エリザベート役・瀬奈じゅんさん。
公演後はいつもは「ぐったりしてる」そうですが、Wキャストのため、1日2回公演の時などは「皆さんを置いて帰らなきゃいけないので、寂しいような申し訳ないような気持ちになります」とのこと。
ルキーニ役・高嶋政宏さんは
「今日は終演後にトークショーがあるので、セリフ間違えないで良かった!っていうのが今の感想ですね(笑)」。
ハプニング後のトークショーはちょっと...イヤですよね(笑)。
あと「普段は終わったあとは素っ裸!」というような話も。
ルドルフ役の大野拓朗さん。
初ミュージカルの大野さんは、「日々緊張は10分の1くらいずつはほぐれてきています。でもまだまだ緊張します」とのこと。
「本番、自分が何をやってたか(緊張で)あんまり覚えていないので、反省が自分自身で出来ないんです。ご一緒させていただいた方々に楽屋でありがとうございましたってご挨拶に行って、『反省お願いします!』とお願いしています。...(石川)禅さんには、30分くらい反省いただきます(笑)」。大野さんの緊張っぷりは凄かったらしく、瀬奈さんが「私、今日で拓朗君と3回目だったんです。前回一緒にやったときからかなり間があいて久しぶりだったんですが、前回(開幕してすぐ)の時は、♪ママの帰り、いつも待ちわびてた...(と手を握って歌うシーン)で、『だいじょうぶ!?』ってくらい(手がぶるぶる震えていた)。で、終演後に『あれは、僕の手が震えてたんじゃないから。ルドルフが震えてただけだから』って言うの(笑)。...今日はまったく震えていなくて、積み重ねるって凄いんだなって思いました」というエピソードを披露。
高嶋さんからは大野さんに緊張しないコツを「やっぱり期待しないことでしょうかね。こうやらなきゃいけない、お客さんに拍手もらわないといけない、とか期待しすぎると緊張するんですけど、拍手なんかこないもんなんだって気持ちでやると、拍手がくるとそれがエネルギーになるんです。(大野さんが緊張するという、青年ルドルフ登場シーンも)すっと、隣の部屋に行くドアをあけるような気分でね」と伝授されていました。
そして事前に募ったお客さまからの質問コーナーでは、瀬奈さんには「シシィのドレスの中で一番好きなのは?」。
「断トツで2幕の冒頭、戴冠式の紺色と白のドレスです。清潔感があり品もあり。もともと紺色が好きなので、すごく好きです。2番目は...鏡の間の衣裳、と言いたいところですが実はあまり好きじゃなくて(笑)、バートイシュルの黄色いドレス」
と瀬奈さんが答えたところで、高嶋さんが間髪入れず
「可愛いですよね~」。
高嶋さん、瀬奈さんに綾波レイのコスプレをして欲しいそうです。前回(2010年)公演時は「綾波レイみたい」とよく言っていたそうで、「でも今回は言ってくれないですよね!」と瀬奈さん。
...でも確かに高嶋さん、前回公演時、瀬奈さんのことを「可愛い、可愛い」ってことあるごとに言ってましたよ!
高嶋さんには「やっちまったエピソードは?」という質問。
「結婚式で、1854年なんですが1845年って言っちゃったり。あとは3・4シーズン前なんですが、バートイシュルでエリザベートを抱きかかえて下に下ろすときに、銃声がしたんですよ。音響さんが間違えて銃声出したんだなって思いながら足をついたら、つけないんです。...自分の筋肉が切れた音だった。当時のエリザベートは一路真輝さんだったんですが、耳元で「肉離れした」って言って、その後にも(舞台上で)通り過ぎぎわの全員に「いま肉離れした」って言ったら、そのシーンが終わって袖に帰ったら、車椅子が用意されていました。...あとは『キッチュ』のシーンで使っているワゴンをひっくり返すわ...山ほどあります」。
この日で930回目の出演だった高嶋ルキーニならでは?
ハプニングもレベルが違いますね~。
大野さんには「少年ルドルフと楽屋などでお話したりするんでしょうか?」という質問。
「子ども可愛いですよね~!もともと子ども大好きなんですが、特にあの4人組はすごく人懐っこくて可愛い。この間はエレベーター前に3人がいて、清史郎はメイク中でいなかったんですが、いきなりぎゅっぎゅっぎゅって抱きつかれて羽交い絞めされました。嬉しすぎて写真とってもらいました!」と笑顔で話していましたよ。
そのほか、衣裳の苦労話など、皆さん苦労も楽しそうに話していらっしゃいました。高嶋さんのルキーニの衣裳は12年前から同じものだそうですよ。
最後は、
「本当にミュージカルが大好きで、こうして初めてのミュージカルをこんなに凄い劇場でこんなに素晴らしい皆さんと一緒に、大好きな『エリザベート』という作品に出させていただいて本当に幸せに思っています。初めてだからといって甘える気持ちはなく、1日1日、毎日毎日成長できるように一生懸命頑張っていきます。素敵な『エリザベート』という作品を語り継ぐ一員となれるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」(大野)
「日々、ここに来て蘇り、最後には首を吊って死に、また翌朝蘇る。その時の相手やお客さまの醸し出すオーラで、日々を新鮮にやっています。言ってみればこれは陪審員ミュージカルなんです。...皆さん忘れてませんか?これは地獄の裁判なんですよ。皆さんは陪審員なんです。だからお客さまによって毎回毎回、公演が変わっていくので、9月まで舞台は続きますが、毎日違う。それを大切に噛み締めています。9月までよろしくお願いします」(高嶋)
「今、大野君の話をきいていて、私も初めてミュージカルに出たときの気持ちや、舞台が好きな気持ちというのを忘れちゃいけないなと思いましたし、高嶋さんのお話をきいて、積み重ねることも常に新鮮でいなければならないというのもすごく感じました。今回、本当にたくさんのことを学ばせていただきたながら舞台に立っています。高嶋さんの仰ったように陪審員(観客)の皆さんあっての『エリザベート』だと思います。9月までみんなで夏よりもアツい舞台をお届けしたいと思いますので、ぜひまた足をお運びください」(瀬奈)
とそれぞれがご挨拶して、トークショーは終了しました。
『エリザベート』東京公演は6月27日(水)まで帝国劇場にて。チケットは発売中です。
お得な《S席 お弁当付き・割引》チケットもご利用ください!
なお、アフタートークショーはこの後
・6月8日(金)13:30の部終演後
瀬奈じゅん/石川禅/古川雄大
・6月15日(金)13:30の部終演後
春野寿美礼/岡田浩暉/平方元基
が予定されています。トークショー該当公演のチケットもまだご購入いただけます。
さらに第3回トークショーのある6月8日(金)13:30は《S席 お弁当付き・割引》チケットもあります!
その後7月5日(木)から26日(木)に福岡・博多座、
8月3日(金)から26日(日)に愛知・中日劇場、
9月1日(土)から28日(金)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演されます。