はじめまして、キムユスと申します。散歩道楽という劇団に所属しています。FUKAIPRODUCE羽衣にはライブを含め今回で6回目の参加になります。
ああ、そんなになるのか、みなさまありがとうございます。
今回『も字たち』というタイトルの通り、糸井さんの紡ぎだす、もう心も身体もぎゅんぎゅんする素敵な文字達が主役なので、私的には『も字たち』なんてタメ口で呼ぶのは恐れ多いのです。
だから台本も『御も字様たち』と書き換え神棚に祀り、も字たちを一文字ずつ紙に写しては喰らい日々稽古に励んでいます。
そう、ウソです。
でも気持ちはウソでありません。本当に素敵なも字たちなのです。だから、ひともじひともじよく舌で味わい、何度も噛み締めて、呑み込んだら消化して、消化したらまた戻して発酵させて、皆様にも字たちを吐き出し、も字たちを堪能していただけたらと思っています。
あれ、牛みたいだ。
そしてお次も、私なんかがご紹介するのは恐れ多く、一緒に舞台に上がれるのがとても幸せな、ミスター羽衣・藤一平さんです。
もう個人的には説明するの野暮です。別次元です。そんな方です。
特徴としましては、時に愛の紳士。時に駄洒落好きな助平おじさん。海底にまで届きそうな深く低い声。哲学的な佇まい。チャーミングな笑顔。少年の様な眼差し。伯爵。ショーン・○ネリー似。白髪。私の父とあまり年齢差がない。なのに激しく動いてしまう情熱。
舞台上で見かけたら気を付けて下さい。目を離せなくなりますから。
プレビューまであと5日。