『ルドルフ』衣裳合わせ現場に潜入!part1

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■集中連載『ルドルフ ザ・ラスト・キス』 第4回■

『ルドルフ ザ・ラスト・キス』
連載、本日は6月某日に行われた「衣裳合わせ」の現場レポートです!
現場はこんなかんじ。Rudolf2012_0401.JPG

10数人のスタッフが忙しそうに動いています。
その中心でテキパキと指示を出しているのが、衣裳担当の前田文子さん。
役者さんが衣裳を着けて出てきた瞬間に、ぱぱぱっと修正ポイントをスタッフに伝えていきます。
そのスピード、量、明瞭で的確な指示。
プロの現場ってスゴイ!と感動...。


現場にはこんなかんじで衣裳がずらっと...。Rudolf2012_0402.JPG

アクセサリーも様々なものが用意されています。Rudolf2012_0402b.JPG

マリー・ヴェッツェラ役の和音美桜さん。Rudolf2012_0404.JPG「衿はもうすこし外側に」という前田さんの言葉で、仮縫いとはいえつけてあった衿があっという間に外されました。
他にも、役者さんが着ている状態で肩パットをどんどん整形するわ、「ちょっと丈が長い」と前田さんが言えばささっと短くなるわ、その場で変更しない修正は細いテープでピッと印をつけていくわ、スタッフさんの連携が素晴らしいです。Rudolf2012_0403.JPG『ルドルフ』の舞台は19世紀末。
この時代のドレスといえばバッスルスタイル。
腰にボリュームがあるヤツですね。
前田さんもスカートの部分にかなりこだわっていました。
ギャザーも、「これはいらない」とひと山だけ平らにしたり!
「後ろはもっと釣って、サイドはストンと落としてすっきりさせて」と繊細な調整が入ります。
そしてそのちょっとした修正で、どんどん輝きを増すドレスたち!魔法みたい。


こちらはラリッシュ役の一路真輝さんです。
ゴールドのドレスを上品に着こなす一路さん...。さすが!
前田さんはじめ、スタッフの皆さんからも「わぁー素敵!」の声が。
Rudolf2012_0405.JPG
前田さんは一路さんの衣裳のあれやこれやをやりながら、和音さんのドレスにもポンポン指示を出して行きます。
...絶対、後ろにも目がついてますよね?
Rudolf2012_0407.JPG
和音さんに、この日一番「可愛い!」の歓声があがったのがこちらのドレス。
お人形さんみたい!
写真ではわかりにくいですが、このドレス、織りもとっても素敵です。
和音さんも「ウェディングドレスみたい...」と呟いていました。
そして和音さんに笑顔もいただきました!
Rudolf2012_0408.JPG
衣裳にあわせてカツラもあわせていきます。
ヘアメイクは野澤幸雄さん。
Rudolf2012_0409.JPG
一度役者さんの身体にあわせて前田さんが調整した後、演出のデヴィッド・ルヴォーがやってきて、チェック。
...という流れなのですが、ルヴォー、やってきたとたん「ベリー・ビューティフル!ベリー・ハッピー!サンキュー!」と満足げなお言葉です。
一路さんも和音さんもとっても素敵でしたからね。
Rudolf2012_0410.JPGそりゃ、ルヴォーも写メ撮っちゃいますよね(笑)
Rudolf2012_0411.JPG
...もちろんそれだけで終わりではなく、「グローブは黒かライトグレーにしようと思うのですが」という前田さんに「ライトグレーの方が今より美しくなりますね」とか、「扇はワインレッドの方が」等々、ルヴォーと前田さんの間では細かい相談がなされていました。
Rudolf2012_0412.JPG
そして当然ですが役者さん側からの要望も。
こちらは「このドレスの場面ではワルツがあるんですが、踊れるかしら」と和音さんと一路さん。
Rudolf2012_0414.JPG長い引き裾がネックのようですが、「裾を持って大丈夫ですよ」と前田さん。
すると今度は「どのタイミングで裾を持てばいいかしらね...」。裾を持つためにしゃがむ、という動作が美しくないと悩むおふたりに、「では(裾を釣って腕に通す)輪っかをつけましょう」と、前田さんはパパっと解決策を出し、それに即応じてドレスにループを付けるスタッフさん。
なんかもう、プロって色々とスゴイ。

この日は和音さん、一路さんそれぞれ4~5着のドレスを合わせていましたが、残りは本番までのお楽しみ、で。
前田さん曰く「マイセンのお人形のようにしたいわ」という和音さんの衣裳や、「今、スポットライトが当たっているのが見えた!」という賞賛の声があがった一路さんの素敵なドレスなど、どれもこれも美しかったです。



さて、別の時間帯で行われた吉沢梨絵さんの衣裳合わせ、私は伺えなかったのですが、せっかくなので、と、スタッフさんがお写真を送ってきてくれました。
ということで、写真のみですが

【『ルドルフ』衣裳合わせフォト・ギャラリー featuring ステファニー】
どうぞ!
Rudolf2012_04a.JPGRudolf2012_04b.JPGRudolf2012_04c.JPGRudolf2012_04d.JPGRudolf2012_04e.JPG
吉沢さんの衣裳も、このほかにも素敵なものを制作中、とのことです!!


前田さんの衣裳、時代設定にあったゴージャスなものでありながら、大げさ感がなくとってもスタイリッシュ。
そして間近で観ると生地の織目や刺繍など、本当に凝っていて素敵です。
この繊細さを楽しめるのは、前方席のお客様の特権かも...。
もちろん遠目でも素敵ですが、前の方のお席の方はぜひそのあたりもチェックしてほしい!と思った担当でした。


公演は7月5日(木)から29日(日)まで、東京・帝国劇場にて行われます。
チケットはチケットぴあにて発売中!
『ルドルフ』連載、次回は男性陣の衣裳合わせのレポートをお届けします。こちらもお楽しみに。
スペシャルイベントご招待プレゼントも、受付締め切りまであと1日ちょっとです。お申し込みはこちら、お忘れなく。

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