【ニュース】真琴つばさの"理想の恋愛像"とは?

【演劇ニュース】

舞台『愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~』が2月10日、東京・青山劇場で開幕した。真琴つばさと湖月わたるがWキャストで主演するのをはじめ、メインキャストの8名がすべて元宝塚トップスターであることも話題。共演の女性アンサンブルもすべて宝塚OGという"本職"が、戦中戦後を生きたタカラジェンヌの物語を綴る。

作品はフジテレビ系で放送されたオリジナルドラマを、ドラマと同じく大石静が脚本を手掛け2008年に舞台化、全国で11万人を動員した人気作。真琴つばさら新たなキャストも加わった、2年ぶりの再演だ。1939年、雪組のトップスター・リュータンこと嶺野白雪(真琴・湖月のWキャスト)に憧れる少女たちが宝塚歌劇団を受験し、入団する。それぞれの事情を抱えながらも厳しいレッスンを積む橘伊吹(彩輝なお・貴城けい)、星風鈴子(星奈優里・陽月華)、紅花ほのか(紫城るい・彩乃かなみ)らだが、戦争は次第に激化。歌劇団も、検閲の入った脚本での上演、劇場の閉鎖、そして戦地への慰問へと公演形態が変わっていく......。


舞台『愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~』開幕
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戦時下の混乱を舞台にしながらも重くなりすぎず、全編にわたって飽きさせない作品。登場するタカラジェンヌたちが魅力的で、悩みや恋などのいわば裏の顔を描きながらも、さらに一層宝塚という世界への憧れを掻き立てられる。10日に行われた公開舞台稽古には真琴、彩輝、星奈、彩乃が出演。真琴は厳しくも愛情深い姉御肌なリュータンにピッタリ。演出家・影山(岡田浩暉)への恋心で空回りする姿もコミカルで可愛らしい。陰のある伊吹役の彩輝、病気を抱える鈴子をストイックに演じる星奈、天真爛漫なほのかを豊かな表情で演じた彩乃、みなハマリ役であるとともに、元トップスターらしい華で舞台を彩る。

舞台稽古前に行われた会見では、真琴が「めっちゃいい作品。この舞台に出れて幸せ」、湖月が「みんなキラキラしていてすごくいい!」とそれぞれ公演をアピール。また、2月14日が目前ということもあり、娘役から男役へチョコレートが贈られたほか、話題もバレンタインのことに集中。「理想の恋愛像がこの物語にあるの! 友だち感覚で結ばれる、みたいな......」と結婚への憧れを真琴が話せば、「舞台上では最高のプロポーズをされるんですけど......ないですね、まだ(笑)」と湖月が語るなど、現実はまだまだの様子。むしろ「ホテルのベッドがチョコで埋まったことがあります」(湖月)、「去年400個もらったんですが、やっとこのあいだ食べ終わった(笑)」(真琴)、「賞味期限の早いものからより分けておきますよね」(湖月)など、世の男性の嫉妬を買いそうな発言が満載だった。

東京公演は2月27日(日)まで同所にて。その後、3月19日(土)・20日(日)の大阪・梅田芸術劇場 メインホールなど、全国各地でも上演される。チケットはいずれも発売中。

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