■『エリザベート』への道 2012 第23回■
『エリザベート』開幕から1週間がたちました。
開幕してからも、まだまだこの連載は更新しますよ!
本日は最新の舞台写真が到着しましたので、ご紹介いたします。
エリザベート役は春野寿美礼さんと、瀬奈じゅんさん。
春野さん扮するエリザベートは、小さな頭にドレス姿がとても似合い優雅な外見に相対し、とてもプリミティブな印象。
精神的に未熟なまま宮殿に入ってしまった少女が、自分の感情のまま周囲の状況に対応していく...ようなストレートさが新鮮です。
セリフで語る内容と心情に差異がなく、一見幼稚にすら思えるのですが、意外と実際のエリザベートはもしかしたらこんなタイプだったのかも、と思わせられる、妙に説得力があるエリザベートでした。
(写真...エリザベート/春野寿美礼、トート/マテ・カマラス)
『エリザベート』開幕から1週間がたちました。
開幕してからも、まだまだこの連載は更新しますよ!
本日は最新の舞台写真が到着しましたので、ご紹介いたします。
エリザベート役は春野寿美礼さんと、瀬奈じゅんさん。
春野さん扮するエリザベートは、小さな頭にドレス姿がとても似合い優雅な外見に相対し、とてもプリミティブな印象。
精神的に未熟なまま宮殿に入ってしまった少女が、自分の感情のまま周囲の状況に対応していく...ようなストレートさが新鮮です。
セリフで語る内容と心情に差異がなく、一見幼稚にすら思えるのですが、意外と実際のエリザベートはもしかしたらこんなタイプだったのかも、と思わせられる、妙に説得力があるエリザベートでした。
(写真...エリザベート/春野寿美礼、トート/マテ・カマラス)
対して、瀬奈さんのエリザベートは1シーンごとの感情が丁寧に作りこまれていて、エリザベートが今どう思っているのか、何に悩んでいるのかが手にとるようにわかり、観ていてとても共感してしまうタイプ。
少女時代の弾けるような笑顔も、自らを孤独に追い込んでいく切ない晩年も素敵です。
(写真:エリザベート/瀬奈じゅん、マックス/今井清隆)
トート役は山口祐一郎さん、石丸幹二さん、マテ・カマラスさん。
山口さんはさすがの安定感。
舞台に登場しただけで圧倒されるオーラがあります。
「最後のダンス」の迫力も健在です。
(写真:エリザベート/春野寿美礼、トート/山口祐一郎、フランツ/石川禅)
石丸さんは前回(2010年)よりは端整な方向ですが、それでもやっぱり、湿度があるトート。
エリザベートを絡めとろうとする"死"ですね。
(写真:エリザベート/瀬奈じゅん、トート/石丸幹二)
マテさんはパッショネイトなトート!
エリザベートを何がなんでも俺のものにするんだ!!という激しさがあります。
彼の最大の挑戦だとういう"日本語"に関してもすべての歌詞がクリアで、それもカタカナではなく、きちんと漢字+ひらがなの日本語に聴こえました。
(写真:トート/マテ・カマラス)
ルキーニは高嶋政宏さん。
初演からシングルキャストで演じています。
高嶋さんのルキーニはニヒルで粗野なのですが、今回は今まで"崩して"いたところを元に戻したりしているようで、例年より冷静さが際立ち、そのことが作品全体を少し大人っぽい印象にしているようです。
(写真:ルイジ・ルキーニ/高嶋政宏 ルドルフ/加藤清史郎)
こちらは石川禅さん扮する皇帝フランツ・ヨーゼフ、寿ひずるさん扮する皇太后ゾフィー。
こちらは岡田浩暉さんのフランツと、杜けあきさんのゾフィーです。
皇太子ルドルフは大野拓朗さん、平方元基さん、古川雄大さん。
(写真:トート/マテ・カマラス、ルドルフ/大野拓朗)(写真:トート/マテ・カマラス、ルドルフ/平方元基)(写真:トート/山口祐一郎、ルドルフ/古川雄大)
公演は9月28日(金)の梅田芸術劇場の千秋楽まで、まだ4ヵ月以上続きます。
今回も色々な組み合わせで楽しめますので、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてください。
東京公演の《S席 お弁当付き・割引》チケットは本日より販売開始です!
山口さんはさすがの安定感。
舞台に登場しただけで圧倒されるオーラがあります。
「最後のダンス」の迫力も健在です。
(写真:エリザベート/春野寿美礼、トート/山口祐一郎、フランツ/石川禅)
石丸さんは前回(2010年)よりは端整な方向ですが、それでもやっぱり、湿度があるトート。
エリザベートを絡めとろうとする"死"ですね。
(写真:エリザベート/瀬奈じゅん、トート/石丸幹二)
マテさんはパッショネイトなトート!
エリザベートを何がなんでも俺のものにするんだ!!という激しさがあります。
彼の最大の挑戦だとういう"日本語"に関してもすべての歌詞がクリアで、それもカタカナではなく、きちんと漢字+ひらがなの日本語に聴こえました。
(写真:トート/マテ・カマラス)
ルキーニは高嶋政宏さん。
初演からシングルキャストで演じています。
高嶋さんのルキーニはニヒルで粗野なのですが、今回は今まで"崩して"いたところを元に戻したりしているようで、例年より冷静さが際立ち、そのことが作品全体を少し大人っぽい印象にしているようです。
(写真:ルイジ・ルキーニ/高嶋政宏 ルドルフ/加藤清史郎)
こちらは石川禅さん扮する皇帝フランツ・ヨーゼフ、寿ひずるさん扮する皇太后ゾフィー。
こちらは岡田浩暉さんのフランツと、杜けあきさんのゾフィーです。
皇太子ルドルフは大野拓朗さん、平方元基さん、古川雄大さん。
(写真:トート/マテ・カマラス、ルドルフ/大野拓朗)(写真:トート/マテ・カマラス、ルドルフ/平方元基)(写真:トート/山口祐一郎、ルドルフ/古川雄大)
公演は9月28日(金)の梅田芸術劇場の千秋楽まで、まだ4ヵ月以上続きます。
今回も色々な組み合わせで楽しめますので、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてください。
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