『レ・ミゼラブル』会見こぼれ話(2)

●ヒラノの演劇徒然草●

(1)に続いて、先週行われた『レ・ミゼラブル』製作発表レポートです。
帝国劇場の舞台での会見のあと、報道陣の前で"囲み取材"が行われました。

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まずジャン・バルジャン4人衆。

「初演から続いてきた演出も今回が最後になるというので、とっても大きな節目に参加できるということで期待でいっぱいです」(山口祐一郎)

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「人間だったら、100年生きるのはなかなか大変なことじゃないですか。100年前からここにある帝国劇場のお祝いの年に、大好きな『レ・ミゼラブル』に僕が出演できる...本当に光栄だなと思っています」(別所哲也)
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「(スペシャル・キャスト公演では)『レ・ミゼラブル』の歴史を最初に作った人たちとまたご一緒できる、というのが光栄に思います。身が引き締まります」(今井清隆)

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「僕はまだ半分も生きていないので、100周年ときくと気が遠くなる。(この日の会見で)帝国劇場で初めて歌ったので、身が引き締まる思いです。これから気合いを入れつつ頑張っていきたいと思います」(吉原光夫)
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ジャン・バルジャンは大男という設定なので当然といえば当然なのですが、皆さん、大きい。
別所さんも、他の3人を見て「今思ったんですけど...僕こんなに大きいんですか?」報道陣に逆質問を(笑)。

そして最後は山口さんからのご指名で、ニューフェイス・吉原バルジャンが「素晴らしい先輩方と同じ役をやります! ジョン・ケアードの演出版、最後になりますので、4人とも気合を入れてがんばりますのでぜひ劇場にいらしてください......って、(新人の)僕が言っていいんでしょうか(笑)」と締めていました。

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また「すごくお世話になっているこの帝国劇場の100周年目に、こうして『レ・ミゼラブル』でまた出演させていただく。重みを感じます」という森公美子さん、

「妻が持ってきた新聞の切り抜き(キャストオーディションの告知)を見て、自分で書類を作って応募した。今ここにいることが嬉しくてたまりません」という三波豊和さん、

「私もオーディションのことも前回の製作発表のことも昨日のことのように覚えています。またここに同じようにいることができて、本当に嬉しい」という神田沙也加さん、

「2004年にはじめて帝劇に出させてもらったので、まだまだ新米ですが、100周年の記念のときに大好きな『レ・ミゼラブル』でステージに立てるのはすごく嬉しいです」という知念里奈さん、の4名がご一緒に登場。

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ここではやはり、コゼット、エポニーヌときて、本作中で3役目のファンテーヌに挑む知念さんに話題が集まりました。
「この短い間に3役もってすごいよね、出世魚みたいだよねえ(笑)」と森さん。「その次はマダム・テナルディエだね!」とのことでした(笑)
数十年後にはあるかも!?
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さらに、原田優一さん、中山エミリさん、平田愛咲さん、上原理生さんという、この日の製作発表で劇中歌を披露した4名は...。
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「緊張しました。本番とは違った緊張でした。でも楽しんでできました」という原田さんに対し、

中山さんは「怖かったです。ほんと怖かったです。私ひとり素人みたいで。みなさんに追いつこうと努力中ではあるのですが、製作発表で歌うというシステムを知らなくて(笑)。来年までに頑張ればなんとかなると思ってたのが年内まさかの11月!(にお客様の前で歌うとは)」悲鳴の声を。そして「でも来年まで、また少し時間があるので、さらにコゼットに近づけるよう努力していきます」と意気込みを話してました。

またオーディションについても話が及び、子役時代からこの作品に出演している原田さんが「子どもの頃から知っているキャストの方もスタッフの方もいますし、オーディションでも"成長の証を見せにきました"みたいな感じでやっています」と話せば、

「羨ましいです...。私はこの作品が好きすぎて、絶対やりたい気持ちが強かったのでど緊張していました。最後に『ありがとうございました』と言われたとき、『あ、あたしいらなかったのかな...』とちょっと思いました...」と平田さん。

上原さんは「大好きな作品で、受けるからには受かりたいという気持ちだったのですが、(一次審査、二次審査と)終わるたびに『あぁ、落ちたな...』と思ったら最後まで行って。オーディションで、ジョンさんが腕組みしながら、たまに『グレイト』『ビューティフル』とか言うんです。でも自信がないのでお世辞だろうと思ってたのですが、この場に立てています」。

皆さん、本当にこの作品が好きなんだなあ、というのが伝わってくる発言のオンパレードでした。
ニューフェイスの皆さん、(もちろん続投メンバーの皆さんも!)本番を楽しみにしています!

公演は4月8日(金)から6月12日(日)まで(プレビュー公演含む)です。

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