2011年8月26日アーカイブ

●よこやまのステージ千一夜●


東京では残暑もそろそろ打ち止めといった感で、いよいよ秋の気配。
この秋、個人的に楽しみにしているのがフェスティバル/トーキョーでして、ちょっとご紹介したいと思います。

フェスティバル/トーキョーは今回で4回目となる舞台芸術のフェスティバル
国内外の先鋭的な作品が多数紹介され、新しい演劇表現が沢山見られる場所でもあります。

また、今年は東日本大震災という途方もない悲劇が現実となり、
演劇に限らず、ものを作る人々にとっては、新たに生み出したものが否応なしに震災と関連付けられてしまう難しい年になりました。
新作を書き下ろす際は、
震災に触れないと何故触れなかったのかと観客から言われてしまいそうだし、
触れたら触れたでそんな直接的には触れてほしくないと言われてしまいそうで。

作品作りにおいて、震災とどう向き合うか。

演劇という表現形態だからこそ、とてつもない現実に対して一歩引いた形で表現できないか。

多くの作家さんが作品作りでもがく中、先月のフェスティバル/トーキョー会見
次回作についての思いを淡々と語った遊園地再生事業団宮沢章夫(※)さん。

ft 001_hosei.jpg

ニュースも既に配信しましたが、書ききれなかった多くのコメントをここでご紹介します。

...宮沢章夫さんは、雑誌「ぴあ」最終号にもコメントを寄せていただきましたね

「本日の稽古は採寸も...」
一昨日の写真は、畳の部屋で稽古するところでした。
お休みあけの今日は今回の前半にほとんど稽古で使った稽古場です。
ここは他の団体もよく使う施設で、フローリングの広めですが本当は工作室です。
9月からは会場となるスタジオに入り、舞台を作っての稽古ですが今はエリアを
テープで仕切る"場ビり"の状態で、代用品を使って稽古してます。
椅子を並べたり、積んだりしてますが、これがどんなものになるかお楽しみです。

役者の演技を見て自分の演出プランを伝え、時には個人的に細かい部分を説明した
りします。普段は蓬莱からされてることですが、当然のことながら蓬莱とは
違うってことはあるけど、これが真剣勝負!?です。

舞台に必要なセットや衣裳など、製作するものの採寸が始まりました。
ここで我が座長の鮮やかで厳しい仕切りが...
メジャーを手に、的確に質問をされるも、演出より緊張感のある時間です。
明日は衣裳担当の坂東さんが稽古で動く役者を見て、プランの確認をして製作作業に入っていきます。

modern34.jpg

modern35.jpg

「艱難辛苦を乗り越えるとそこは...」

どん底スナイパー。
旗揚げ公演の気分。
劇団立ち上げた事ないけど。俺。
あ、どうも。モダンスイマーズの小椋毅と申します。
何せ、モダンスイマーズの奇才。古山憲太郎さんの作・演出。
台本の第一稿を読み、?。?。?。
だいじょーぶか...? これ?
覚悟していたにも関わらず、ここまで大変な稽古になるとは思っていなかった。
ま、大変な稽古を乗り越えた作品ほど、結果的に面白かった気がする。たぶん。
だから、観に来た方がいいと思います。

チケット情報

『自作自演』の演目が決定!

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●竜太郎の演劇かわらばん●

異世代劇作家リーディング『自作自演』をご存じでしょうか。
これは、"語る"ことでさらなる作品探求をめざす東京芸術劇場の新企画、芸劇+(プラス)トークのひとつとして開催される公演です。

世代の異なる劇作家2名が自作の小説を読み(各30分の予定)、後半は互いに感じたことを語り合う(60分の予定)構成で、9月3日(土)の第1回には岩松了と松井周が登場します。

iwamatsu.jpg        岩松了

matsui.jpg         松井周  (C)岩村美佳


どんな自作を読むのか気になるところですが、このほどリーディング作品が発表されました。




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