思ってしまうのですが今回は「こんな小説的な方法もありか」とこれまた演出のしたたかさに思いを改めました。」
本日、千秋楽を迎えますが多くのお客様にお運びいただくことが叶わないままであることが、本当に心残りではありますが、これから福岡、兵庫、そして最終地点を神奈川として関東に戻って参ります。
ここ武蔵野から横浜とまた会場を変えての上演です。
お見逃しのないよう、是非KAATで、近畿地方、九州地方でのご来場を心よりお待ちいたしております。
・福岡公演(11月27日(火)公演)
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・兵庫公演(11月29日(木)公演)
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・神奈川公演(12月7日(金)・12月8日(土)公演)
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