◆モダンスイマーズ「楽園」@吉祥寺シアター
無邪気でありながら、どこか残酷な部分を秘める小学生時代。
暢気な会話の中で「あったあった、こういう場面・・・」と笑わせながら、その奥底に潜む小さな罪とやるせなさ。
何気ないやり取りで笑わせながら、どこか観客の心をひやりとさせる、そんなシャープな作品に仕上がっています。
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これは子供の物語である。
子供のころ、ほんの数時間の間に起こった他愛もない、
無邪気で、無慈悲な遊び。
ある子供のその後の人生を変えてしまった何かが
その出来事にあったとすればー。
原因は何なのか。
責任は誰にあるのか。
誰があの時間を説明出来るだろうか。
これは子供の物語であり、ある女のルーツの物語だ
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作・演出の蓬莱竜太さんと、出演の西条義将さんにげきぴあブログを書いていただきました!
◆「楽園」作・演出 蓬莱竜太さんのコメント
今回は再演だけど新作の緊張感がある。
劇団員の役を全シャッフルして、それぞれがあまりやらない役に挑戦させるという暴挙に出た。
多難である。難が多すぎて何が難かもわからなくなっていく始末だった。
劇団全員が歯を食いしばり芝居に挑み、客演のアッちゃんの下ネタに肩の力をほぐされた。
苦しいが本来は楽しんでやるものだ。どこに到達出来たかはまだわからないが、この芝居は面白い。
小学生達の闘いの芝居だが何とも痛い。笑えるが痛い。役者達の姿とかぶって見えるあたりは最高である。
1時間20分という長さも優しいでしょ。
◆「楽園」 モダンスイマーズ主宰 西條義将さんのコメント
遂に初日が開きました!
前回観て下さった方から「ぜんぜん違う作品になってるね」て。
これははっきり言って嬉しい。
だって初演を越える作品にするってのは当たり前で、それ以上の物にしなかったらやる意味無いよね。
関係者の方々からも初演より濃い作品になってるし、名作だ!くらい言って貰えてます。
実際かなり面白と思うし、大人たちのこころに刺さる芝居になってると思います。
是非観て欲しいです。
最近のモダンスイマーズの作品とは明らかに違います!
追伸、台本のセリフを変えずにこれだけ違った作品になるなんて!
モダンスイマーズ「楽園」は吉祥寺シアターにて11月15日(木)まで。
尚、KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて 12月7日(金)・12月8日(土)に関東には戻ってこられます。是非チェックを!
チケットは絶賛発売中。
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