劇団山の手事情社 vol.13  from 植田 麻里絵

「ルーマニアの香り」

タイタスアンドロニカスの通し稽古が行われた。
去年シビウ国際演劇祭で評判だった作品。
新キャストも加わりちょっと変化しているものの、
真弓さんの第一声で芝居がはじまった瞬間
懐かしい、ルーマニアの空気が思い出される。

タイタスは、シビウ、ブルチャ、ブカレストの三都市で上演された。
シビウは、古い町で、ハーメルンの笛吹きに出てくるような町並み。
ブルチャ、日本で言うベットタウンみたいな雰囲気。
ブカレストは都会である。
それぞれの町の所々に東の香りが残る。
飾りっけのない建物に、暗い蛍光照明。
便座の取れた便器に蛇口から出る飲めない黄色がかった鉱水。
崩れた建物に、ペイントされた文字。
おしっこ臭い壁。
ラテンの血が交じる陽気さを持った人々。
ジプシー音楽。
(私の好きなところをあげてますので、ちょっと印象が偏ってしまうかもしれませんが・・・)
・・・たまらん。
私はすっかり、ちょっと暗く寂しい感じのあるこの国に魅了された。
そこで上演されたタイタスアンドロニカス。
復讐劇であり、登場人物のほとんどが死ぬ。
野蛮さや悲惨さがこの国の歴史とかぶる。
海外で公演すること、その場所で何かをもらう。
一皮剥けたといっても良い、海外でバージョンアップしたタイタスアンドロニカス、ならびにオイディプスをご覧あそばせ!

ああ、ルーマニアの香り

yamanotej13.jpg


「オイディプス王」
ハンガリー公演ダイジェスト版
YOU Tubeに アップしました。


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