やけにたくさん笑いが起きる回と、そうじゃない回がある。
稽古はかなりみっちりやってきたので、回によって芝居の出来が大きくぶれることもない。
それでも反応は毎回違う。
コメディを作ったつもりもないので、
笑いが起きる起きないで動揺することはないが不思議には思う。
客席に笑いのペースメーカーがいるかいないかの差なんだとも思う。
一人でも大声で笑う者がいれば、他の者もそれを追う。
そういえば、昨日はあるシーンで一人の観客が悲鳴を上げたが、
それに合わせる者はいなかった。
悲鳴は笑いに比べて長く続かないからフォロワーを生みにくいんだな......
などと、役に立つのかどうかわからない分析をした。
パティシエで、『RUR(エールウーエール)』という店をやっている弟が、
劇団10周年を祝ってケーキを作り、劇場に持って来てくれた。