10月1日、劇団四季『オペラ座の怪人』東京公演が開幕しました。
東京公演は4年半ぶり。
前日の9月30日には公開舞台稽古が行われました。
『オペラ座の怪人』はガストン・ルルーの小説を原作に、アンドリュー・ロイド=ウェバーの流麗な音楽が彩る世界的大ヒットミュージカル。
世界で145都市以上で上演され、その総入場者数は1億3千万人を超えると言われています。
初演は1986年10月9日のロンドン。
今年は作品誕生から25周年のアニバーサリー・イヤーで、ちょうど東京公演が開幕する10月1日・2日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで大々的な記念公演が行われるのも話題になっています。
物語の舞台は19世紀のパリ・オペラ座。
オペラ『ハンニバル』の舞台稽古中、突然舞台背景が落下、皆が"オペラ座の怪人"の仕業だと騒ぐ中、プリマドンナのカルロッタが役を降りてしまう。
代わりに舞台を務めたのはコーラスガールのクリスティーヌ。
その歌声に喝采を浴びる彼女は幼なじみの伯爵・ラウルと出会い再会を喜ぶも、楽屋の鏡の中から現れた怪人が彼女を地下へと誘い...。
音楽だけでなく、舞台セットも重厚で美しい『オペラ座の怪人』。
特にこのシャンデリアはオープニング、そして1幕ラストでとても印象的に登場。生の舞台ならではの大迫力です。
この日の舞台稽古に出演したファントムは、大山大輔さん。
新・ファントムが登場するのは、5年ぶり!
プロフィールによると、なんとまだ20代です。若いっ!
オペラ界で活躍されている方で、この日も張りのあるバリトン・ボイスを響かせていました。
その大山さんは、
「初めて怪人役を務めます。『オペラ座の怪人』はまもなく、ロンドン初演から25周年という節目を迎えます。この記念すべき年に、怪人役を務めさせていただけることを大変光栄に思います。作品は豪華絢爛にして、流麗で重厚な旋律を湛える傑作です。真摯に役と向き合い、作品の感動をお届けしたいと思います」
とコメント。
クリスティーヌ役は笠松はるさん、ラウル役は中井智彦さん。
ともに、この役では、東京初登場です。
笠松さんは
「私の演じるクリスティーヌ役は、ふたりの男性の間え揺れ動く女心を表現する難しい役どころですが、演じるたびに様々な発見があり、とてもやりがいを感じています。世界を魅了し続けるこの作品を、ぜひこの機会に多くの方にご堪能いただきたいと思います」
とコメント。
可憐なクリスティーヌに、ハンサムなラウル。
怪人との緊張のトライアングルに、ドキドキします。
『オペラ座の怪人』って、舞台だけでなく映画を含んだ歴史上の興行で、最高の興行収入を記録してるんだそうですよ。
妖しく切なく、豪華絢爛で美しく、そして哀しい愛の世界をぜひ!
チケットは来年1月公演分まで発売中です。
こちらはカーテンコールのひとこま。↓