2010年11月 7日アーカイブ

小嶋一郎の『自殺対策基本法』に出演する島田健司と申します。座・高円寺という劇場の「劇場創造アカデミー」という学校(?)に所属しております

なんでも好きなことを書いていいと言われたので、何にしようかとあれこれと悩み「よしこれにしよう」と決めたとたんに小嶋さんから「これについて書いて」と、お題が出た。だから予定していた『僕がチクワを好きな理由』というチクワについての僕の論考を一たん破棄して『なぜ僕が演劇をしているのか』ということについて書きます。ちなみに、チクワについては前述の『僕がチクワを好きな理由』と合わせて『チーズ入りチクワに見る日本と西洋』『チクワの簡単クッキング~その空虚を我々は何をもって埋めるべきなのか?~』という3回シリーズになる予定でした。

自分の気持ちについて誰かに質問されたとき僕は「うーん・・・」としか答えられないことが多い。そのたびに「自分がない」とか「何も考えてない」と怒られるのだけど、事実その通りなのだと思う。反省してます。反省はしているけど、なんかもうどうしようもないです。だから『お前は何で演劇をしているのか?』という今回の質問にたいする僕の解答は

「うーん・・・」

です。

小嶋一郎作品に出演する愛媛県出身の役者、山本清文が自問自答します。
なぜ演劇をやっているか。
演劇、舞台芸術に可能性を感じているから。

ではその『可能性』は何か。

『可能性』はひとつではない。

では、私はどのような『可能性』を追求しているのか。

それは、圧倒的な舞台作品を提示すること。

では『圧倒的』とは何か。

・・・。

それがわかんないっすよね~。

はじめまして。
小嶋一郎『日本国憲法』『自殺対策基本法』に出演する黒田真史(まふみ)といいます。

題名を見ても、名前を見ても、宣伝写真を見ても不明な部分が多い私たちだと思うので、これから本番までの間、このブログを通して、少しずつみなさんに知ってもらいたいと思います。

今日は、稽古場で生まれたキーワードを頼りに、『日本国憲法』がどんな作品なのかを紹介したいと思います。これを通して稽古場で私たちがどんなことに興味を持って、取り組んでいるのかをお伝えできたら、と思います。

「トロ」
江戸時代以前はマグロと言えば「赤身」のことで、「トロ」という部位は食べずに捨てられる部位だったそうです。それをある時食べてみたらおいしくて、高級品としての現在に至るそうです。
つまり、演劇において従来見せ物にならないと切り捨てられていた部分の中にこそ、今まで気付かなかった面白みがあるぞ!みたいなことです。
「演劇」でも「ダンス」でもなく、「人間を見せる」こと、やってます。

「人と人が見つめ合っているだけでいい」
上記のトロの一例です。
普段、人と人が見つめ合っているのをじっくり見れる機会なんてありません。よね?
演劇でも、それだけをやったらブーイングですよね?でも、やってしまいます!(もちろんそれだけではありませんが、かなりじっくりとやります。)
一見止まっているように見えるけれど、よく見ると、実は刻一刻と関係性が変化していっている、それを眺める良さを感じてほしいのです。

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