皆様こんぬツラ(面)!
デス電所の竹内という者です。
今回デス電所が7月にお送りしますのは『神様のいないシフト』という作品です。
神様がいないということは、悪魔がいる!
と言うわけで、今回の作品は悪魔祓いもの、つまりエクソシストを題材としたシチュエーションコメディでございます。
シチュエーションコメディっつっても唄って踊ります。和田さんの生演奏もございます。
さて皆様エクソシストって何だかご存知ですか?
教会から任命された悪魔を祓うことを専門にする神父、牧師さんのことです。
今回は神父様、つまりカトリックからやってきた豊田真吾君が活躍します。
面白いですよ。
ではせっかくなのでエクソシストを扱った映画の紹介をして終りましょう。
『エクソシスト』(監督:ウィリアム・フリードキン)
...言わずと知れたホラー映画の大傑作。
緊張感と恐怖感に溢れたいい画を撮るために監督が現場に実弾の入ったショットガンを持ち込んだというエピソードが有名だ。
ちなみに、悪魔に憑かれた少女、リーガンがブリッジしたまま階段を降りる有名な「スパイダーウォーク」は、初公開の1973年版ではカットされてるのだが、2000年のディレクターズカット版で復活した。
(カットされた理由は恐らく、上手に繋げられなかったためでは無いだろうか?)
とても面白いので皆さん怖がらずに一度観てみてください。
ちなみに次に公開された『エクソシスト2』(監督:ジョン・ブアマン)は僕にはそれなりに面白かったのだがやっぱり前作ほどではなくって、その出来に怒った原作のウィリアム・ピーター・ブラッディが「エクソシストってのはこういう話なんだよ!ばか!」という怒りで作った『エクソシスト3』(監督:ウィリアム・ピーター・ブラッディ)が超傑作と名高いらしいのだが、なんとDVDが絶版でどこにもおいてなくってまだ観られておりません。誰か貸して下さい。
仕方がないのでウィリアム・ピーター・ブラッディが撮ったもう一本のホラー映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』が殆ど同じテーマらしいというので、それを観て我慢している。『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』は物凄い名作なので、これも皆様観たほうが良いよ。
更にその次に作られた、エピソードゼロとなる『エクソシスト ビギニング』(監督:レニー・ハーリン)は、監督が『ダイ・ハード2』の人なので、ホラー映画としてはちょっぴり不安になる人もいるかもしれないが、レニー・ハーリンは実は『エルム街の悪夢4』の監督でもあるので安心だ!(『エルム街の悪夢4』が良いホラー映画であるかどうかはさておき)
実はこの作品は元々ポール・シュレイダーが監督していたのだけれど、映画会社の意向と違うと言う理由で途中で降ろされてしまった。
ちなみにそのポール・シュレイダー版は『ドミニオン』というタイトルでDVDリリースされているので皆様そちらも要チェック。
チェックしたはいいが日本版はリリースされていないので輸入するしか手は無いのですが。
さて、『エクソシスト ビギニング』ですが、『エクソシスト』物の永遠のテーマである「本当に悪いのは悪魔なの?人間なの?」と言う部分はハリウッド映画らしく悪者をローマ帝国とナチスと、あと植民地支配をするイギリスに集約しているのでその辺はあまり深く考えなくても良いようになっている。
流石だ。そのことがウィリアム・ピーター・ブラッディの意図であるかどうかはさておき。つうか、意図ではないのは明らかだが。
それでもまあ、クソつまらないほどではないし、なにより「神様はいないけど悪魔はいるよ」という、
全世界共通の全く正しい意見を言っているので『エクソシスト』シリーズはどれも最高だ。『3』は観てないけど。
本当は上記以外のエクソシストを扱った映画も紹介したかったのだけれど、いかんせん書きすぎてしまったのでこれで終わりにします。
それでは皆様サヨウナラ。
是非観に来てください。
デス電所では今回公演のユーストリーム番組もやっていますよ。
バイナラ。