『エリザベート』、本日は5月27日に行われたマテ・カマラスさんのサイン会の模様をお届けします。
母国ハンガリー、そして本場ウィーンでもトート(死)を演じたマテさん。
今回の日本版は、彼にとって3つ目の言語でのトート役です。
マテさんの日本公演にかける意気込みなどは開幕前に行ったインタビューをご覧ください。
さて今回の日本版への参加にあたり、最大のみどころは"僕が日本語で演じる"こと、だと以前お話されていたマテさん。
その言葉どおり、どんどん上達する日本語に脱帽です。
この日のサイン会も、お客さまと日本語でコミュニケーションをとっていました。
ひとりずつに、「こんにちは」「ありがとう」「今日観てくれましたか?」等々、笑顔で声をかけていくマテさん。
小学生くらいのお子さんもチラホラといて、そんな子には目線をさげて「何歳?」と訊いたり。
ルドルフのコスチュームを着たくまのぬいぐるみを持っているお客さまもいらっしゃいました。
手作りだそうで、正面からも撮らせていただいちゃいました。
この日のサイン会には280人以上が並び(マテさんのポストカード購入者を対象にしたサイン会でした)、1時間以上の長丁場になりましたが、「マテ、疲れてない?」というお客さまには「明日休みなのでだいじょうぶ!」と返したりと、ホントに日本語堪能です...。
「マテさんと同い年なんです」というお客さまには「じゃあ25歳だね!(笑)」というジョークまで!そしてせっかくの機会ですので、マテさんにインタビューも敢行してきました。
--初日はどんな心境でしたか?
「心配しました。とてもエキサイトしていたんですが、同時に不安もありました。皆さん期待もされてたと思いますし、日本語がどれだけできているかという気持ちもあったと思うので、正直プレッシャーも感じていました」
--でもカーテンコールでマテさんにはひときわ大きな拍手でした。
「とても達成感がありました! やりとげた、というほっとした気持ちと、どっと疲れも出ました。それに母親も、リーヴァイさんもいましたし。でも皆褒めてくれてすごくほっとしました」
--ビジュアルが日本版はウィーン版とまったく違いますね。あの扮装をしたお気持ちはいかがですか?
「今回初めて自分でメイクアップするという経験をさせていただいています。この日本バージョンは今までにやった中で一番特別じゃないかと感じています。初来日した時から日本でミュージカルに出られたら、という夢を持っていましたのでその夢が今回かなって凄く嬉しい。『MITSUKO』でも経験させていただきましたが、その時よりさらにいっぱい学んでいることがあってとても楽しいです」
--春野さん、瀬奈さん、ふたりのエリザベートの印象は
「とても違う(日本語で)。比較というのは難しいですが、それぞれパッションとエネルギーの持って行き方が違うように思います。おふたりとも共演していてとても楽しい。3人のトートもヤマグチサン、マルチャン、ミー、全然違いますので、おふたりもそれぞれのトートとの違いを楽しんでいるんじゃないでしょうか」
--今回の日本版『エリザベート』を演じるにあたってマテさんが一番大切にしていることは何ですか?
「一緒にがんばろう(日本語で)。みんなと一緒に力を合わせるということ。日本人はやっぱり他の国の人と違って厳格な気がします。すごくみなさん正確。ヨーロッパの人はざっくりなところがあるので...。すごく精密な部分がありますが、一方で皆さん心が本当に広くて、家族的雰囲気の中でやっています」
こちらは劇場内のマテ・トートのポスターとマテさんのツー(?)ショット。
貴重~!
『エリザベート』東京公演は6月27日(水)まで帝国劇場にて。チケットは発売中。
お得な《S席 お弁当付き・割引》チケットもご利用ください!
その後7月5日(木)から26日(木)に福岡・博多座、
8月3日(金)から26日(日)に愛知・中日劇場、
9月1日(土)から28日(金)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演されます。