劇団青年座 vol.06  from 伊藤大

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『THAT FACE~その顔』演出の伊藤です。
本日から初日(14日)までこのメッセージも毎日更新していこうと思います。

seinenza04.jpg
キャプション「那須佐代子さん誕生日時の写真


稽古もいよいよ最後の追い込みに入りました。
この時期に完成形が見えるかどうか、
みんなが気にかけるところです。

みんなもちろん、不安であったり悩みが残っていたりします。
・・・・・・演出家ももちろんそうです。

が、この時期何かが抜けた!と思う日があります。
それは、その芝居が「いける!」と確信できた瞬間です。

このお芝居もきました。
絶対面白いものになります!!!!

ぜひ青年座劇場に足をお運びください。
お待ちしております。

では本題へ。
台本から演出家が頭の中でいろいろ考え、
いよいよ稽古に突入する、という所までお話をしました。

稽古始め、これがまた芝居の行方を左右する時です。

というのは、ある芝居に対して抱く思いは人によって全然違うのです。
前回のお話と同じようにです。

まず俳優さんはそれぞれの役を中心に考えます。
これは強烈な主観性のぶつかり合いになります。

演出の具体的な枠組みを創る美術家も、強烈な主観を持ってきます。
他のスタッフも皆そうです。
もちろん演出家も、強い主観を持ってきます。

さて戯曲の話を思い出してください。
Aさんは「A」と言い、Bさんは「B」と言い、Cさんは「C」と言う。
同じですね。

今回の場合はウソというわけではないのですが、
作品の本質が一体どこにあるのか、という意味ではみな正しく、
みな平等に主張する権利を持っています。
でももちろんこれでは物事はまとまりません。

するとやっぱり演出家が必要になってくるわけです。

次回に続く...。

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