【演劇ニュース】
3月12日(土)の九州新幹線全線開業に伴い、現在大規模工事を行っているJR博多駅。いよいよ3月3日(木)には222の専門店が集まるアミュプラザ博多、阪急百貨店の九州初進出となる「博多阪急」などを要する日本最大の駅ビル「JR博多シティ」としてリニューアルオープン。そのシンボル的存在が、博多口外壁に設置された「博多大時計」だ。その大時計の点灯式が、2月22日に行われた。
式に出席したのは4月3日(日)にキャナルシティ劇場で開幕する劇団四季ミュージカル『ウィキッド』出演候補者の沼尾みゆき(グリンダ役)と江畑晶慧(エルファバ役)、そしてJR九州の石原進会長。セレモニーに先立ち、まずは『ウィキッド』出演候補者ふたりによるトークショーも開催された。『ウィキッド』は『オズの魔法使い』に登場するふたりの魔女を主人公にした物語。ふたりは、お互いに劇中で使う魔法の道具の説明なども交えながら、作品の魅力について語りあった。その後、石原会長と3人で点灯式へ。江畑が魔法の呪文を唱え、3人で魔法のつえを時計にかざすと緑の光線があらわれ、博多大時計が白く浮かび上がった。
JR九州の石原進会長は「駅に時計が欲しいとの声が多く、特注で直径6メートルの大きなものを作った。裏はカフェになってるので、ぜひご利用を。また、博多駅からもほど近いキャナルシティ劇場での『ウィキッド』もぜひご覧ください」と挨拶。四季のふたりも「福岡は5年ぶり。久しぶりに来たら、駅がこんなに変わってて驚いた。さらに賑やかになって福岡で公演できるのが楽しみ」(沼尾)、「『ウィキッド』は物事は見方によって、いろいろ見え方が違うということを教えてくれる作品。ぜひ皆様もそれぞれの見方で楽しんで」(江畑)と、それぞれ思いを語った。
劇中ではこの博多大時計にそっくりの時計も出てくるということなので、劇場ではそちらもチェックしたい。公演は4月3日(日)より福岡・キャナルシティ劇場にて。チケットは発売中。